「ロシデレ 結末」が気になる方に向けて、最新巻である第7巻の内容を徹底解説します。
文化祭の事件が終息し、バンド活動や体育祭へと舞台を移す中、アーリャとマーシャの恋模様も大きく進展。
この記事では、政近を巡る恋の行方や、それぞれのキャラの心情、ロシア語の意味も含めて、「ロシデレ 結末」がどう描かれたのかをネタバレ込みで詳しく紹介します。
この記事を読むとわかること
- ロシデレ7巻の結末とアーリャの恋心の行方
- 文化祭トラブルの解決と風紀委員会の変化
- マーシャとの急接近やキャラ同士の恋愛模様
アーリャは政近への恋を自覚した!これがロシデレ7巻の結末
第7巻では、アーリャがついに政近への恋心を自覚するという、大きな転機が描かれました。
これまで“デレ”を見せつつも一歩引いた立ち位置だったアーリャが、自分の気持ちと真正面から向き合います。
その瞬間に登場するロシア語「любовь(リュボーフ)」の一言が、物語の核心を表しています。
ロシア語「любовь」の意味が物語を象徴
「любовь」はロシア語で“恋”や“愛”を意味します。
巻末のシーンでアーリャがこの言葉を口にすることで、それまでの揺れる感情に明確な名前が与えられたことになります。
時折ボソッとロシア語で心情を語るアーリャにとって、この単語の使用は感情の頂点であり告白に等しい重みを持つものです。
そして読者はこの瞬間、アーリャの成長と本作の「ロシデレ」たる所以を再確認することになるでしょう。
政近に恋する気持ちを自覚するアーリャの心の動き
騎馬戦での敗北をきっかけに自信を失い、誕生日に政近を誘うのもためらうアーリャ。
しかし、そんな彼女に対して政近が「誘いはまだか」と優しく声をかけたことで、心の氷が溶けるような瞬間が訪れます。
これまでツンとデレの間で揺れ続けていた感情が、ついに恋という確信へと変わるのです。
アーリャの「まさか…」という戸惑いと、その後の静かな決意は、7巻の中でも最も読者の心を打つ名シーンといえるでしょう。
恋を知った少女の一歩が、物語を新たなステージへと導く――そんな“結末”にふさわしい幕引きが描かれています。
文化祭事件の結末は?桐生院の処分と生徒会の動き
秋嶺祭で起きたトラブルは、ロシデレ7巻における最大の問題のひとつでした。
事件の中心人物である桐生院雄翔の行動により、文化祭に混乱が生じ、多くの生徒が迷惑を被ることに。
この問題に対して、学園は厳格な処分を下すことで、事態の収束を図ります。
桐生院の処分内容と生徒たちの反応
事件の首謀者である桐生院には、土下座と丸刈り、さらに1か月の停学処分という、かなり厳しい措置が取られました。
これにはさすがの周囲も驚きを隠せませんが、怪我人が出ていたことを考えると、処分の妥当性は高いといえるでしょう。
さらに桐生院の側にいた菫も連帯責任として自ら断髪を申し出る場面があり、事態は混乱。
場の空気を一変させたのが茅咲の冷静な対応であり、ここで彼女の存在感が際立つ結果となりました。
新風紀委員長に就任した茅咲の活躍
事件後、風紀委員長であった加地はその責任を取って役職を辞任。
その後任として、茅咲が新風紀委員長に就任します。
もともと生徒会副会長も務めていた彼女は、二役を兼任するという異例の立場となり、今後の活躍にも期待が高まります。
彼女の冷静かつ的確な判断は、事件の終息に大きく貢献し、生徒たちからの信頼も確かなものとなりました。
生徒たちの秩序と信頼を守る役割として、茅咲の存在は今後ますます重要になっていくでしょう。
マーシャとの距離が急接近!政近が揺れ動く想い
アーリャの存在が大きく描かれる一方で、マーシャとの関係にも新たな動きがありました。
文化祭後の展開では、マーシャが政近に対してぐっと距離を縮める展開が盛り込まれており、その言動には大きな変化が見られます。
彼女の恋心が本格的に描写されたことで、読者の注目が集まる場面となりました。
「私を選んでね?」マーシャのロマンチックな告白
文化祭後、生徒会室で政近と二人きりになったマーシャは、自分の感情を包み隠さずぶつけます。
政近の弱さを理解し受け止めたうえで、「私を選んでね?」という強い言葉を投げかける場面は、7巻の中でも特に印象的です。
妹であるアーリャとの関係性を意識した上での発言であり、彼女の覚悟が感じられる瞬間でもありました。
優しさと情熱を併せ持つマーシャの告白に、政近の心も明らかに揺さぶられています。
まーちゃんの面影と重なるマーシャの存在感
マーシャとのひとときの中で、政近はふと、昔の思い出「まーちゃん」の笑顔を重ねます。
これは、かつて自分を支えてくれた存在の面影を、今のマーシャの優しさの中に見出した証拠。
ただの憧れではなく、今この瞬間に恋心が芽生えているという描写に繋がります。
政近が自分でも気づかぬうちに抱えていた想いが、マーシャという存在によって引き出されていくのです。
読者にとっても、「誰を選ぶのか」というテーマがより現実味を帯びてくる重要なエピソードといえるでしょう。
体育祭での騎馬戦バトル!アリサVS有希の勝敗は?
