『ワンピース』に登場した七武海メンバーは、制度が撤廃された現在、それぞれどのような立場になっているのでしょうか。
ミホークやクロコダイル、バギーはクロスギルドで活動する一方、ジンベエは麦わらの一味に加わるなど、歴代メンバーの状況は大きく変化しています。
この記事では、ワンピースの七武海メンバー全11人について、現在の動向を一覧で紹介するとともに、初期メンバーからの入れ替わり、制度撤廃の経緯、強さや懸賞金までわかりやすく解説します。
この記事を読むとわかること
- 歴代七武海メンバー11人の現在と撤廃後の動向
- 七武海制度が撤廃された理由とセラフィムの正体
- 懸賞金・能力・覇気から見る七武海の強さ比較!
ワンピースの七武海メンバーは現在どうしている?歴代11人の状況一覧
王下七武海はすでに撤廃されましたが、歴代メンバー11人が物語から退場したわけではなく、四皇の勢力、麦わらの一味、革命軍、海軍との対立など、それぞれ異なる立場で最終章の情勢に関わっています。
なかでもミホーク、クロコダイル、バギーによるクロスギルドは、海兵に懸賞金をかけるという従来の秩序を覆す仕組みを作り、元七武海が世界政府に追われる側から追い詰める側へ変わったことを象徴しています。
一方で、ローやモリア、ウィーブルのように戦いの後の詳しい居場所が判明していない人物もいるため、現在の状況を確認するときは、原作で明示された事実と今後の展開に関する予想を分けて考えることが大切です。
| 歴代七武海メンバー | 現在の主な状況 |
| ジュラキュール・ミホーク | クロスギルドの中心人物として活動 |
| サー・クロコダイル | ミホークとクロスギルドを設立 |
| バギー | クロスギルドの表向きのトップであり四皇 |
| ジンベエ | 麦わらの一味の操舵手として活動 |
| トラファルガー・ロー | 黒ひげに敗北したがベポとともに生存 |
| ボア・ハンコック | 海軍と黒ひげの襲撃を退けた後の動向は不明 |
| ゲッコー・モリア | ハチノスで拘束され、ペローナが救出を計画 |
| エドワード・ウィーブル | 緑牛に敗れて海軍に連行された |
| バーソロミュー・くま | ボニーを守り、エッグヘッドから脱出 |
| ドンキホーテ・ドフラミンゴ | インペルダウンのレベル6に収監中 |
| マーシャル・D・ティーチ | 黒ひげ海賊団を率いる四皇として活動 |
ミホーク・クロコダイル・バギーはクロスギルドで活動している
七武海制度の撤廃後、海軍から再び追われる立場になったミホークとクロコダイルは、それぞれの実力と資金力を生かしてクロスギルドを形成し、バギーの部下が作成した宣伝物の手違いによって、世間からはバギーが二人を従える巨大組織の首領だと認識されるようになりましたが、実際の組織運営ではミホークとクロコダイルが大きな決定権を持っています。
クロスギルドの最大の特徴は、海賊を取り締まる海兵に対して逆に懸賞金を設定したことであり、一般市民や裏社会の人間までもが海軍を狙う状況を生み出したため、ミホーク、クロコダイル、バギーは七武海撤廃後も世界政府にとって極めて危険な勢力になっています。
さらにバギーは、シャンクスやルフィたちが動き始めた海賊王争いに対し、自分たちもひとつなぎの大秘宝を取りに行くと宣言しており、現実的な国家建設を目指すクロコダイルや平穏を求めるミホークとは意見が一致していないものの、クロスギルドが最終章の争奪戦に参加する可能性は非常に高いと考えられます。
ジンベエは麦わらの一味に加入し、ローは黒ひげとの戦い後に生存している
元七武海のジンベエは、ホールケーキアイランドでビッグ・マム海賊団との関係を清算した後、ワノ国で麦わらの一味に正式合流し、現在は操舵手としてサウザンド・サニー号を支えているため、七武海時代とは異なり、ルフィを海賊王にするという明確な目的のもとで行動しています。
ジンベエは魚人空手による高い戦闘力だけでなく、海中での行動力、優れた操船技術、魚人島や各勢力との人脈、経験に基づく冷静な判断力を持っているため、四皇となった麦わらの一味を支えるベテランとして欠かせない存在になりました。
