【佐々木とピーちゃん】打ち切り説は本当?それとも誤解?

アニメ

アニメ化もされた人気作品『佐々木とピーちゃん』に「打ち切りでは?」という噂が広まっています。

ここでは、その噂がなぜ生まれたのか、そして実際に打ち切りなのかを、時系列に沿ってわかりやすく解説します。

この記事を読むとわかること

  • 「佐々木とピーちゃん」打ち切り説の背景
  • 現在も小説・漫画・アニメが継続中である事実
  • 打ち切り説が誤解である根拠

冴えない中年サラリーマンと文鳥の物語

『佐々木とピーちゃん』はWeb小説から始まり、小説・漫画・アニメとメディア展開されている人気シリーズです。

「小説家になろう」「カクヨム」で連載

『佐々木とピーちゃん』は2018年末、二つの小説投稿サイトで連載を開始。無料で読めるWeb小説として、異世界と現代を行き来する二重生活という独自設定が注目を集め、徐々に読者を増やしました。

「冴えない中年サラリーマン×文鳥」という奇抜な組み合わせや、文鳥ピーちゃんの知性と毒舌のギャップが人気の火種となりました。

作品世界の構築が丁寧に進められ、熱心な読者からは「次巻が待ちきれない」という声も出始めます。

このような草の根的支持が、後の書籍化につながっていきました。

書籍化で美しいイラストが話題に

2021年、『佐々木とピーちゃん』はMF文庫Jより書籍化され、「趣味の小説」から「商業作品」へと大きく成長します。

書籍版は、カントク氏による美麗なイラストが話題を呼び、既存読者のみならず新規層の取り込みにも成功しました。

物語の緻密な構成とキャラクター同士の掛け合いが、紙面でも生き生きと描かれています。

書籍化を機に、Web連載との差別化が意識され、構成の見直しや加筆修正も行われました。

漫画版連載もスタート

さらに漫画版も「少年エースplus」で連載が開始され、メディア展開が一気に広がります。

漫画版はプレジ和尚氏によってコミカライズされ、原作に忠実な描写で着実にファンを獲得します。特に、アクションシーンやギャグパートのテンポの良さが高評価を受けました。

漫画から作品に入る読者も増え、作品全体の認知度がさらに拡大していきました。

アニメ第1期放送

2024年1月〜3月にかけて、待望のアニメ版が全12話で放送されました。アニメ制作はSILVER LINK.が担当し、キャラクターや世界観の魅力が視覚的に再構成されました。

アニメ第1期は原作3巻までの内容を描いており、視聴者からは「テンポがよく見やすい」「声優がハマっている」との評価が寄せられました。

アニメ独自の脚色も最小限に抑えられており、原作ファンからも好評を得ています。

アニメ第2期の制作決定

同年3月、アニメ第2期の制作決定が公式に発表されました。放送時期などは未定ながら、原作ストックの十分さと人気の継続が前提とされています。

『佐々木とピーちゃん』は、メディアミックス作品としての地位を確立したのです。

「打ち切り説」3つの背景

アニメ第2期の制作が決定している人気作にもかかわらず、なぜネット上で打ち切り説がネット上で広がっているのでしょうか。

「小説家になろう」から削除された

これは書籍化にともない、Web版無料公開を取りやめたためで、打ち切りではありません。なろう系作品では、たびたび見られる措置です。

「カクヨム」での更新が停止

連載が止まっているように見えますが、その理由は書籍版執筆への移行で、作品自体は継続中です。

アニメ第2期の続報が出ない

制作決定はされているものの、放送時期未発表のまま情報が出てこないため、一部のファンが不安を感じているようです。

実際はどうなのか?

打ち切りではないかという不安の声とは裏腹に、作品自体は順調に展開されています。

現在も小説・漫画・アニメすべてのメディアで継続中であり、むしろ今後の広がりが期待されています。

具体的には、以下のような動きがあります。

  • 原作小説:第11巻が2025年6月に発売
  • 漫画版:第5巻が2025年6月に発売
  • アニメ:第2期制作中

このように、打ち切りどころか拡大展開中というのが実情です。

一部の読者が見えにくい部分だけを見て早合点した、というのが噂の正体でしょう。最新情報を公式から正しくキャッチしたいものです。

今後も、アニメ第2期の放送時期の発表や、新刊12巻以降の刊行が期待されます。

この記事のまとめ

  • 打ち切り説は「小説家になろう」削除や「カクヨム」更新停止などが原因
  • アニメ2期発表後の続報なしで不安が拡大
  • 原作小説は11巻まで刊行されており継続中
  • 漫画版も連載中で、第5巻が2025年6月に発売
  • アニメ第1期は好評で2期制作も正式決定済み
  • 打ち切りの事実はなく、今も好調に展開中

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