7巻の後半では、体育祭という舞台が物語を大きく動かします。
特に見どころとなったのが、生徒会選挙の前哨戦として行われた出馬戦イベント――アリサ(アーリャ)と有希の騎馬戦です。
一見、ただの体育祭の一幕に見えますが、その裏では政近を巡る少女たちの真剣な想いがぶつかり合っています。
政近を巡る乙女心が騎馬戦を熱くする
騎馬戦のメンバー選定にあたり、アーリャは政近以外の男子と騎馬を組むことに強い抵抗を示します。
「なんであなた以外の男に触られないといけないのよ?」という発言は、彼女の心の深層を見せる台詞として印象的です。
一方で、有希の騎馬には彼女に好意を抱く男子2人が参加しており、政近の内心は不安と嫉妬でかき乱されます。
まさに、恋愛感情が騎馬戦にまで持ち込まれた構図となっており、この勝負はただの競技ではないと読者にも伝わります。
有希の突飛な作戦と勝利の裏側
騎馬戦の本番では、有希がまさかの人間キャノンボール作戦を敢行。
力自慢の男子たちに支えられ、文字通り宙を舞うことでアーリャの陣地へと突撃し、勝利をもぎ取る結果となりました。
この予想外の作戦に驚きと戸惑いを隠せないアーリャは、結果的に敗北。
しかしその悔しさが、政近への想いを見つめ直す契機となっていくのです。
一方で有希の行動は、単なるおふざけではなく、彼女なりの恋心のアピールだったとも受け取れます。
体育祭という一大イベントを通して、キャラクターたちの想いがより明確に、より繊細に描かれる重要なパートとなっています。
バンド活動のその後と友情の変化
文化祭を彩ったバンド活動は、7巻でも青春の延長線として描かれます。
即席バンドだった『Fortitude』を経て、それぞれのメンバーの関係性や心の距離にも変化が生まれています。
友情と恋愛が複雑に交差する、見逃せない展開が続きました。
再結成されるルミナズと新ボーカルの乃々亜
『Fortitude』として文化祭に参加していたメンバーは、かつてのバンド「ルミナズ」の再結成を視野に入れています。
前ボーカルが転校したことにより、乃々亜が新たなボーカルを務めることに。
その歌声はメンバーを驚かせるほどで、バンドとしての可能性をさらに広げることになります。
音楽を通して描かれる彼女たちの成長は、ロシデレの青春群像劇的な魅力を際立たせています。
毅と沙也加の関係進展と政近の応援
また、バンドメンバー内でも新たな恋の兆しが生まれています。
毅が沙也加に恋をしたことが判明し、それを知った政近は自らの経験を重ねながらその恋を応援する姿勢を見せます。
大企業の令嬢と町工場の跡取りという立場の違いに悩む毅ですが、恋心に貴賎はないというメッセージが込められたエピソードです。
遊園地でのグループ行動を通して、それぞれのキャラクターが一歩踏み出していく様子が描かれ、青春のきらめきが伝わってきました。
ロシデレ 結末を彩る各キャラの心情描写まとめ
ロシデレ7巻は、登場人物それぞれの想いが交錯する巻となりました。
特に恋愛を中心とした感情の動きが濃く描かれ、それぞれのキャラクターが新たな一歩を踏み出しています。
この巻の結末は、まさに「ロシデレ」の真骨頂とも言える内容でした。
アーリャ・マーシャ・有希・乃々亜それぞれの心の葛藤
アーリャは自分の恋心をようやく認め、政近への思いを強く意識するようになります。
マーシャは姉としての立場を超えて、恋する女性として政近に向き合う覚悟を見せます。
一方、有希は自らの感情の扱いに戸惑いながらも、騎馬戦で大胆な行動を起こすことで自分を表現しました。
乃々亜は沙也加への友情と依存を抱えつつ、他人との感情的な共鳴を模索していきます。
どのキャラクターにも等身大の悩みや弱さが描かれており、物語に深みを与えています。
今後の恋の行方はどうなる?次巻への期待
政近は明確な選択をまだしておらず、恋愛の決着は持ち越しの状態です。
読者にとってはもどかしい展開かもしれませんが、それだけに次巻への期待が高まるとも言えるでしょう。
果たして政近が選ぶのはアーリャなのか、それともマーシャなのか――あるいは、また別の選択肢が浮上するのか。
さらに、有希や乃々亜といったサブキャラたちの動向も、物語に大きな影響を与えそうです。
「ロシデレ 結末」という言葉が今後どう形を変えていくのか、ますます目が離せません。
この記事のまとめ
- アーリャが政近への恋を自覚した瞬間を描写
- 桐生院の処分で文化祭トラブルが終息
- マーシャが政近に想いをぶつけ関係が進展
- 体育祭での騎馬戦が恋の火花を散らす展開に
- ルミナズ再結成と乃々亜のボーカル就任
- 毅と沙也加の恋模様に政近もエールを送る
- 有希と乃々亜の内面の成長と心の揺らぎ
- 政近を巡る恋愛関係がさらに複雑化
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