【佐々木とピーちゃん】アニメがつまらないと言われる3つの理由

アニメ

異世界と現代が交錯するユニークな設定で話題となったアニメ『佐々木とピーちゃん』ですが、つまらないという声も聞かれます。

この記事では、なぜつまらないと感じた人が多いのか深掘りし、評価が分かれる理由や好評なポイントも解説します。

この記事を読むとわかること

  • アニメ『佐々木とピーちゃん』がつまらないと言われる理由
  • 構成・キャラ・作画に対する否定的な意見
  • 一部で評価されている魅力や視聴者層の違い

要素の詰め込みすぎ

アニメ『佐々木とピーちゃん』がつまらないと言われる最大の要因は、要素の詰め込みすぎです。

焦点がぼやける

原作小説が持つ多様な魅力をアニメに取り入れようとした結果、異世界転移・現代の異能力バトル・国家機関との関わり・スローライフ・魔法少女・悪魔と天使・・・

一見豪華に見えますが、話を追うたびに舞台や雰囲気が変わるため没入感を持続できず、「何を楽しめばいいのか分からない」という混乱を招きます。

主軸が見えない物語は、多くの人にとって「見るのが疲れる」作品となってしまったのです。

第2話以降の展開が雑多

第1話はテンポが良く、ピーちゃんの登場シーンや魔法が使えるようになる展開にワクワク感がありました。

しかし第2話以降は商売・国家機関へのスカウト・新キャラ登場と目まぐるしい展開で、視側側は感情を乗せきれず置いてけぼりになります。

「どこが面白かったっけ・・・?」

また、登場人物が多く、それぞれのエピソードがバラバラに展開されるため、印象に残る場面がほとんどありません。

さらに物語の山場があいまいで、結局どこが面白かったのか・・・?という疑問が残ります。

そのため、視聴中も視聴後も心が動かないのです。

登場人物の魅力が足りない

アニメ『佐々木とピーちゃん』がつまらないと言われる2つめの要因は、キャラクターの魅力が足りないことです。

成長や葛藤がみえない

主人公の佐々木は、ブラック企業で働く冴えない中年男性ですが、とくに大きな困難にぶつかることもなく、すべて都合よく進んでしまいます。

そのため、成長ドラマや内面的な葛藤がほとんど描かれず、「応援したい」という感情が芽生えにくいのです。

演じる杉田智和さんの演技も落ち着きすぎており、声が良すぎて逆に印象に残らないという皮肉な結果を招いています。

ピーちゃんのインパクトは尻すぼみ

第1話では、賢者なのに文鳥というユニークな設定で強烈なインパクトを残したピーちゃん。

しかし、展開するにつれて存在感が薄れ、ツッコミ役や知識担当といったよくある異世界ファンタジーの「サブキャラ」ポジションに収まっています。

女性キャラはかわいいが・・・

「お隣さん」や「二人静」など、かわいい女性キャラは登場するのですが、すぐに退場したり、数話にわたって出てこなかったり、ストーリーとの結びつきが弱く、魅力が活かせていません。

かわいいだけで終わってしまった、というのが率直な感想です。

作画と演出のクオリティが低い

アニメ『佐々木とピーちゃん』がつまらないと言われる3つめの要因は、作画と演出のクオリティーが低いことです。これは、アニメとして最も基本的な部分ともいえます。

バトルシーンに迫力がない

特に第2話以降に挿入されるバトルシーンは、動きにキレがなくテンポが悪いです。

敵との緊張感も感じられず、アクション作品としての見応えに欠けます。

EDが不気味で作品世界と噛み合わない

第3話から登場したED映像は、リアルな顔をした二頭身キャラが登場する異質な演出で、不気味です。

作品全体がシリアスでもギャグでもない中で、EDだけが突き抜けた演出であるため、トーンが合わないと感じました。

作画のクオリティーが不安定

バトル・日常・恋愛・・・あらゆるジャンルを同時に扱っているにもかかわらず、作画のクオリティーが不安定なことで、世界観が壊れてしまう瞬間もありました。

評価される点はここ!

否定的な意見が多い一方で、好評なポイントも存在します。

スローライフ描写に癒やされる

異世界で商売や料理描写など、スローライフ系アニメとして楽しんでいる人もいるようです。

「刺激よりも安定した癒やしを求めている」「現実逃避したい」といったニーズにはマッチしていると感じます。

ほのぼのとしたやり取り

ギャグ要素やピーちゃんのセリフ、佐々木の落ち着いた対応などが、「ほっこりする」「癒やされる」とも感じます。

テンポや作画に不満はあっても、「こういうのがちょうど良い」という層にはハマっているのでしょう。

この記事のまとめ

  • 『佐々木とピーちゃん』は、詰め込みすぎた要素が話の軸を曖昧にしている
  • 主人公やピーちゃんなど、キャラの魅力が薄い
  • 作画や演出のクオリティーが低い
  • ほのぼの系やスローライフ要素には好意的な声もある

コメント