『魔都精兵のスレイブ』に登場する最大の敵、八雷神は魔都に潜む八体の“神”を名乗る存在です。
太極・紫黒・壌竜・雷煉・鳴姫・空折・伏摩・若雲の八柱は、いずれも魔防隊の組長級が複数で挑まなければ勝てないほどの強さを誇ります。
この記事では、八雷神のメンバー一覧、個々の能力や性格、さらに八雷神が崇める「母」の正体や倒すためのヒントまで徹底解説します。
この記事を読むとわかること
- 八雷神の正体や目的、母との関係
- 各メンバーの能力・性格と強さの詳細
- 日本神話とのつながりと物語の伏線
八雷神の正体と目的は?人類を滅ぼす神々の集団
『魔都精兵のスレイブ』に登場する八雷神は、人間界とは異なる異空間「魔都」に潜む八体の強大な存在です。
彼女たちは「人を滅ぼす神」を自称し、醜鬼を従え、魔防隊にとって最大級の脅威となる敵です。
その圧倒的な強さゆえ、魔防隊の組長級でも複数で協力しないと倒せないほどの戦闘力を誇ります。
魔都に潜む八体の神のような存在
八雷神は兄弟姉妹のような関係性を持つ8人の集団で、それぞれが異なる能力や性格を持っています。
ただの怪物ではなく、高い知性と戦略性を持ち、魔都から人間界に侵攻し、人類の脅威として行動しています。
さらに彼女たちには、神奉者と呼ばれる人間の協力者までおり、魔防隊にとっては内外から攻撃を受ける厄介な状況となっています。
「母」を崇め、人類を1日1000人殺すという使命
八雷神の行動には共通の目的があり、それは「母」と呼ばれる上位存在の意思を叶えることです。
母の望みは人間を1日に1000人殺すことであり、その命令に従って八雷神は動いています。
ただし、母は現在自ら行動できる状態ではないらしく、筆頭の太極が常にそばに控えています。この母の正体が物語の謎を深める重要な鍵となっています。
八雷神の全メンバーと能力・性格まとめ
八雷神は太極・紫黒・壌竜・雷煉・鳴姫・空折・伏摩・若雲の8柱で構成されています。
それぞれが異なる能力と個性を持ち、戦闘スタイルもまったく違います。
共通しているのは、魔防隊の組長級以上の戦闘力で、個別に倒すのも容易ではありません。
太極(たいきょく)|長姉であり母の側近
八雷神の筆頭であり長姉にあたる存在です。
母のそばから離れられないため表立った戦闘はまだ描かれていませんが、炎・雷・空間・大地を操る多彩な力を持ち、潜在能力は八雷神最強クラスとされています。
巨大な剣を武器にしていることが判明していますが、その全容は謎に包まれたままです。
紫黒(しこく)|参謀役で闇と毒を操る策略家
八雷神の参謀的役割を担う知略派です。
長い黒髪の先端が蛇の頭になっており、毒や幻覚を操る攻撃が得意。
冷酷でありながら人間への興味も強く、気に入った人間は殺さず残そうとする独特な価値観を持っています。
壌竜(じょうりゅう)|温厚だが屈指のパワーファイター
褐色の肌に純白の翼を持つ女性型の八雷神です。
八雷神の中では温厚な性格で仲間想いですが、戦闘では屈指のパワーファイターとして描かれています。
攻撃を受けても傷ひとつ負わないほどの防御力を誇り、今後さらにその実力が明らかになるでしょう。
雷煉(らいれん)|火と雷を操る過激派の猛者
仮面をつけた大柄な男性型八雷神で、火と雷を自在に操る能力を持ちます。
短気で高圧的、人間を「廃れ者」と呼んで見下す過激派です。
全力形態では戦闘力・回復力が桁違いに向上し、巨大な雷球火雷大珠を生み出すことも可能です。
鳴姫(なるひめ)|電撃系能力が予想される脳筋キャラ
白黒のツインテールが特徴的な美少女型八雷神です。
露出の多い服装と雷のような角を持ち、性格はさっぱりしているものの感情的な発言が目立ちます。
まだ詳細な戦闘描写はありませんが、電撃系の能力者の可能性が高いとされています。
空折(くうせつ)|他者を吸収し進化する危険な怪物
元は巨大な卵のような怪物でしたが、取り込んだ人間の外見や能力を吸収して進化します。
人間を丸呑みにし、その桃の能力を自分のものにできる吸収能力が最大の脅威です。
現在は取り込んだ人間の影響で美少女型になり、複数の能力を複合的に使うことができます。
伏摩(ふくま)|擬態・変身能力を持つトリックスター
八雷神の中でも最も変幻自在な存在です。
他者に擬態する変身能力を持ち、普段はお気に入りの山城恋の姿で行動しています。
体を武器に変形させる攻撃や分身、さらに放電能力まで使いこなす万能型です。
若雲(じゃくうん)|研究者タイプで改造醜鬼を生む末っ子
黒い仮面をつけた末っ子の八雷神です。
直接戦闘にはあまり関わらず、改造醜鬼を作り出す研究者的立ち位置にいます。
戦闘能力は未知数ですが、冷静沈着で戦略家としても機能しているようです。
八雷神の強さはどのレベル?組長級でも複数人が必要
八雷神は、魔防隊の組長級が複数人がかりでもようやく対抗できるほどの圧倒的戦力です。
その存在は醜鬼とは次元の違う脅威であり、一体の登場だけで戦況が絶望的になることも珍しくありません。
