『地縛少年花子くん』に登場する赤根葵は、過酷な宿命を背負っていました。幼なじみの蒼井茜は、命がけで葵を守ろうとします。
この記事を読むとわかること
- 赤根葵の「死亡」とその背景
- 葵と茜の重いが交錯する名シーン
赤根葵は本当に死んでしまったのか?
赤根葵が死亡した背景には、「七不思議」や「生贄」といった不思議な存在との関わり、そして友人たちとの深い絆がありました。
ここでは、葵の「死」とされる場面を振り返り、彼女の運命に隠された真実を探ります。
六番に連れ去られた葵
宿泊学習のさなか、学園七不思議の六番シニガミに葵が攫われました。
「ぼくらの生贄になってもらいます」
その身を「境界の維持」のため捧げるよう強いられる葵。彼女は、特殊な血筋を持った存在でした。
「生贄」の真意と七不思議
赤根家は、古くから生贄を出すことで土地を守ってきた家系です。
葵の「生贄」としての役割は、七不思議の世界における秩序を保つための鍵であり、その死は怪異と人間世界の分断を意味します。
葵の死で寧々が救われる?
赤根葵が死亡すると「断絶」が発生し、怪異と人間世界のつながりが絶たれます。
この現象により、怪異と契約したことで寿命を縮めた八尋寧々が救われるというのです。
つまり、葵の死は寧々の延命にもつながるのです。
葵と茜の関係に隠された本音
赤根葵の幼なじみ蒼井茜。彼の深い想いと、葵の葛藤が交差します。
幼なじみ茜の一途な行動
茜は、葵を守るために「時計守」という重い役目を背負いました。さらに、命の危険を顧みず六番の領域へと踏み込みます。
その行動のすべては、葵を失いたくないという一心によるものでした。
「誰も見てくれない」葵の孤独
六番の領域で、茜の求婚に初めて応じる葵。
驚く茜に、「って言ったらどうせがっかりするくせに」と返した葵。本当の私はそんなに立派じゃない、誰も本当の自分を見てくれない、と心情を吐露します。
「嫌いだった」からの・・・
茜は「本当は、君のことずっと嫌いだった」と告白します。
「誰も本気で君と関わってくれないのは、君が誰とも本気で関わろうとしないからでしょ」
それは、葵のすべてを知ってなお、本気で好きでい続けたいという強い想いでした。
涙を流す葵に、茜は一生好きだと伝えます。
すでに生者ではなくなっていた
茜が葵にキスしようとしたところで、輝が現れました。ふたりを救うために来てくれたのです。輝は怪異と戦い、現世への道を開いてくれました。
無事に学園に戻った茜でしたが、葵とつないでいたはずの手には、何もありませんでした。
狼狽する茜に、あの場所に足を踏み入れた時点で葵は生者ではなくなっていたのだと、輝が告げました。
この記事のまとめ
- 赤根葵は「生贄」として六番に連れ去られた
- 葵が死亡して「断絶」が起これば、寧々の寿命が延びる
- 幼なじみの蒼井茜は、葵を必死に救おうとする
- 葵と茜の想いが交差する
- 輝が現世への道を開いてくれたが、戻った茜のそばに葵はいなかった
コメント