君に届け、二人の結婚式を想像しよう！

少女漫画の金字塔『君に届け』。爽子と風早の不器用で誠実な恋愛は、多くの読者の心を打ちました。

そして最終回で無事に付き合い続けている姿が描かれたことで、ファンの間では「この二人が結婚したらどんな式になるのだろう？」という妄想が後を絶ちません。

本記事では、そんな「風早翔太と黒沼爽子の結婚式」を、物語の延長線上として丁寧に想像していこうと思います。

君に届け続編、めっちゃ見たい。風早と爽子が結婚するまでの10年を描いてほしい・・・・・！

— kayo🐈 (@kayone55) March 29, 2024

君に届け、二人の結婚式を想像しよう！：結婚に至るまでのふたり

まず、結婚式を語る前に、ふたりがどのようにしてそこにたどり着いたのかをおさらいしておきたいところです。

高校時代、誤解されがちな黒沼爽子と、クラスの中心にいた風早翔太の恋は、じれったいながらも徐々に育まれました。

互いの誠実さと信頼によって、数々の壁を乗り越えてきたふたり。

大学に進学してからも、離れず付き合い続け、社会人になってしばらくしたある日、風早からのプロポーズが実現すると想定されます。

指輪や華やかな演出ではなく、静かな夜、手を握りながら「ずっと一緒にいよう」と伝える──そんな風早らしい言葉で、結婚が決まるのでしょう。

爽子と風早の結婚式は、華やかさよりも“温かさ”が感じられるスタイルになるはずです。

場所は、地元・北海道の自然に囲まれたレストランやガーデンを貸し切っての少人数婚が似合います。

招待客は家族、そして高校時代の仲間たち──ちづ、あやね、龍、ケント、くるみ、ピン先生など。

爽子にとっての“成長を見守ってくれた人々”が中心になることでしょう。

装飾は白と緑を基調としたシンプルなナチュラルテイスト。

ブーケは爽子の好きな「カスミソウ」と「白いバラ」を合わせたもの。風早が静かに花屋で選ぶ姿まで想像できます。

チャペルではなく、自然光が差し込む屋外の芝生の上。

誓いの言葉はオリジナルで、お互いに書いた手紙を読み合うスタイルに。

風早：「どんな時も君となら、乗り越えられるって思った、これからも、君の隣にいさせてください。」

爽子：「あなたが私の世界を広げてくれました、これからも、私なりにたくさんの“ありがとう”を伝えていきます。」

涙ながらに読み上げるその言葉に、参列者も静かに目頭を押さえるでしょう。

指輪の交換では、風早が照れながらも真剣なまなざしで指輪をはめ、爽子も頷きながら微笑む──言葉よりも、二人の間の“空気”が感動を呼ぶ時間です。

こんな姿を想像できます。

披露宴は、彼らの関係性を象徴するように、笑いと涙が交じる場となるでしょう。

ちづが開口一番、「風早、泣きすぎ！それより爽子めっちゃ綺麗！」と突っ込めば、場が一気に和やかに。

ピン先生は「ようやく結婚か～俺の教えが効いたな！」とドヤ顔でスピーチ。

もちろん、誰もが「ピンらしいな」と笑顔で受け入れます。

あやねやくるみは、涙を拭いながら手紙を読むかもしれません。

「初めて出会った時の爽子は、こんなに強くて素敵な人になるなんて思わなかった」と成長を讃える言葉が続きます。

料理は北海道の旬の食材をふんだんに使ったコース料理で、風早の家族の好物や、爽子が小さい頃に母と食べた思い出のメニューが盛り込まれているなど、心遣いも随所に見られる内容に。

式の最後には、爽子から両親への手紙が読まれます。

言葉を詰まらせながらも、「お父さん、お母さん、こんな私を大切に育ててくれてありがとう」と感謝を伝える場面には、全員がもらい泣きせずにはいられないでしょう。

そして風早がその手を取り、「これからは僕が守っていきます」と告げ、ふたりで退場。

風にそよぐ純白のドレス、優しく微笑み合うふたりの姿に、会場中が祝福の拍手に包まれます。

『君に届け』という作品が描いてきたのは、ただの恋愛ではなく、人と人が理解し合い、成長していく過程でした。

風早と爽子の結婚式は、その集大成として、「愛すること」「信じること」「支え合うこと」の意味を象徴するものになるはずです。

このふたりの未来を想像することは、読者にとっても「大切な人を思う気持ち」を再確認させてくれる時間。

結婚式という特別な1日が、彼ららしい温もりで満ちたものであることを、心から願わずにはいられません。