特に太極や雷煉といった上位個体は、全力形態になると攻撃力・防御力・回復力すべてが桁違いになります。
単独で倒すのは不可能に近い圧倒的戦力
例えば空折との戦闘では、魔防隊の組長クラスである上運天美羅が挑みましたが、あと一歩届かず吸収されてしまう結果となりました。
また、伏摩は雷煉と連携することでさらに強さを増し、八番組の組長たち3人がかりでも苦戦を強いられています。
このように、八雷神を相手にする場合、複数人の連携が前提であり、1対1では基本的に勝ち目はありません。
能力の相性次第では1対1で勝てる可能性も
しかし、全く勝てないわけではなく、能力の相性次第では1対1でも撃破可能です。
実際に、天花VS雷煉の戦いでは、天花の空間操作能力が雷煉の攻撃を封じ、最終的には撤退に追い込むことに成功しました。
また、和倉優希がスレイブ化した状態でベルの能力と組み合わせることで、雷煉の全力形態を倒すことにも成功しています。
つまり、敵の能力を分析し、相性の良い能力で挑む戦略が不可欠だということです。
八雷神と和倉優希の関係|倒した敵が力になる展開
物語が進むにつれて、八雷神は単なる敵ではなく、和倉優希の力の一部となる重要な存在へと変化していきます。
八雷神を倒すことで、その精神や力が優希の中に取り込まれ、新たな能力の源になるという意外な展開が描かれています。
この現象が、八雷神と優希をつなぐ複雑な関係性の伏線となっています。
空折や伏摩の精神が優希の中に取り込まれる理由
空折や伏摩など、優希に倒された八雷神は肉体を失っても精神だけが残るという特徴があります。
そしてその精神は、スレイブ化した優希の体内に取り込まれ、彼の新たな力として利用されるのです。
ただし、取り込まれた八雷神たちは完全に優希の味方ではなく、あくまで独立した意思を持ったまま存在しています。このため、いつ裏切るのかという緊張感も残されています。
八雷神側が優希に興味を抱き始める伏線
興味深いのは、まだ生き残っている八雷神たちが優希の中に死んだ仲間の精神がいることを知る展開です。
この事実により、八雷神の中でも優希に対する単なる敵以上の関心が生まれ、彼らの行動が複雑化していきます。
やがて、敵として対立するだけでなく、優希との協力や共闘の可能性を示唆する伏線にもつながっています。
八雷神の元ネタは日本神話の雷神たち
八雷神という名称や設定には、日本神話に登場する雷神伝説が深く関わっています。
物語の細部には、古事記や日本書紀に描かれる神々のエピソードが反映されており、神話をモチーフにした演出が随所に見られます。
このため、八雷神の存在は単なる敵キャラにとどまらず、人類と神の因縁を示す象徴的な役割を担っています。
イザナミの腐敗した身体から生まれた八柱の雷神
日本神話では、黄泉の国に堕ちた伊耶那美神(イザナミ)の腐敗した身体から、八柱の雷神が生まれたとされています。
古事記には、頭に大雷、胸に火雷、腹に黒雷、陰に析雷、左手に若雷、右手に土雷、左足に鳴雷、右足に伏雷がいたと記録されています。
この設定は、八雷神が兄弟姉妹のような関係性を持つ理由や、雷を操る能力を共通して備える点とリンクしています。
「1日1000人を殺す」という母の言葉との共通点
さらに、伊耶那美神が夫の伊耶那岐神に対して怒り、「私は1日に1000人の人間を殺す」と言った神話の一節も、八雷神の母のセリフと一致します。
これに対し、伊耶那岐神が「ならば私は1日に1500人の子供を産ませよう」と返したエピソードも有名です。
つまり、母の存在=伊耶那美神をモチーフにした可能性が高いと言え、神話を知ることで物語の深みをさらに楽しめます。
魔都精兵のスレイブの八雷神を理解すれば物語がもっと面白くなる!まとめ
八雷神は、単なる敵キャラではなく物語全体の謎を象徴する存在です。
彼女たちの正体や目的、そして母と呼ばれる存在の真実は、ストーリーの根幹に深く関わっています。
また、倒した敵が和倉優希の力となるという展開は、今後の八雷神との関係性にも大きな変化をもたらすでしょう。
さらに、八雷神には日本神話の雷神伝説とのリンクがあり、物語に神話的な深みを加えています。
この神話モチーフを知ることで、キャラクターの名前や行動の背景がより理解しやすくなります。
今後、八雷神と優希の関係が敵対だけで終わるのか、それとも協力や共存の可能性があるのか――物語の行方がますます楽しみですね。
この記事のまとめ
- 八雷神は魔都に潜む人類滅亡を目的とする神々
- 母の命令で1日1000人を殺す使命を持つ
- メンバーは太極・紫黒・壌竜・雷煉ら8体
- それぞれ異なる能力と性格を持つ強敵集団
- 組長級でも複数人で挑まないと倒せない強さ
- 能力の相性次第では1対1でも撃破可能
- 倒された八雷神は和倉優希の力になる展開
- 日本神話の八柱の雷神が元ネタのモチーフ
- 母の正体が物語の核心に関わる重要な謎
- 八雷神を知ると物語の伏線がより深く楽しめる
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