異世界に転生した少女が本に囲まれた生活を目指して奮闘する人気ライトノベル『本好きの下剋上』は、2023年12月に最終巻が発行されました。この記事では、最終巻や作品全体の見どころについて紹介します。
この記事を読むとわかること
- 小説最終巻で描かれたローゼマインの夢の結末
- フェルディナンドとの婚約
『本好きの下剋上』小説最終巻の見どころ
『本好きの下剋上』は、2023年12月に 原作小説の最終巻となる第五部「女神の化身Ⅻ」が発行されました。
最終巻の最大の魅力は、マインが長年の夢を叶えた姿と、フェルディナンドとの婚約を決めた場面です。
ローゼマインが叶えた夢のかたち
本が好きだった日本人女性が転生した異世界は、本どころか文字も存在しない世界でした。
本がないなら自分で作るという大望を抱いた彼女は、病弱な身体で無謀な挑戦を続け、しばしば情熱のあまり暴走します。
平民から貴族、そして領主へと下剋上を果たしたローゼマインは、自身の領地となったアレキサンドリア(元アーレンスバッハ)に図書館を設置し、自らの理想郷を築きます。
フェルディナンドと婚約し、ともに歩む
フェルディナンドは、ローゼマインが失った意識と記憶を取り戻すことに成功します。
その後、彼はローゼマインに婚約を申し出ます。彼女もそれを受諾し、アレキサンドリアの領主として共に歩む未来を選びます。
なお、婚約の段階で物語は終わっており、正式な結婚は貴族院を卒業する2年後となっています。
『本好きの下剋上』作品全体の見どころ
『本好きの下剋上』の魅力は多岐にわたりますが、物語全体に一貫して流れる「本を愛する情熱」の深さに心打たれます。
「本がないなら作ればいい」と前向き
『本好きの下剋上』の主人公ローゼマインは、死後本のない異世界に転生しました。
しかし、「本がないなら作ればいい」と仲間と共に努力を続け、ときには暴走して叱られながらも、「本に囲まれた生活」という夢に向かって走り続けます。
そして、ついに長年の夢をひとつの形にしたのです。
「好き」に向かって走り続ける力
最終巻には、「夢は行動と努力によって実現できる」という強いメッセージが込められています。
無謀でがむしゃらで、本を読みたいという思いに誰よりも一途なローゼマイン。
読み終えた後には、誰もがローゼマインのように自分の「好き」を貫いて生きてみたくなるような、不思議な力を感じさせてくれる名作でした。
この記事のまとめ
- 『本好きの下剋上』 小説の最終巻は、2023年12月に発行
- ローゼマインは、夢だった本に囲まれた生活を実現する
- ローゼマインはフェルディナンドと婚約、アレキサンドリアの領主になる
- 物語全体を通じて「好き」を貫く意志と情熱を描く
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