「ラブライブ!スーパースター!!」3期12話(最終回)「ずっとずっと!」は、澁谷かのんたち1期生の卒業式を描いた集大成のエピソードです。
ラブライブ2連覇を果たした後、後輩たちへ未来を託しながら旅立つ1期生。その姿は涙なしでは見られないものでした。
そして最後に披露されたのは、Liella!の始まりを象徴する「始まりは君の空」。それは彼女たちの3年間を締めくくると同時に、後輩たちへと歌い継がれる“始まりの歌”でもありました。
この記事を読むとわかること
- ラブライブ!スーパースター!!3期12話最終回の展開と卒業式の内容
- 1期生の進路や後輩へ託されたLiella!の未来
- 「始まりは君の空」に込められた意味と継承の物語
ラブライブ!スーパースター!!3期12話は、シリーズを通して描かれてきた1期生たちの集大成とも言える最終回でした。
卒業式を中心に、かのんたちの旅立ちと後輩たちへの想いが丁寧に描かれ、観ている側も胸がいっぱいになるような時間でした。
そして、最後に歌われた「始まりは君の空」が示す通り、卒業は終わりではなく、後輩たちへ繋がっていく“始まり”でもあったのです。
ラブライブ!スーパースター!!3期12話の結末|卒業式で描かれたLiella!の旅立ち
澁谷かのんたち1期生の最後の時間
卒業式を控えた1期生5人は、最後の夜に校舎へ集まり、自分たちだけの新曲を作ろうと決意します。
2年前は当たり前だった「5人で曲を作る」ことが、この時は特別な意味を持つようになり、彼女たちの無邪気な表情には“青春の宝物”が凝縮されていました。
たこ焼きを囲み、将来を語り合う姿は楽しげでありながらも、別れの切なさが漂う時間でもありました。
答辞と送辞に込められた思い
卒業式では、桜小路きな子が送辞を担当し、先輩たちの努力と輝きを後輩代表として誇らしく語りました。
一方で葉月恋の答辞は、自分たち1期生が道なき場所を切り開いてきた3年間を振り返り、これからは後輩たちが未来を紡いでいくのだと強く訴えます。
この言葉は、結ヶ丘の“歴史”が続いていくことを象徴する大切なメッセージとなりました。
1期生の卒業は、作品全体にとっても大きな区切りですが、その一方で後輩たちの未来へのバトンがしっかりと描かれていました。
彼女たちが残したものは、単なる思い出ではなく、これからのLiella!を支える力そのものです。
その姿に、視聴者としても「未来へと続いていく物語」を確かに感じ取ることができました。
1期生が後輩へ託したもの|Liella!の未来はどうなる?
2期生・3期生の新たな決意
1期生が卒業した後も、ラブライブ3連覇を目指すのは2期生と3期生です。
練習風景では、マルガレーテや冬毬を含む6人の後輩たちが全力で汗を流し、力強い決意を見せていました。
「先輩たちが残してくれたものを無駄にしない」という意志が、次世代のLiella!の中心に据えられているのです。
次期部長メイと副部長四季の役割
スクールアイドル部の新体制として、米女メイが部長に選ばれました。
情熱を持つ彼女が引っ張り、副部長には支え役として信頼の厚い若菜四季が就任。
しきメイのコンビは、2期生らしい堅実さと勢いを兼ね備えており、これからのLiella!を象徴する存在になりそうです。
卒業式の中で、特に印象的だったのがかのんから冬毬へリボンが受け継がれるシーンでした。
リボンはスクールアイドルとしての象徴であり、これまでの努力や想いを繋ぐ“証”でもあります。
その瞬間、かのんの歩んできた道が確かに後輩へと結ばれたのだと実感できました。
かのんの“リボン”が象徴する絆|冬毬への継承
憧れを告白した冬毬の成長
これまでクールで掴みどころのない印象があった冬毬ですが、実はずっとかのんに憧れていたことを卒業式の場で打ち明けます。
姉との関係や才能への葛藤に悩んでいた彼女が、本心を素直に口にできたのは大きな成長の証です。
その告白は、先輩たちから受け取ったものを胸に刻み、自分も新たな一歩を踏み出す覚悟の表れでした。
かのん先輩冥利に尽きる瞬間
かのんにとっても、冬毬からの憧れの言葉は最高の贈り物でした。
かつて自分が夢を追いかけて走り出したように、今度は後輩が自分に憧れを抱いてくれている――その事実は何よりも誇らしい瞬間です。
リボンを渡すシーンは、「Liella!」の物語が確かに受け継がれていくことを象徴する場面となりました。
