1997年のドラマ放送開始から四半世紀以上が経った今なお、新たなファンを獲得し続け、2024年、そして2026年にも新作映画の公開が控えるなど、その熱が冷めることのない「踊る大捜査線」シリーズ。
サラリーマン的な悲哀と刑事としての情熱を併せ持つ主人公・青島俊作を中心に、警視庁湾岸警察署で巻き起こる事件と、そこに生きる人々の人間模様を描いたこの作品は、日本の刑事ドラマに金字塔を打ち立てました。
しかし、テレビドラマに始まり、スペシャルドラマ、映画、さらには個性的な脇役たちに焦点を当てたスピンオフ作品まで、その歴史は長大かつ複雑。
いざ「見てみよう!」と思っても、「どれから見ればいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなあなたのために、「踊る大捜査線」の世界を120%楽しむための、おすすめの視聴順を解説します。
踊る大捜査線。
思春期ど真ん中のドラマ。
再放送たまらない。
テレビシリーズ→歳末スペシャル→秋の撲滅スペシャル→映画の順番で見るとさらに面白い。オープンからエンディングまでかっこいいし、鳥肌立つわ。#踊る大捜査線#あたしの#青春ドラマ— レギュラー西川 気絶する方 (@regu_nisikawa) October 9, 2024
踊る大捜査線、映画版の見る順番のおすすめ!:【結論】初めてなら「公開順」
いきなり結論から申し上げます。
もしあなたが「踊る大捜査線」シリーズを初めて見るのであれば、「公開された順番」で視聴することを強くおすすめします。
理由はシンプルで、それが最も制作者の意図した通りに物語を体験できる方法だからです。
▼公開順で見るメリット
・キャラクターの成長と関係性の変化が自然に理解できる
所轄の刑事に転職したばかりの青島が、数々の事件や出会いを通じて成長していく姿、そして彼を取り巻く恩田すみれ、室井慎次といった仲間たちとの絆が深まっていく過程を、リアルタイムで追いかけるように感じられます。
・伏線や小ネタを最大限楽しめる
「踊る」シリーズは、後の作品に繋がる伏線や、ファンならニヤリとする小ネタが随所に散りばめられています。
公開順に見ることで、これらの仕掛けを余すところなく楽しむことができます。
・世界観の広がりを体感できる
テレビシリーズで築かれた湾岸署の世界が、映画でスケールアップし、スピンオフでより多角的に描かれていく。
このダイナミックなシリーズの広がりを最も効果的に体感できるのが公開順です。
まずはこの「公開順」という王道のルートで、青島たちと共に湾岸署の歴史を歩んでみてください。
踊る大捜査線、映画版の見る順番のおすすめ!:「踊る」初心者のためのQ&A
Q. いきなり映画から見ても楽しめますか?
A. 楽しめます。
各映画は単体でも完結する物語になっています。
しかし、青島と室井の関係性や、スリーアミーゴスのコミカルなやり取りなど、キャラクターたちの背景を知っていると面白さは何倍にも膨れ上がります。
時間に余裕があれば、ぜひテレビシリーズの第1話だけでも見てから映画に臨むことをおすすめします。
Q. スピンオフ作品は見るべきですか?
A. 必須ではありませんが、見れば「踊る」の世界が格段に広がります。
特に『交渉人 真下正義』と『容疑者 室井慎次』は、本編とは異なるテイストのサスペンスとして非常に評価が高く、ファンならずとも楽しめる傑作です。
本編の主人公たちが脇役として登場するのも見どころの一つです。
Q. 時間がないのですが、これだけは見ておけ!という作品は?
A. シリーズの根幹を成す、テレビシリーズ全11話、そして劇場版の評価が特に高い『踊る大捜査線 THE MOVIE』と『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の3作品は、ぜひ押さえておきたい核となる部分です。
ここさえ見ておけば、「踊る」の魅力の神髄は十分に味わえるでしょう
踊る大捜査線、映画版の見る順番のおすすめ!:まとめ
「踊る大捜査線」シリーズの視聴は、まずは「公開順」に沿って進めるのが王道であり、最も作品を深く楽しめるルートです。
リアルな警察組織の描写、魅力的なキャラクター、シリアスとユーモアの絶妙なバランス、そして心に響く数々の名言。
このシリーズが色褪せない理由は、見ればきっとわかるはずです。
2024年の『室井慎次』二部作、そして2026年の『踊る大捜査線 N.E.W.』と、伝説はまだ終わりません。
この機会に、あなたも湾岸署の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
あなたに合った視聴順で、事件と人間ドラマの渦巻く「踊る大捜査線」を心ゆくまでお楽しみください。
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