【地縛少年花子くん 】70話ネタバレ解説!振り返ると葵がいない

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『地縛少年花子くん』70話では、葵と茜の絆が深まる一方で、予想外の結末が読者を衝撃へと導きます。

葵が現世に戻れなかった理由、花子くんの本当の狙い、そして寧々に託された新たな運命——すべてがこの回で明かされました。

この記事を読むとわかること

  • 葵が現世に戻れなかった理由とその伏線
  • 花子くんが仕組んだ計画と、そこに込められた願い

葵が現世に戻れなかった理由

『地縛少年花子くん』70話では、輝や茜と共に脱出を試みた葵が、現世へ戻ることができませんでした。

「僕はアオちゃんが好きだよ」

暗闇を進む中、葵は茜に尋ねます。「茜くんの好きなもの、知りたい」

茜は迷いなく、「僕はアオちゃんが好きだよ」と答えます。

明かりが見えなかった葵

現世へとつながる暗い通路を歩いていた茜と葵。

茜が「向こうに明かりが見える」と口にしたとき、葵はうつむき、「明かり…」とつぶやいただけでした。

葵には帰り道が見えていなかったことがわかります。つまり、すでに「戻る資格を失っていた」ことを葵自身が察していたのです。

その違和感を言葉にせず、ただ茜と過ごす最後の時間を静かに味わっていたのかもしれません。

彼岸に落ちた時点で死者

白杖代からの報告を受けた花子くんは、「彼岸近くに落ちた時点であの子は死者だ」と断言しています。

「怪異でもない、特別な力もない、ただのヒトなんだから」

葵が普通の人間である限り、死者の領域から生きて戻ることは不可能ということです。

茜と歩いた暗闇の中で、彼女だけが「明かり」を感じられなかったのは、死の暗示だったのです。

花子くんの計画と本音

葵が帰還できなかった背景には、花子くんの仕組んだ計画がありました。

葵の余命が寧々へ移された

その後、葵が現世に戻れなかった代わりに、寧々の寿命が延びたことが明らかになります。

「代わりの巫が捧げられたことで、予定されていたヤシロの死は覆り、あの子の余命がそっくりヤシロに移動する」

という花子くんの言葉から、葵の死は寧々を救うために仕組まれたことがわかります。その結果、花子くんが望んだ「寧々の生存」は一応の形で実現しました。

寧々は知らぬ間に葵の命を引き継いでしまったことになります。そのことを知ったとき、花子くんに対してどのような反応を示すのでしょうか。

「ヤシロとはこれでもうお別れだ」

花子くんはこの結果に対し、「完璧だね」と笑みを浮かべます。

そして、「ヤシロとはこれでもうお別れだ 寂しくなるなぁ」と呟きます。

七不思議は怪異で守り神

輝は語ります。

「うちの学園の七不思議はちょっと特殊なんだよ」

七不思議とは、学園を脅かす怪異であると同時に、学園を守護する「柱」でもあるというのです。

この二面性は花子くんや寧々、そして他の怪異たちの行動を理解する上で重要な視点となります。

一番の依代が狙われる?

輝は、「七不思議の権能を失わせている者がいる」と茜に警告します。

それがが花子くん、そして彼に協力する寧々だと名指ししました。

さらに、「一番の依代もいずれ狙われる」と予言します。

これは、時計守である茜が今後、大きな決断と行動を求められることを意味しています。

この記事のまとめ

  • 葵と茜が心を通わせた直後の喪失
  • 葵は彼岸に囚われ現世に戻れない
  • 葵の余命が寧々に移され、寧々の寿命が延長
  • 花子くんが「ヤシロとはこれでもうお別れだ」
  • 学園七不思議の真の役割
  • 一番の依代が次なる標的となる予感

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