一方のローは、ワノ国を出航した後に勝者島で黒ひげ海賊団と戦い、船を破壊されてハートの海賊団も敗北しましたが、スーロン化したベポがローを抱えて海へ逃げたため、ロー本人の生存は明確であるものの、仲間たちの安否や現在地は判明していません。
ローは「D」の名、オペオペの実、世界の歴史に関わる知識への関心を持つ重要人物であり、黒ひげに敗れたことで海賊王争いから完全に脱落したとは限らないため、今後はベポとともに仲間を捜す展開や、ルフィたちと再び協力する展開が描かれる可能性があります。
ハンコック・モリア・ウィーブルは新たな勢力との戦いに巻き込まれている
ボア・ハンコックは七武海撤廃後、アマゾン・リリーを包囲した海軍と戦い、さらにメロメロの実を狙って現れた黒ひげからも攻撃を受けましたが、レイリーの仲裁によって危機を脱しており、現在も九蛇海賊団の船長兼アマゾン・リリーの皇帝として健在です。
ただしハンコック自身も、自分が島にいる限り海軍や強敵の襲撃によって国民が危険にさらされることを理解しており、アマゾン・リリーを離れる可能性を口にしていましたが、その後にどこへ向かったのか、あるいは現在も島にいるのかについては明確に描かれていません。
ゲッコー・モリアは、部下のアブサロムを捜して黒ひげ海賊団の本拠地ハチノスへ乗り込んだ後、仲間になることを拒否して拘束されましたが、ペローナが牢から救出しようとしており、コビーにも協力を求めていたため、モリアが死亡したという情報はなく、脱出できたかどうかは未確定です。
エドワード・ウィーブルは、白ひげの故郷であるスフィンクスを守るため海軍と戦い、海軍大将の緑牛に敗れて連行されており、母親を名乗るミス・バッキンがマルコに救出を求めていますが、収容場所やその後の処遇は描かれていません。
ハンコックは黒ひげ、モリアは黒ひげ海賊団、ウィーブルは海軍大将と、それぞれ世界の上位勢力との争いに巻き込まれており、三人とも七武海の称号を失った後も、簡単に排除できない戦力や物語上の役割を持っていることがわかります。
くま・ドフラミンゴ・黒ひげの現在の立場
バーソロミュー・くまは、かつて革命軍の幹部でありながら、ボニーを救うために世界政府の要求を受け入れて自我を失い、完全な人間兵器に改造されましたが、革命軍によって聖地マリージョアから救出された後、突如としてエッグヘッドへ向かい、サターン聖に襲われていたボニーを守りました。
エッグヘッドでの戦いを終えたくまは、ボニーや麦わらの一味、巨兵海賊団とともに島を脱出しており、生存は確認できるものの、失われた自我が完全に戻ったのか、身体を修復できるのかについては明らかになっていないため、現在はボニーと再会を果たした状態で今後の回復が注目される人物です。
ドフラミンゴはドレスローザでルフィに敗れた後、七武海の称号を剥奪され、現在もインペルダウンのレベル6に収監されていますが、世界政府や天竜人の秘密を知っていることに加え、新聞を通して外の情勢を楽しむ様子も描かれているため、物語終盤で脱獄や奪還の対象になる可能性は残されています。
黒ひげことマーシャル・D・ティーチは、七武海の地位をインペルダウンへ侵入するために利用し、目的を達成すると称号を捨て、白ひげのグラグラの実を奪って勢力を拡大した結果、現在は四皇として海賊島ハチノスを拠点に世界の覇権を狙っています。
黒ひげはローを破ってロードポーネグリフの写しを奪い、配下も各地で重要人物や能力を狙って動いているため、歴代七武海の中で最も明確に海賊王へ近づいている人物の一人であり、ルフィたちと衝突する最大級の敵として存在感を強めています。
このように七武海の歴代メンバーは、制度撤廃によって共通の称号を失った後も、四皇、革命軍、麦わらの一味、囚人、海軍の捕虜などに立場を変えながら活動しており、現在の世界情勢を動かす重要人物であり続けています。
ワンピースの歴代七武海メンバー全11人と入れ替わりの流れ
『ワンピース』の作中で王下七武海に所属した人物は合計11人ですが、物語開始時の7人が最後まで在籍していたわけではなく、敗北、命令拒否、政府への反逆などを理由に何度も入れ替わっています。
クロコダイルの称号剥奪後には黒ひげが加入し、頂上戦争を境にジンベエ、モリア、黒ひげが抜けた後は、ロー、バギー、ウィーブルが新たな七武海として選ばれました。
