【キングダム798話】倉央の覚悟とカン・サロの決断！糸凌との奇跡の再会

『キングダム』第798話では、倉央が敵軍である青歌軍に自ら投降し、愛する糸凌への想いを激白するという衝撃の展開が描かれました。

カン・サロ率いる青歌軍が戦後処理を進める中、倉央はなぜ自首という選択をしたのか？そして彼の行動に対するカン・サロの決断とは？

本記事では、『キングダム』798話の内容を振り返りながら、倉央の覚悟とカン・サロの計らい、さらには糸凌との奇跡の再会について詳しく解説します。

倉央、青歌軍に投降！その真意とは？

戦いが終わった青歌軍の前に、秦の将軍・倉央が自ら投降するという異例の展開が訪れました。

戦場では通常、敵将が自ら降伏することはほとんどなく、これは大きな波紋を呼びます。

倉央のこの行動には、彼のある強い想いが込められていました。

カン・サロの前に現れた倉央

青歌軍が戦後処理を進める中、捕虜として連行されたのは倉央自身の意思で投降したという秦将でした。

この報告を受けたカン・サロは驚きながらも、すぐに倉央を引き合わせるよう命じます。

倉央が青歌軍の前に立ったその瞬間、ジ・アガの部下たちは激昂し、即座に処刑を求めました。

しかしカン・サロは冷静に倉央の言葉を聞こうとします。

敵陣で語られる糸凌への想い

倉央は、投降した理由についてカン・サロに問われると「ある女性のためだ」と語ります。

それは彼が最も愛する戦友であり、心の支えであった糸凌でした。

戦場に残した糸凌の安否を知るため、そして彼女の元へ行くため、彼は命を賭けて敵軍に投降したのです。

この言葉を聞いたカン・サロは、倉央の覚悟と彼の愛情の深さに静かに耳を傾けるのでした。

カン・サロの決断！倉央を斬るのか？

倉央が青歌軍に投降したことで、場の空気は一気に張り詰めました。

ジ・アガを失った青歌軍の兵たちは、当然ながら倉央を処刑すべきだと声を荒げます。

そんな中、カン・サロはどのような判断を下すのでしょうか？

ジ・アガの死を悼む青歌軍

青歌軍にとって、ジ・アガは単なる将軍ではなく、誇り高き指導者でした。

彼の死は軍全体にとって大きな損失であり、特に側近のジ・ガンは激しく憤慨します。

「ジ・アガを討った敵将が自ら投降するなど、愚弄しているのか！」とジ・ガンは倉央に詰め寄りました。

しかし、倉央は堂々とした態度を崩さず、「俺は復讐のために来たのではない」と静かに語ります。

ジ・ガンの怒りとカン・サロの裁定

ジ・ガンはすぐに倉央を処刑すべきだと訴えますが、カン・サロはすぐには決断を下しませんでした。

彼は、倉央が本当に亡命を目的としているのか、それとも何か別の意図があるのかを慎重に見極めようとします。

そして、倉央が「糸凌を探すために来た」と語った瞬間、カン・サロの目がわずかに変わりました。

「……お前の覚悟、見せてもらおう」とつぶやきながら、彼は倉央の運命を決める言葉を口にします。

奇跡の再会！糸凌の生存

倉央が語った「糸凌を探すために来た」という言葉は、カン・サロの心に何かを訴えかけました。

そしてその決断が、倉央と糸凌に奇跡をもたらすことになります。

果たして、糸凌は本当に生きているのでしょうか？

倉央の願いに応えた青歌軍

倉央は命を懸けて「糸凌の生存を確かめたい」とカン・サロに懇願しました。

「八つ裂きにされてもかまわない……髪の毛一本でもいい、彼女を抱きしめさせてくれ」と。

その言葉を聞いたカン・サロは静かに目を閉じると、田郭という将に何かを命じました。

そして数刻後、倉央の前に信じられない光景が広がります。

片腕を失いながらも生きていた糸凌

そこに現れたのは、片腕を失いながらも確かに生きている糸凌の姿でした。

倉央は彼女の姿を見た瞬間、言葉を失います。

「……生きて、いたのか……！」

互いに戦場での過酷な運命を乗り越え、再び巡り合うことができた二人。

この再会に立ち会ったカン・サロは、「ジ・アガならどうするかを考えた」と言い、この機会を与えた理由を語ります。

こうして、倉央と糸凌は戦乱の中で再び結ばれることとなりました。

カン・サロの器の大きさと青歌軍の武士道

倉央と糸凌の再会を許したカン・サロの判断は、敵味方を超えた「大局を見据えた決断」でした。

通常ならば、敵将である倉央を即座に処刑するのが当然です。

しかし、カン・サロは倉央の覚悟と糸凌への愛に心を動かされ、青歌軍としての誇りを示す選択をしたのです。

敵将の想いを汲み取る懐の深さ

カン・サロは倉央の訴えを聞き、単なる感情論ではなく、「武人としての覚悟」を評価しました。

彼は倉央の想いが本物であることを見抜き、ジ・アガが存命ならばどうするかを考え、敵である倉央に恩情を示しました。

「礼はジ・アガに言え」

この言葉は、亡き主君への敬意とともに、青歌軍の誇りを示すものでした。

青歌軍の戦後処理に見る誇り

カン・サロが率いる青歌軍は、単なる武力集団ではなく、強い絆と規律を持った精鋭部隊です。

彼らは戦後処理においても、敵兵を無意味に虐殺するのではなく、「武人としての死を尊重する」姿勢を貫いていました。

そんな青歌軍だからこそ、カン・サロの決断も受け入れられ、倉央と糸凌の奇跡の再会が実現したのでしょう。

まとめ｜キングダム798話は倉央の覚悟とカン・サロの人間性が光る回

キングダム798話では、倉央が敵軍である青歌軍に投降するという驚きの展開が描かれました。

しかし、それは単なる降伏ではなく、「糸凌を探すための覚悟ある行動」でした。

そして、それを受け入れたカン・サロの決断が、物語に感動的な結末をもたらしました。

キングダム798話のポイント

• 倉央は、敵軍に投降し糸凌を探すという大胆な行動に出た。
• ジ・アガを失った青歌軍の怒りを買うが、カン・サロが冷静に判断を下す。
• 倉央の強い想いが認められ、糸凌との再会が実現。
• カン・サロの器の大きさと、青歌軍の誇りが際立つ回となった。

このエピソードを通じて、『キングダム』が描く戦場の厳しさと人間ドラマの深さが改めて感じられました。

次回の展開では、倉央と糸凌の今後、そしてカン・サロの決断がどのような影響を及ぼすのかに注目したいところです。

今後のキングダム799話の展開にも期待しましょう！