【黒執事】二期は酷い？ストーリーと賛否両論の理由を解説

アニメ『黒執事Ⅱ』は、2010年に放送された完全オリジナルストーリーで、原作とは異なる展開や、1期の終わり方を覆すようなストーリー構成から、一部の視聴者から「酷い」と評されることもあります。

本記事では、『黒執事Ⅱ』のストーリーや「酷い」と言われる理由、1期・3期とのつながり、そして衝撃のラストについて詳しく解説していきます。

「黒執事」二期のストーリーと結末

『黒執事Ⅱ』では、新たなキャラクターが登場し、1期とは異なる展開を見せます。

特に、少年アロイスと執事クロードの登場が物語を大きく動かし、最後には衝撃の結末を迎えます。

クロードとアロイスの登場で物語が一変

新キャラクターとして登場するアロイス・トランシーは、シエルと同じく伯爵で、彼の執事クロード・フォースタスはセバスチャンと同様「悪魔で執事」です。

アロイスは幼少期に悲惨な過去を経験し、その復讐心からシエルを標的にします。

クロードは冷徹な悪魔で、シエルの魂に興味を抱き、彼の魂を奪おうとします。

この2人の登場により、物語はシエルとセバスチャンの関係にとどまらず、悪魔同士の対決へと発展していきます。

シエルが・・・！？衝撃のラスト

物語の終盤、「悪魔でトランシー家のメイド」ハンナとの契約により、シエルは人間としての魂を失い、悪魔へと転生します。

これにより、セバスチャンはシエルの魂を食べることができなくなり、一生シエルの執事として仕えることになります。

この結末は、1期の「セバスチャンがシエルの魂を食べた」という前提を完全に覆してしまったため、多くの視聴者にとって衝撃的なものとなりました。

黒執事の二期はなぜ「酷い」と言われるのか？

『黒執事Ⅱ』は、1期の続編として制作されたものの、原作とは異なる完全オリジナルストーリーが展開されました。

この変更により、1期のファンからは「続編として受け入れにくい」「キャラの扱いが微妙」といった批判の声が上がっています。

また、シエルとセバスチャンの関係性が大きく変化し、悪魔同士の戦いがメインとなった点も、評価が分かれる理由のひとつです。

1期とは異なる完全オリジナルストーリー

『黒執事Ⅱ』は、1期の結末を引き継ぐ形で始まりますが、その内容は原作には存在しないアニメオリジナルの物語です。

1期のラストではセバスチャンがシエルの魂を食べたはずでしたが、2期ではシエルが復活し、新たなストーリーが展開されます。

この展開により、1期の視聴者の中には「1期の意味がなくなった」「物語としての整合性が取れていない」と感じる人も多かったようです。

シエルの扱いが微妙？

2期では、シエルが記憶を失った状態で物語が進みます。

1期で復讐を果たして契約の終えたはずのシエルが、なぜ再び登場し、しかも記憶を失っているのかという点が疑問視されました。

また、物語の終盤ではシエルが人間ではなく悪魔として生まれ変わるという展開が待っています。

この結末に納得できない視聴者も多く、「シエルのキャラクターが変わってしまった」「物語の主軸がブレた」との意見がありました。

悪魔同士のバトル展開に賛否

2期では、シエル＆セバスチャンに対抗する形で、アロイス＆クロードという新たなコンビが登場します。

これにより、悪魔執事同士の戦いが物語の中心となりましたが、このバトル要素に対しても意見が分かれました。

「戦闘シーンが迫力満点で見応えがある」「二人の執事の声が最高」といった肯定的な意見がある一方で、「黒執事の世界観にそぐわない」「バトルに重点を置きすぎてストーリーの深みがなくなった」と感じる人もいたようです。

「黒執事」1期・3期のつながり

1期との関係は？

2期は1期の続編とされていますが、1期のラストを踏襲しながらも全く異なる展開が描かれます。

特に、シエルが記憶を失っていることや、新キャラの登場による物語の変化に戸惑う視聴者が多かったようです。

3期では2期の展開が無かったことに？

3期『黒執事 Book of Circus』では、原作の「ノアの方舟サーカス編」がアニメ化されました。

これにより、2期で起こった出来事が完全にリセットされ、まるで存在しなかったかのような扱いを受けました。

この点が、「2期の存在意義は何だったのか？」と疑問視される大きな要因となっています。

「黒執事」二期の評価は賛否両論

『黒執事Ⅱ』は、1期と大きく異なるストーリー展開のため、評価が分かれています。

酷評の主な理由

• 1期とのつながりが不自然で、整合性が取れていない。
• シエルのキャラクターが変わりすぎている。
• バトル要素が増え、「黒執事」の世界観と合わない。

高評価のポイント

• 作画のクオリティが高く、バトルシーンが見応えがある。
• 新キャラ・アロイスの存在が物語に深みを与えている。
• 悪魔同士の戦いという新しい要素が楽しめる。

黒執事 二期は「酷い」のか？

『黒執事Ⅱ』は、原作とは異なる完全オリジナルストーリーのため、1期ファンや原作ファンからの評価が厳しくなっています。

特に、シエルが悪魔になるラストや、3期で無かったことにされた展開は、視聴者の間で賛否を呼びました。

しかし、単体の作品として見ると、バトルシーンや新キャラの魅力もあり、楽しめる要素もあります。

賛否はありますが、オリジナルストーリーと割り切って楽しむことで、新たな魅力を見つけられるかもしれません。