歴代メンバーの加入目的を見ると、世界政府に忠誠を誓っていた人物は少なく、多くの海賊が懸賞金の停止や行動の自由といった特権を、自分の国、仲間、野望を守るために利用していたことがわかります。
| 時期 | 主な入れ替わり |
| 物語開始時 | ミホーク、クロコダイル、ドフラミンゴ、くま、モリア、ハンコック、ジンベエ |
| アラバスタ編後 | クロコダイルが称号剥奪、黒ひげが加入 |
| 頂上戦争前後 | ジンベエが脱退、黒ひげが称号を放棄、モリアが除名 |
| 2年間の空白期間 | ロー、バギー、ウィーブルが加入 |
| ドレスローザ編 | ローとドフラミンゴが称号剥奪 |
| 世界会議後 | 七武海制度そのものが撤廃 |
初期の七武海メンバー7人を一覧で紹介
物語開始時に王下七武海として名前を連ねていたのは、ジュラキュール・ミホーク、サー・クロコダイル、ドンキホーテ・ドフラミンゴ、バーソロミュー・くま、ゲッコー・モリア、ボア・ハンコック、ジンベエの7人であり、一般に初期の七武海メンバーと呼ばれるのはこの顔ぶれですが、これは制度創設時の最初の7人という意味ではなく、物語が始まった時点で在籍していた7人を指しています。
| メンバー | 異名・立場 | 主な能力・特徴 |
| ジュラキュール・ミホーク | 鷹の目・世界最強の剣士 | 黒刀「夜」を操る圧倒的な剣技 |
| サー・クロコダイル | 砂漠の王・バロックワークス社長 | スナスナの実による砂への変化と乾燥 |
| ドンキホーテ・ドフラミンゴ | 天夜叉・ドレスローザ国王 | イトイトの実と覇王色の覇気 |
| バーソロミュー・くま | 暴君・革命軍元幹部 | ニキュニキュの実と人間兵器の肉体 |
| ゲッコー・モリア | スリラーバークの支配者 | カゲカゲの実でゾンビ軍団を形成 |
| ボア・ハンコック | 海賊女帝・アマゾン・リリー皇帝 | メロメロの実と三種類の覇気 |
| ジンベエ | 海侠・タイヨウの海賊団船長 | 魚人空手と海中での高い戦闘力 |
初期メンバーは単に戦闘能力が高いだけでなく、ミホークは世界最強の剣士、ハンコックとジンベエはそれぞれ国家や種族に影響を持つ代表者、ドフラミンゴとクロコダイルは裏社会や国家に巨大な組織を築く支配者、モリアはゾンビ兵を生み出す軍団の主、くまは革命軍と世界政府の双方に関係する人物であり、一人ひとりが一国や大海賊団に匹敵する影響力を持っていたことが選出理由の共通点です。
ただし七武海は7人で一つの海賊団を作っていたわけではなく、互いに仲間意識もほとんどなかったため、招集に対する姿勢や政府との距離感には大きな差があり、政府の命令に比較的従っていたくま、興味のある戦いにだけ参加するミホーク、国を守るため仕方なく地位を利用するハンコックやジンベエ、制度の裏で国家転覆や闇取引を進めるクロコダイルやドフラミンゴなど、同じ称号を持ちながら目的は完全に異なっていました。
黒ひげ・ロー・バギー・ウィーブルが七武海に加入した経緯
黒ひげことマーシャル・D・ティーチは、クロコダイルの脱落によって空いた七武海の席を狙い、部下のラフィットをマリージョアの会議へ送り込んで自分を推薦させたうえで、白ひげ海賊団二番隊隊長だったエースを捕らえて世界政府へ引き渡し、懸賞金すら設定されていなかった自身の危険性と実力を証明することで七武海に加入しましたが、本当の目的は政府に協力することではなく、七武海の権限を使ってインペルダウンへ侵入することでした。
トラファルガー・ローは頂上戦争から約1年後、海賊たちの心臓100個を世界政府へ届けるという異例の方法で実力と危険性を示して七武海に加入しており、その地位を利用して海軍や政府関係者でさえ立ち入りを制限されるパンクハザードを拠点とし、シーザーを利用しながらドフラミンゴとカイドウをつなぐSMILEの製造網を破壊する計画を進めていたため、黒ひげと同様に七武海の称号を自分の作戦に必要な通行証として利用した人物だといえます。
