『その着せ替え人形は恋をする』110話では、新菜とアキラが電話しています。何気ない会話のなかに、お互いへの深い信頼と感謝がにじんでいます。
この記事を読むとわかること
- 新菜とアキラが電話で語り合ったこと
- アキラが海夢のハニエルコスを思い出し、電話口でも号泣
- アキラの過去
司波刻央が「見事だ」
海夢のハニエルコスプレを賞賛する声は、SNS上でますます大きくなっています。ついに、『天命』の作者である司波刻央(しばときお)が「見事だ」とひと言。
気難しい彼がSNSに初投稿して賞賛したことで、界隈では大きな反響を呼びました。
アキラも「司波刻央、人を褒める事出来るんだ」と驚きを隠せず、「すごいよ新菜」とねぎらいます。
新菜のお礼コメントは埋没
司波刻央のアカウントに、新菜はお礼のコメントを投稿していました。しかし、すさまじい数の返信に埋もれてしまい、アイコンを初期設定のまま使っていたこともあって、アキラが探してもなかなか見つけられません。
素直に嬉しい
新菜自身は、司波に評価されたことに対して「認められたくて作ったわけじゃない」と語りつつも、素直に嬉しいと笑顔を見せます。
他人の評価のためではなく、自分が納得いくものを作るために心を込めて仕上げる姿勢が、結果として高評価につながったのかもしれません。
新菜の本音
新菜は、アキラが教えてくれた造形技術のおかげで、ハニエルのコスプレを完成させることができたと感謝を伝えます。
大きな試練
アキラは「新菜が頑張ったからでしょ」と返します。
新菜が手がけた衣装には原作への理解、キャラの解釈、そして表現の追求といった苦労が詰まっていました。司波刻央の作品に挑んだことは、新菜にとっても大きな試練だったのです。
「もう遠慮したいです・・・」
大きな試練を乗り越えたことで、ひとつ成長した新菜。
とはいえ、これまでと桁違いの苦労もあったのでしょう。
「司波先生の作品に向き合うのは、もう遠慮したいです・・・」
という本音がこぼれます。
派手な展開ではありませんが、言葉の重みとふたりの絆の深さが、しっかりと伝わってくる名シーンでした。
アキラが号泣!?
アキラの声が途切れます。
通話しながら海夢のハニエルを思い出してしまい、涙が止まらないようです。
ミヤコさんによると、冬コミで海夢のハニエルコスを目の当たりにしたアキラは、感動のあまり泣き崩れ、熱を出して寝込んでしまったとのことでした。
アキラの過去と想い
両親から漫画やアニメの趣味を否定されて育ったアキラは、人前で自分をさらけ出すことに抵抗を感じていました。
だからこそ、イベントで堂々と好きなことを表現する人たちに、強い憧れを抱いていたのです。
好きなものを隠して生きてきた
アキラは「自分は見に行く側が多い」と語ります。
周囲に理解されなかった趣味を大切に抱えつつも、他人に何か言われることを恐れていたのです。
「好き」を大切にする人は輝いている
「あたしも、こうありたいな」
このアキラの一言には、好きなものをまっすぐ表現する人々への尊敬の念がにじんでいます。
見てて勇気づけられるというアキラ。イベントの存在そのものが、自分の「好き」を大切にする人々の希望の象徴なのです。
次のコスプレイベントへ?
新菜はアキラを、次のイベントに誘います。
アキラは即答で「死んでしまう」と断ります。海夢のコスプレ姿を目の当たりにすると壊れてしまうから。
その言葉の裏には、揺れる想いがあるかも・・・?
この記事のまとめ
- 110話では、アキラと新菜が電話ごしに語り合う
- 新菜は造形の師、アキラへ感謝を伝える
- 司波刻央がSNSでハニエルのコスプレを称賛し、話題になる
- 冬コミで、アキラは海夢のコスに感動して号泣&発熱
- 好きなものを否定されて育ったアキラの葛藤
- アキラの、イベント参加者たちへの憧れが語られる
- 新菜がアキラを次のコスプレイベントへ誘う
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