アニメ『黒執事』2期の最終回を見て、「実際のところシエルは生きてるの?死んでるの?」とモヤモヤした方もいるのではないでしょうか。
この記事では、『黒執事』2期ラストで描かれたシエルの生死について、ストーリーを整理しながら詳しく解説します。
この記事を読むとわかること
- 黒執事2期冒頭でシエルが生きている理由
- シエルが悪魔になった経緯
- 2期ラストで、シエルの生死はどうなるのか
『黒執事』2期、シエルは本当に生きているのか?
『黒執事』2期は、他の作品と大きく異なるオリジナルストーリーとなっており、シエルの運命について賛否両論を呼びました。
1期のラストで亡くなり、魂をセバスチャンに奪われたはずのシエルが、2期では再び登場し、最終的に悪魔となります。
この展開に戸惑った視聴者も少なくないでしょう。2期のシエルの「生死」について、流れを整理してみましょう。
シエルの魂は1期で奪われた・・・
1期の終盤では、シエルの復讐が果たされ、契約通りセバスチャンが彼の魂を食べたはずでした。
しかし、2期の冒頭をみると、セバスチャンはシエルの魂を食べられなかったようです。何が起こったのでしょうか。
あくまで執事のクロード
2期では、トランシー家の若き当主アロイスと、その執事クロードが新たに登場します。
クロードはシエルの魂を奪い、青い指輪に封じ込めました。この指輪は、トランシー家の地下に保管されています。シエルの身体は魂を失った状態で、記憶をなくしています。
セバスチャンが魂を奪還
セバスチャンは、シエルを取り戻すためにトランシー家を訪れ、封じられた魂を解放します。
しかし、シエルの記憶は完全には戻らず、一時的にアロイスの記憶を上書きされるという混乱した状態に陥りました。
『黒執事』2期ラストでシエルが悪魔化
『黒執事』2期の終盤では、シエルが人間としての魂を失い、悪魔に転生しました。
これは視聴者にとって予想外の展開で、「シエルは本当に生きているのか?」という疑問をさらに深めました。
シエルは、なぜ悪魔となってしまったのでしょうか?
アロイスとハンナの契約
シエルが悪魔化した最大の要因は、アロイスとハンナの契約です。
アロイスは自らの復讐のために、「あくまでメイド」のハンナと契約を結びました。この契約には「シエルを悪魔として転生させる」ことが含まれていたのです。
シエルの魂を食べられなくなった理由
1期での契約では、シエルが復讐を果たした時点でセバスチャンが魂を食べることになっていました。
しかし、悪魔が悪魔の魂を食べることはできません。シエルが悪魔になったことで、契約は無効化されてしまったのです。
セバスチャンは、シエルの魂を喰らうために執事として仕えてきたにもかかわらず、その目的が達成できなくなりました。
永遠に「坊ちゃんの執事」
しかし、「セバスチャンがシエルの執事であり続ける」契約は続きます。
本来であれば、契約を完了させて自由になるはずだったセバスチャンは、永遠にシエルに仕える運命を背負うことになったのです。
ラストシーンでは、シエルはセバスチャンに向かって「これから先も、お前の答えはただ一つ。分かっているな?」と問いかけます。
それに対し、セバスチャンは「イエス、マイロード」と答え、二人の主従関係が永遠に続くことを示唆する形で物語は幕を閉じました。
『黒執事』2期最終回の解釈
『黒執事』2期のラストは、多くの視聴者にとって衝撃的なものでした。
「シエルは生きているのか?」という疑問に対しては、「人間としては死んでいるが、悪魔として生きている」というのが正しい解釈です。
人間としては死んだ
シエルの人間としての死は、2期の最終回で正式に示されました。
シエルにゆかりのある人々にカードが届き、そこには「シエル・ファントムハイヴ 1889年8月26日死亡 享年13歳」と書かれていました。
これは、彼が人間としての生を終えたことを公式に示すものです。
『黒執事』3期以降とのつながりは?
黒執事3期『Book of Circus』以降のシリーズは、原作基準のストーリーに戻っています。
そのため、2期の結末とは直接的なつながりはありません。
2期は完全オリジナルストーリーであり、その後のシリーズは1期の途中から原作の流れを再開する形になっています。
この記事のまとめ
- シエルは1期で魂を奪われるはずだったが、トランシー家の悪魔に魂を封じられていた
- セバスチャンが、シエルの魂を取り戻す
- アロイスとハンナの契約により、シエルは悪魔へと転生
- セバスチャンはシエルの魂を喰らえなくなる
- 2人の主従関係は永遠に続く
- アニメ3期以降は原作準拠で、2期とはつながらない
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