バギーはインペルダウン脱獄事件と頂上戦争を通じて、海賊王ロジャーの船に乗っていた過去、四皇シャンクスとの関係、脱獄囚から熱烈に支持される統率力を世界政府に知られたことで七武海へ勧誘され、その後は海賊派遣組織バギーズデリバリーを拡大させましたが、本人の実力以上に経歴と部下の戦力が評価された点が特徴であり、政府側もバギー個人ではなく、彼の周囲に集まった危険な海賊たちを管理できる影響力を重視したと考えられます。
エドワード・ウィーブルは白ひげの実の息子を名乗り、母親のミス・バッキンとともに白ひげ傘下の海賊団を次々と襲撃していた人物で、黄猿から若い頃の白ひげを思わせるほど圧倒的に強いと評される戦闘力を持っていたため七武海に選ばれましたが、黒ひげやローのような具体的な交渉過程は描かれておらず、白ひげの名が持つ影響力と本人の純粋な戦闘能力が主な選出理由だったと見るのが自然です。
脱退・除名・称号剥奪になったメンバーと理由
最初に大きな入れ替わりを起こしたクロコダイルは、アラバスタ王国を内乱に導いて乗っ取ろうとした計画が発覚し、ルフィに敗れた後に逮捕されて称号を剥奪され、ジンベエは恩義のある白ひげ海賊団との戦争を拒否してインペルダウンへ収監された後、頂上戦争の戦場で政府側と戦う意思を示して自ら七武海を辞めたため、敗北による剥奪と命令拒否による脱退という異なる形で七武海を離れています。
黒ひげは七武海の地位を利用してインペルダウンへ入り、レベル6の凶悪囚人を仲間に加える目的を達成すると政府との関係を捨て、モリアはスリラーバークでルフィに敗れた事実を隠されて一時的に在籍を続けたものの、頂上戦争後に七武海としては力不足と判断した政府上層部から抹殺対象にされ、ドフラミンゴとパシフィスタに襲撃されたため、政府に利用価値がないと見なされた時点で切り捨てられる制度の冷酷さも明らかになりました。
ローは麦わらの一味との関係について、部下ではなく対等な海賊同盟だと藤虎に明言したことで七武海の資格を失い、ドフラミンゴはドレスローザで行っていた国家支配、闇取引、住民への非道な行為が暴かれたうえでルフィに敗れて称号を剥奪され、制度撤廃時まで残っていたミホーク、ハンコック、バギー、ウィーブル、くまについては個人の違反ではなく制度そのものの廃止によって資格を失ったため、歴代11人の離脱理由は自主脱退、反逆、敗北、犯罪発覚、戦力不足、制度撤廃に分けられます。
- クロコダイル:アラバスタ王国乗っ取り計画の発覚と敗北で称号剥奪
- ジンベエ:頂上戦争への参加を拒み、自ら脱退
- 黒ひげ:インペルダウン侵入後に政府を裏切り、称号を放棄
- モリア:政府から七武海として力不足と判断されて除名
- ロー:麦わらの一味との海賊同盟を認めたことで称号剥奪
- ドフラミンゴ:ドレスローザでの悪事発覚と敗北で称号剥奪
- 残るメンバー:七武海制度の撤廃により一斉に資格を喪失
七武海メンバーが政府と協力していた目的と特権
世界政府が七武海制度を運用した目的は、圧倒的な実力と知名度を持つ海賊を公認することで、一般の海賊を威圧したり討伐させたりしながら、海軍本部、四皇、王下七武海による三大勢力の均衡を保つことであり、七武海は政府直属の部隊ではないものの、世界規模の戦争や重大事件が起きた際には強制招集の対象となり、実際に頂上戦争ではミホーク、ドフラミンゴ、くま、モリア、ハンコックが海軍側の戦力として参加しました。
七武海になる最大の利点は、それまで設定されていた懸賞金が停止され、政府から海賊として追われなくなることであり、一定の条件や上納を伴いながら略奪行為も黙認されるほか、自分や配下の過去の罪に対する恩赦、活動地域への海軍の不介入など個別の要求が認められる場合もあったため、海賊でありながら世界政府公認の立場で勢力を拡大できることが最大の特権でした。
ジンベエは魚人族と世界政府との距離を縮め、タイヨウの海賊団の仲間たちを守るために称号を受け、ハンコックはアマゾン・リリーを海軍の侵入から守り、くまはボニーの病気を治療する条件として政府の要求を受け入れ、クロコダイルとドフラミンゴは国家支配や闇取引を隠すために地位を利用したことから、七武海と政府の関係は忠誠ではなく、互いの利益が一致している間だけ続く取引だったと考えられます。
