【その着せ替え人形は恋をする】海夢と新菜の告白シーンは何話?

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『その着せ替え人形は恋をする』の魅力のひとつは、何気ない日常の中でゆっくりと育まれる2人の想いを丁寧に描写しているところです。

新菜と海夢が本当の気持ちを伝え合う告白シーンは、何話でしょうか。告白以前に垣間見えた小さな「好き」の積み重ねも含めて、ふたりの恋の軌跡を振り返って解説します。

この記事を読むとわかること

  • 新菜と海夢の告白シーン、そのときの心情描写
  • 新菜に届かなかった、海夢の「最初の告白」シーン
  • 付き合うまでに垣間見えた「好き」のサイン

107話で新菜が告白!

すれ違いが続いた日々のなかでも、2人の想いは静かに、けれど確実に育まれていました。

新菜の不器用な優しさと、海夢のまっすぐな想いは、交わる寸前で止まり続けていたのです。

そんな停滞を打ち破ったのが、107話の告白シーンでした。

言えなかった想い、言わなければ壊れる関係性

海夢から「衣装、もうお願いしない」と言われた新菜。海夢に向けられた不特定多数の好意に戸惑いながらも、それを口にすることで彼女との関係を壊すことを怖れていました。

しかし、何も言わずにいることが、いちばん大切な人との絆を薄くしていたのです。

そのことに気づいたとき、新菜はついに自分の心と向き合います。

揺れる心を真っ直ぐに届けた

冬コミでの表情は嫉妬心によるもので、「虜にさせるように振る舞ってください」なんて言わなければよかったと感じてしまったことを、新菜は打ち明けます。

そして、海夢が好きだということ・・・おそらく、この気持ちを伝えたら元の関係に戻れない、海夢を失ってしまうという恐怖を感じながら。

海夢の「最初の告白」は39話

107話で新菜の気持ちがようやく言葉になりましたが、海夢の「最初の告白」は39話の寝落ち通話シーンです。

届かないと分かっていても「好き」と伝えた、切なく温かな瞬間でした。

夜中に電話する海夢

夏休みの終わり、海夢は寝る前にホラー映画を観てしまいました。

怖がりな海夢は眠れず、新菜に電話をかけるのです。

「好きだよ」と小さくこぼれた本音

通話の中で、新菜は徐々に眠りに落ちていきます。

その寝息を聞きながら、海夢は小さな声でこう告げました。

「好きだよ」

それは誰かに聞かせるためではなく、自分の心に正直になったひとときでした。

届かないから言えた

新菜は眠っていて、この告白を聞いていません。

だからこそ海夢は素直に言えたのかもしれません。

いま、この気持ちを伝えたいと思えたから。

届かない想いが、彼女の胸のなかで確かなものに変わる、優しい告白のかたちでした。

小さな「好き」のサインたち

正式に付き合うまでにも、2人の間にはいくつもの「好き」のサインが交わされていました。

「綺麗でした」

初めてのコスプレ撮影帰り、新菜が海夢にかけた一言。

「綺麗でした」

綺麗」という言葉は、雛人形を愛する新菜にとって特別なもの

それを海夢に伝えたことで、関係性に一歩進展が感じられた瞬間でした。

「来年も一緒に」未来をほのめかした花火大会

浴衣姿で訪れた花火大会。

帰り道、鼻緒擦れで苦しむ海夢をおんぶする新菜に、海夢はこう伝えます。

「来年はちゃんと気をつけるから」

それは、「来年も一緒に花火を見たい」というサイン

一緒に過ごす未来を自然と描いてしまうほどに、彼女の気持ちは新菜へと傾いていたのです。

不器用な2人が少しずつ心を重ねていく

誰かを好きになるということ。それは、自分の価値観や生き方を変えるくらい、大きな出来事です。

不器用な2人が出会い、信頼し、惹かれていく姿が、『その着せ替え人形は恋をする』の魅力です。

告白は、相手の心に自分を預けるような尊くも勇気の要る行為。

それができたからこそ、2人の関係は憧れや信頼から「恋」へ、そして「未来」へと続いていくのです。

この記事のまとめ

  • 新菜が想いを告げたのは107話
  • 海夢は39話で通話中に告白するが、新菜はすでに寝落ち
  • 2人の恋は「言葉にならない好意」の積み重ね

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