「その着せ替え人形は恋をする」の第74〜76話は、海夢(まりん)の部屋に新菜(わかな)がお泊まりするドキドキの展開です。
お泊まりのきっかけは?ふたりの関係はどうなるの?ネタバレを交えてわかりやすく解説します。
この記事を読むとわかること
- 新菜がお泊まりすることになった理由
- 海夢が勘違いでドキドキする経緯
- お泊まりで、ふたりの関係は進展したのか
お泊まりのきっかけ
海夢と新菜が一夜を共に過ごすことになったきっかけは、電車の運転見合わせという突発的な出来事でした。
海夢の家でコスプレの打ち合わせ
海夢と新菜は、ホラーゲーム「棺(ひつぎ)」をテーマにしたコスプレの衣装合わせを行います。
ゲーム内キャラクターの衣装をチェックするため、海夢の家で試着や打ち合わせが行われました。
電車が運転見合わせ!
打ち合わせとゲームに夢中になっていたふたり。ふと気づくと夜の10時を過ぎていました。
帰宅しようとする新菜でしたが、「電車が運転見合わせ中」という緊急事態が判明します。
これに対して海夢は、「泊まっていったら?」と提案。
100%善意だとわかっていても新菜は戸惑います。しかし、風邪を引いて祖父に心配をかけることだけは避けたいと、お泊まりの提案を受け入れます。
買い出し中に生まれた「勘違い」
お泊まりすることが決定し、ふたりは必要なグッズをそろえるため深夜のドン・キホーテへ向かいます。
このとき、新菜の何気ない行動が、海夢の大きな誤解を招きます。
「寝なければお泊まりではない」
新菜は「泊まる」ことへの罪悪感と後ろめたさがぬぐえず、「寝なければお泊まりではない」という理屈で自分を納得させようとします。
その結果、眠気を覚ますために大量のエナジードリンクを購入。
しかし、この作戦が、海夢にある誤解を与えるのです。
海夢は「その気」と勘違い
新菜が見ていたエナジードリンク棚のすぐ隣には、大人向けの栄養ドリンクが並んでいました。それをガン見しているように見えた新菜。
海夢は、「本気でその気なのでは…」と勘違いしてしまいます。
この瞬間から、海夢の心は一気にドキドキソワソワモードに突入します。
ふたりきりの夜
買い出しを終えたふたりは、再び海夢のマンションへ。
リラックスしようとする一方で、すれ違い続ける心。
恋人未満の距離感が描かれた、絶妙なひとときです。
海夢は緊張で大混乱
新菜は持参したゲームの続きを始め、「起きている」ことに集中しています。
一方、海夢は「何が起きるのか」という想像で頭がいっぱい。
お風呂を済ませ、選びに選んだ下着を身につけたものの、新菜の無反応に戸惑いが止まりません。
ドキドキが止まらない!
ゲームをプレイする新菜に促され、ようやく隣に座った海夢。
緊張のあまり体勢を崩し、ソファから落ちて頭を打ってしまいます。
心配して駆け寄った新菜は、海夢に覆い被さるような体勢になっていました(もちろん無意識!)。
この瞬間、海夢の恋心は爆発寸前まで高まります。
「なにもなかった」衝撃
静かに夜が明けます。
目を覚ました海夢が感じたのは、「何もなかった」という事実でした。
予想外の結末に落ち込む
目覚めた海夢は、ベッドの中でしばらく動けません。
「何か」があると期待していたわけではないけれど・・・
告白を決意
海夢は、自分の中に芽生えている気持ちが、ただの憧れではないと気づき、ちゃんと告白しようと決意します。
でも、そんなことできるかな・・・断られた時のことを想像して、海夢は泣いてしまいます。
お泊まりのあと付き合った?
気になるのは、「お泊まりのあと、ふたりは付き合ったのか?」という点です。
今回のおとまりをきかっけに交際に発展したわけではありませんが、その一歩手前の大きな分岐点となる回でした。
付き合っていないが気持ちは動いた
お泊まりの後、ふたりが正式に付き合ったような描写はありません。
しかし、海夢の気持ちは明確になり、新菜の存在がますます特別になったことは間違いありません。
切なくもリアルなすれ違い
新菜と海夢の間には、互いに気づかぬままの想いが交差していきます。
この「焦らされ感」が、多くの読者に「早く付き合って!」と思わせる絶妙な構成となっています。
恋の進展はこれから
このお泊まりエピソードは、恋人未満の「じれったさ」が最大限に表現されていました。
それでも、お互いを「意識する」という点では確実に前進しており、今後の展開がますます気になります。
ときめきと笑い、そして切なさのバランスが絶妙で、「神回」と称されるのも納得の内容となっています。
この記事のまとめ
- お泊まりの理由は電車の運休
- 新菜は寝ない作戦、海夢は勘違いでドキドキ
- お泊まりは、すれ違いと緊張の連続
- 何もなかった朝に、海夢は恋心を自覚
- 付き合うには至らなかったが、恋は確実に進展
- 勘違いと恋人未満の「じれったさ」が描かれた神回
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