そのため政府の招集を拒否したジンベエ、地位を使い終えて裏切った黒ひげ、海賊同盟を結んだローのように、政府の利益に反する行動を取れば資格を失う一方、クロコダイルやドフラミンゴのように裏で犯罪を重ねていても発覚するまでは制度に守られており、犯罪を抑えるために海賊を利用するはずの制度が、強大な海賊へ権力と信用を与える危険な仕組みに変質していたことが、最終的な撤廃につながる大きな原因になりました。
七武海制度が撤廃された理由とメンバーの強さを解説
王下七武海制度が撤廃された直接の理由は、制度に守られたクロコダイルとドフラミンゴが、それぞれアラバスタ王国とドレスローザ王国を支配しようとして、多くの国民を苦しめた事実が明らかになったためです。
世界政府は七武海に代わる戦力として、海軍特殊科学班SSGと新型人間兵器セラフィムを用意しており、危険な海賊と協力しなくても四皇に対抗できるという判断も制度撤廃を後押ししました。
ただし撤廃後に明らかになった懸賞金や戦闘実績を見ると、歴代七武海は世界政府が簡単に管理できる戦力ではなく、ミホークや黒ひげを筆頭に、現在も四皇や大幹部級の実力者が揃っています。
七武海制度は世界会議で撤廃された
王下七武海制度の撤廃は、各国の王族が集まる世界会議で正式に決定され、アラバスタ王国のコブラ王とドレスローザ王国のリク王が中心となって廃止を提案した結果、加盟国の賛同を得て可決されました。
アラバスタではクロコダイルが秘密犯罪会社バロックワークスを使って内乱を引き起こし、ドレスローザではドフラミンゴが国民を欺いて王位を奪い、反抗者をオモチャに変えて存在そのものを消していたため、七武海制度が国を守るどころか、海賊による国家支配を隠す盾として悪用されたことが最大の問題でした。
海軍大将の藤虎も七武海制度の危険性を強く認識しており、ドレスローザで政府の失態を隠さず国民へ謝罪したうえで、アラバスタとドレスローザの国王が世界会議で制度撤廃を実現できるように行動していたことから、政府内部にも廃止を求める意見があったことがわかります。
制度の撤廃が決まると、ミホーク、ハンコック、バギー、ウィーブルたちは政府公認の海賊ではなくなり、海軍はそれぞれの拠点へ部隊を派遣して身柄を拘束しようとしましたが、元七武海側も簡単には従わず、海軍艦隊への反撃や新組織の結成によって対抗しました。
私は、七武海制度の撤廃そのものは国民を守るために必要な決定だったと考えますが、実力者を一斉に敵へ戻した結果、ミホークとクロコダイルがクロスギルドに合流し、バギーが四皇になる事態まで生まれたため、世界政府は制度の欠陥を解消する一方で、新たな巨大勢力を生み出してしまったともいえます。
七武海に代わる新戦力セラフィムとSSGの正体
SSGとは海軍特殊科学班を指し、Dr.ベガパンクの科学力を軍事利用するための組織であり、王下七武海に代わって三大勢力の均衡を維持できるほどの新戦力として、海軍大将の藤虎からも大きな期待を寄せられていました。
SSGとセラフィムは厳密には同じものではなく、SSGは科学兵器を開発・運用する組織で、セラフィムはその研究から生まれた新型人間兵器であり、従来のパシフィスタを大きく上回る性能を持っています。
セラフィムは元七武海の幼少期をモデルに作られ、褐色の肌、白い髪、黒い翼、背中の炎といったルナーリア族の特徴を備えているため、炎が燃えている間は極めて高い防御力を発揮し、炎を消すことで防御力と引き換えに速度を高められます。
| セラフィム | モデル | 再現された能力 |
| S-ホーク | ミホーク | 剣術とスパスパの実 |
| S-スネーク | ハンコック | メロメロの実 |
| S-ベア | くま | ニキュニキュの実 |
| S-シャーク | ジンベエ | 魚人空手とスイスイの実 |
セラフィムが使用する超人系悪魔の実の能力は、能力者の血統因子をもとに作られたグリーンブラッドによって再現されており、S-ホークにはダズ・ボーネスのスパスパの実、S-シャークにはセニョール・ピンクのスイスイの実が与えられるなど、モデル本人とは異なる能力を組み合わせて戦闘力を高めています。
