『地縛少年花子くん』116話では、光とミツバが夜の学園で「つかさ」と思われる怪異に遭遇します。しかし、彼の姿には何故か違和感がありました。
この記事を読むとわかること
- 改変された世界には怪異がいないはずなのに「つかさ」が登場
- 光がつかさの力に屈し、身体を乗っ取られる
- 改変された世界のつかさに、茜が感じた違和感
光とミツバが出会った「つかさ」
夜の学校で後輩を探していた光とミツバが、思いがけず遭遇したのは「つかさ」でした。
改変された世界で、元の記憶がないはずのふたり。しかし、どこか見覚えのあるその姿に、ただならぬ違和感を覚えます。
このつかさは、改変後の世界の産物なのでしょうか。
それとも、改変のほころびが現れ始めているのでしょうか。
改変前の記憶が消えていない
ミツバは自分が怪異になる夢を見たと語ります。
この夢の中に、つかさの姿もあったようです。
夢は記憶の断片を反映するものとされており、この描写は改変前の世界の記憶が完全には消えていないことを暗示しているようです。
つかさを知らないはずなのに
改変された世界では、本来ならつかさの存在を知らないはずの光とミツバ。
しかし、どこかで見たことのある姿に、記憶のかけらが浮かび上がります。
光の身体が乗っ取られる!
つかさの恐るべき力の前に、光はあっさりと身体を奪われてしまいます。
一瞬、光の顔に大きな穴が空き、その後別人のような恐ろしい表情でミツバの首を絞めました。
絶体絶命の瞬間、救いの手を差し伸べたのは光の兄、輝でした。
つかさの力に屈した光
強い心を持つ光でさえ、抗えなかったつかさ。
身体を操られ、かけがえのない友達であるミツバにまで手をかけようとします。
つかさの危険性と、改変された世界の脆さを痛感させられる瞬間でした。
間一髪!輝に助けられる
そこへ輝が颯爽と現れ、光の中に巣食う怪異を追い出します。
兄弟の強い絆は、改変後の世界でも揺るがないことを証明してくれました。
「あれは本当につかさ?」
つかさと対峙した後、茜が抱いたのは「あれは本当につかさ?」という疑問。
見た目は確かにつかさでも、どこか違うという感覚がありました。
この違和感は、物語の真相に迫る大きな鍵になるかもしれません。
見た目は同じでも中身が違う?
つかさの姿をしながらも、全く別の意志を持った存在なのでは、と茜は疑います。
それは、すべての怪異の元凶である可能性すら感じさせる、異質な何かでした。
すべての元凶が動き出した?
もしも、このつかさが本物でないとしたら、過去の事件すべての背後にいた存在が、ついに動き出した可能性があります。
「過去の改変」は失敗か
『自縛少年花子くん』116話では、改変された世界に多数のほころびが生じていることが示唆されました。
記憶が完全に消されていないことや、事態が悪化している現状は、時計守による改変が不完全だった証拠とも言えます。
そのツケが今、確実に現れ始めているのです。
夢に現れる過去の記憶
ミツバの見た夢は、かつての自分、そして怪異となった記憶の断片でした。
これは「記憶は完全に消えない」という伏線と考えられます。
忘れられたはずの過去が、少しずつ意識の中へ戻ってきているのです。
改変された世界に広がる不安と矛盾
登場人物たちは、改変後の世界に順応しているようでいて、どこかちぐはぐな感情や記憶を抱えています。
このズレは、今後の展開でさらなる混乱や悲劇を生む可能性を秘めています。
過去の改変は、本当に正しい選択だったのでしょうか。
『自縛少年花子くん』116話の感想
『自縛少年花子くん』116話は、ホラー要素と心理的な葛藤が見事に描かれた回でした。
つかさの登場と光のピンチ、記憶改変のほころび――いずれも物語を大きく動かす要素です。
読むほどに不穏さが増し、今後の展開への期待が高まります。
この記事のまとめ
- 光とミツバが夜の学校で、つかさと遭遇!
- 夢に現れる改変前の記憶が、改変のほころびを示唆している
- 光の身体がつかさに乗っ取られるも、輝の登場で危機回避
- つかさの正体に茜が疑念を抱く
- 「全ての元凶」がついに動き出した可能性が高い
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