最終回のクライマックスで披露されたのは、Liella!のデビュー曲「始まりは君の空」でした。
1期生が初めて世に出した楽曲を、卒業の場で“最後の歌”として歌う展開は、多くの視聴者に強い感動を与えました。
これは単なる懐古ではなく、彼女たちの3年間の旅路を振り返りつつ、後輩へ未来を託すメッセージとしての意味合いを持っています。
最後の歌「始まりは君の空」に込められた意味
デビュー曲が卒業ソングへと変わる奇跡
「始まりは君の空」は、もともと結ヶ丘スクールアイドル部の始まりを告げる歌でした。
しかし3年間を経た最終回で再び歌われたことで、それは卒業を飾る歌へと姿を変えます。
“始まり”であり“終わり”でもあるこの曲が、彼女たちの青春の軌跡を象徴していると言えるでしょう。
羽ばたく未来へ繋がるメッセージ
ステージに舞い散る羽は、ラブライブ!シリーズの伝統であり、未来への飛翔を意味します。
その中で1期生が歌う姿は、後輩たちへ夢を託す儀式のようでした。
「始まりは君の空」が再び響いたことで、Liella!の物語は終わらず、これからも続いていくことが強く示されたのです。
最終回では、1期生それぞれの未来が描かれました。
夢を叶えるために新しい道へ進む姿は、それぞれの個性と物語を反映しており、視聴者にとっても大きな感動を呼びました。
「卒業しても彼女たちの物語は続いていく」というメッセージが、各キャラクターの進路に込められていました。
キャラクターごとの未来と旅立ち
かのん、ウィーンへの留学
澁谷かのんはウィーン国立音楽学校への留学を決意しました。
かつて歌うことに臆病だった彼女が、今では世界へ挑戦する姿勢を見せており、その成長はまさにスーパースターの名にふさわしいものでした。
「歌で世界を笑顔にする」という夢に向かうかのんの姿は、多くのファンの胸を熱くさせました。
可可&すみれ、同じ事務所で再出発
唐可可と平安名すみれは同じ芸能事務所に合格。
可可は大学進学と芸能活動を両立し、すみれは女優やバラエティへと活躍の幅を広げる未来が示されました。
「クゥすみ」のコンビが再び同じ舞台に立つことになり、2人の関係性がこれからどう発展していくのかも注目点です。
恋、母の遺志を継ぐ進学と運営参加
葉月恋は母の遺した結ヶ丘の運営に携わる未来を選びました。
大学に進学しながら学校を支える姿は、生徒会長としての経験を引き継いだ形です。
「母の想いを未来へ繋ぐ」という役割を担う恋の進路は、結ヶ丘そのものの未来と直結していると言えます。
千砂都と夏美の夢、そしてマルガレーテの成長
嵐千砂都はダンスの道へ進み、夏美は夢を追い続ける決意を新たにしました。
さらにウィーン・マルガレーテは、当初の孤高な姿から一変し、仲間とともに未来へ進む存在へと成長します。
それぞれが自分の道を見つけたことで、Liella!の物語は個々の人生へと続いていくのです。
ラブライブ!スーパースター!!3期12話は、1期生の卒業と未来へのバトンがテーマでした。
別れの切なさと同時に、新たな始まりへの期待感を抱かせる構成は、シリーズ全体の集大成としてふさわしいものでした。
観終えた後に残るのは「終わり」ではなく、「これからも続いていく」という確かな希望だったのです。
卒業は終わりではなく始まり|ラブライブ!スーパースター!!12話まとめ
3期12話「ずっとずっと!」は、卒業式という区切りを描きながらも、物語の“終わり”ではなく“継承”を強く意識した最終回でした。
かのんたち1期生はそれぞれの未来へ旅立ち、後輩たちは新しいLiella!を作り上げていく──その流れが明確に描かれたことで、視聴者に安心感と期待を同時に与えています。
最後に歌われた「始まりは君の空」が示す通り、卒業はゴールではなく、未来へのスタートライン。Liella!の物語はこれからも続いていくのです。
この記事のまとめ
- 澁谷かのんたち1期生の卒業式と旅立ち
- 2期生・3期生へ託されたLiella!の未来
- 冬毬へのリボン継承が象徴する絆
- 最後の歌「始まりは君の空」の特別な意味
- 各キャラクターの進路とそれぞれの夢
- 卒業は終わりではなく、新たな始まりであること



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