さらにレーザー兵器、命令に従う統制性、成長途中でも四皇の一味を苦戦させる身体能力を持つため、量産と完全な管理が実現すれば七武海より扱いやすい戦力になりますが、命令権の奪い合いや想定外の感情が生じる描写もあり、セラフィムも絶対に制御できる安全な兵器ではないと私は感じます。
歴代七武海メンバーの強さを戦闘力・能力・覇気で比較
歴代七武海の強さを比較する際は、過去の懸賞金やルフィに敗れた時期だけで順位を決めるのではなく、現在までの戦闘実績、悪魔の実の相性、覇気、武器、組織力、海上や陸上といった戦場の違いまで考慮する必要があります。
最上位候補はミホークと黒ひげであり、ミホークはシャンクスと過去に決闘を重ねた世界最強の剣士として、黒刀「夜」と圧倒的な斬撃を操り、黒ひげは自然系のヤミヤミの実と超人系のグラグラの実を同時に使う四皇として、能力者を無力化しながら大規模な破壊を起こせます。
純粋な剣技と一対一の完成度ではミホーク、悪魔の実の危険性と海賊団を含めた総合力では黒ひげが最上位と考えられますが、両者の本気の戦闘は十分に描かれていないため、どちらが上かを断定することはできません。
ロー、ハンコック、クロコダイルも非常に危険で、ローは覚醒したオペオペの実によって四皇ビッグ・マムの体内へ直接攻撃を与え、ハンコックはメロメロの実で海兵や黒ひげ海賊団の幹部を一瞬で石化させ、クロコダイルはクロスギルドの中心人物として19億ベリーを超える懸賞金を設定されています。
とくにハンコックの能力は、相手が魅力を感じれば実力差に関係なく石化させる可能性があり、黒ひげも能力を奪うために直接捕らえながら、手を離せば自分まで石化させられる危険を警戒していたため、単純な攻撃力以上に初見での対処が難しい能力です。
ジンベエ、くま、ドフラミンゴ、ウィーブル、モリアも、それぞれ得意な状況では上位の海賊を脅かせる戦力を持ち、ジンベエは海中戦と魚人空手、くまは触れた対象を弾くニキュニキュの実、ドフラミンゴは能力の覚醒と三種類の覇気、ウィーブルは若い頃の白ひげを思わせる怪力、モリアは大量の影と死体を利用した軍団戦を得意としています。
| 強さの区分 | 該当する主なメンバー | 評価の理由 |
| 最上位候補 | ミホーク、黒ひげ | 世界最強の剣士と現四皇 |
| 最高幹部級以上の脅威 | ロー、ハンコック、クロコダイル | 覚醒能力、即死級の特殊能力、高額懸賞金 |
| 条件次第で上位を脅かす | ジンベエ、くま、ドフラミンゴ、ウィーブル | 環境適性、特殊能力、覇気、怪力 |
| 軍団戦で危険 | モリア | 影とゾンビを利用した兵力拡大 |
| 個人戦と組織力に差がある | バギー | 本人より経歴、部下、クロスギルドの影響力が脅威 |
バギーは個人の戦闘能力だけなら他の歴代メンバーより劣ると考えられますが、バラバラの実によって斬撃を無効化でき、強力な部下を引き寄せる運と求心力を持ち、現在はミホークとクロコダイルを擁するクロスギルドの表向きの首領であるため、組織全体の危険度では最上位に入ります。
撤廃後の懸賞金からわかるミホークたちの本当の実力
七武海に加入すると懸賞金の更新が停止されるため、クロコダイルの8100万ベリーやハンコックの8000万ベリーといった以前の金額は、現在の強さを表す数字ではなく、政府に公認される前の短い活動期間に記録された評価にすぎません。
制度撤廃後に懸賞金が再設定された結果、ミホークは35億9000万ベリー、クロコダイルは19億6500万ベリー、ハンコックは16億5900万ベリーとなり、七武海時代の金額から大幅に上昇したことで、政府が称号によって隠していた本来の危険度が明らかになりました。
| 歴代メンバー | 公表済みの最新懸賞金 | 現在の評価につながる要素 |
| 黒ひげ | 39億9600万ベリー | 四皇、二つの悪魔の実、巨大海賊団 |
| ミホーク | 35億9000万ベリー | 世界最強の剣士、クロスギルド |
| バギー | 31億8900万ベリー | 四皇、経歴、クロスギルドの首領と認識 |
| ロー | 30億ベリー | ビッグ・マム撃破、オペオペの実の覚醒 |
| クロコダイル | 19億6500万ベリー | 知略、組織力、スナスナの実 |
| ハンコック | 16億5900万ベリー | メロメロの実、三種類の覇気、九蛇海賊団 |
| ジンベエ | 11億ベリー | 麦わらの一味、魚人空手、豊富な実績 |
| ウィーブル | 4億8000万ベリー | 七武海加入前に公表された金額 |
| ドフラミンゴ | 3億4000万ベリー | 七武海加入後に更新停止、現在は収監中 |
| モリア | 3億2000万ベリー | 七武海加入後に更新停止 |
| くま | 2億9600万ベリー | 七武海加入後に更新停止 |
ただしウィーブル、ドフラミンゴ、モリア、くまの金額は、現在の実力や危険度を反映して再設定された数字ではなく、七武海加入などによって更新が止まった過去の懸賞金であるため、ミホークやハンコックと金額だけを比べて弱いと判断することはできません。
またバギーの31億8900万ベリーは、本人の戦闘力だけではなく、ロジャー海賊団に所属していた経歴、シャンクスとの関係、インペルダウン脱獄囚からの支持、クロスギルドの首領だという政府側の認識が合わさった金額であり、懸賞金は強さだけでなく世界政府に対する危険度や影響力を示す数字だとわかります。
それでもミホークが海賊団や大船団を率いていない状態で35億9000万ベリーを設定された事実は特別であり、個人の剣技だけで四皇に近い評価を受けているため、私は歴代七武海の純粋な個人戦闘力を考えるうえで、最も説得力のある数字だと考えます。
七武海のモデルや動物モチーフに関する豆知識
王下七武海の仕組みは、国家から敵国の船を攻撃する許可を与えられた私掠船や、政府と契約して活動した海賊を連想させるもので、自由に略奪する海賊を取り締まる側が、別の海賊へ権限を与えて軍事力として利用するという矛盾もよく似ています。
ただし作中の七武海は政府へ完全に服従する軍人ではなく、互いの利益が一致する間だけ協力する関係であり、黒ひげのように最初から政府を利用して裏切る人物もいたため、実在の私掠制度よりさらに不安定で危険な仕組みとして描かれています。
初期の七武海メンバー7人には、名前や異名に動物を連想させる要素があり、ミホークは鷹、クロコダイルはワニ、ドフラミンゴはフラミンゴ、くまは熊、ゲッコー・モリアはヤモリ、ボア・ハンコックは大蛇、ジンベエはジンベエザメと対応させられます。
- ジュラキュール・ミホーク:ホーク、鷹の目
- サー・クロコダイル:クロコダイル、ワニ
- ドンキホーテ・ドフラミンゴ:フラミンゴ
- バーソロミュー・くま:熊
- ゲッコー・モリア:ゲッコー、ヤモリ
- ボア・ハンコック:ボア、大型のヘビ
- ジンベエ:ジンベエザメ
後から加入したメンバーでは、エドワード・ウィーブルのウィーブルがゾウムシを意味する一方、黒ひげ、ロー、バギーには初期7人ほど明確な動物名の統一が見られないため、動物モチーフは制度全体の絶対的な条件ではなく、初期メンバーのデザインに使われた共通要素と考えるのが自然です。
実在の海賊との関連では、マーシャル・D・ティーチという名前が、黒ひげとして知られるエドワード・ティーチを強く連想させるほか、作中には実在の海賊や航海史上の人物を思わせる名前が数多く使われていますが、名前が似ているだけで人物像や人生まで同じモデルだと断定しないことが大切です。
七武海は海賊、動物、国家公認の私掠制度といった複数の要素を組み合わせながら、各メンバーには剣士、女帝、元革命軍、国家の支配者など異なる背景が与えられているため、共通性がありながら一人ひとりの印象が重ならない点も、長く人気を集めている理由だと私は感じます。
ワンピースの七武海メンバーと現在の状況まとめ
王下七武海制度は世界会議で撤廃されましたが、歴代11人の多くは物語から退場せず、四皇、クロスギルド、麦わらの一味、革命軍に関係する人物など、以前よりも重要な立場で活動しています。
ミホーク、クロコダイル、バギーはクロスギルドを結成し、ジンベエは麦わらの一味へ加入するなど、元七武海たちは政府に管理される存在から、自らの目的で世界情勢を動かす存在へ変化しました。
ローやハンコックの今後、拘束されたモリアやウィーブルの行方、くまの状態、ドフラミンゴの再登場など未解決の要素も多く、歴代メンバーの動向は最終章を読むうえで見逃せません。
七武海は撤廃後も物語の重要人物として活躍している
王下七武海は、世界政府が強大な海賊の戦闘力と知名度を利用するために設けた制度でしたが、クロコダイルによるアラバスタ乗っ取り計画や、ドフラミンゴによるドレスローザ支配が明らかになったことで制度の危険性が問題視され、世界会議で撤廃が決定したため、現在の『ワンピース』には王下七武海という地位は存在していません。
しかし制度がなくなっても歴代メンバーの影響力は衰えておらず、黒ひげとバギーは四皇となり、ミホークとクロコダイルは海兵へ懸賞金をかけるクロスギルドを動かし、ジンベエは四皇ルフィが率いる麦わらの一味の操舵手として航海を支えているため、元七武海は政府の戦力だった頃以上に、世界の勢力図を左右する存在になったといえます。
ハンコックは海軍と黒ひげ海賊団の襲撃を受けながらも健在で、ローも黒ひげとの戦いに敗れた後にベポとともに生存しており、くまはボニーを守るためにエッグヘッドへ現れ、モリアやウィーブルについても死亡が確定したわけではないため、歴代11人のうち多くが今後の戦いへ再び関わる余地を残しています。
七武海制度が撤廃されたことで、元メンバーたちは政府から守られる特権を失いましたが、その代わりに招集や命令へ従う必要もなくなり、それぞれが海賊王争い、仲間の救出、国家の防衛、世界政府への対抗といった本来の目的に向かって動き始めたため、私は制度撤廃後のほうが一人ひとりの個性や野望が明確になったと感じます。
歴代11人の今後と最終章での再登場に注目しよう
最終章で特に注目したいのは、ひとつなぎの大秘宝を狙う意思を表明したクロスギルドであり、四皇として祭り上げられたバギー、世界最強の剣士ミホーク、知略と組織運営に優れたクロコダイルが同じ勢力に所属しているため、麦わらの一味や黒ひげ海賊団、赤髪海賊団と海賊王の座を争う可能性があります。
ローは「D」の名や世界の歴史に強い関心を持ち、ハンコックはルフィとの深い関係と九蛇海賊団の戦力を持っているため、二人ともルフィ側の協力者として再登場する展開が考えられますが、現時点で今後の合流や共闘が確定しているわけではなく、あくまで過去の関係と物語上の役割から予想される展開として区別する必要があります。
モリアはハチノスで拘束された後の脱出が確認されておらず、ウィーブルは緑牛に連行された後の収容先が不明で、ドフラミンゴもインペルダウンのレベル6に収監されたままですが、三人にはペローナ、ミス・バッキン、マルコ、天竜人の秘密といった再登場につながる要素が残されており、捕らえられている元七武海の解放や脱獄が情勢を変える可能性にも注目です。
くまについてはボニーとの再会を果たしたものの、自我や身体がどこまで回復するのかという大きな問題が残り、黒ひげは二つの悪魔の実と強力な幹部たちを率いて海賊王争いの中心にいるため、歴代七武海の物語は過去の制度を振り返るだけでは完結せず、世界政府、革命軍、四皇による最終的な争いへ直接つながっています。
ワンピースの七武海メンバーは歴代11人で、制度撤廃後もほとんどが生存し、それぞれ異なる勢力や目的のもとで行動しています。
強さについてはミホークと黒ひげが最上位候補となり、ロー、ハンコック、クロコダイルも特殊能力や高額懸賞金から非常に危険な実力者と評価できますが、懸賞金には組織力や政府への危険度も含まれるため、数字だけで単純な順位を決めることはできません。
今後はクロスギルドの海賊王争い、ローとハンコックの再登場、モリアとウィーブルの救出、くまの回復、ドフラミンゴの動向、黒ひげとルフィの対決が大きな見どころとなり、七武海という制度が消えた後も、歴代メンバーは最終章の結末を左右する重要人物であり続けるでしょう。
この記事のまとめ
- 王下七武海は世界会議で制度そのものが撤廃
- 歴代メンバーは入れ替わりを含めて全11人
- ミホークたちはクロスギルドで新たに活動中
- ジンベエは麦わらの一味として活躍
- 撤廃後の懸賞金からわかる七武海の実力
- セラフィムやSSGが七武海に代わる新戦力
- 元七武海は最終章でも重要人物として活躍!



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