1997年のドラマ放送開始から15年にわたり、日本のエンターテイメント界に金字塔を打ち立てた「踊る大捜査線」シリーズ。
その壮大な物語に終止符を打ったのが、2012年公開の映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』です。
数々の名シーンと感動的な結末が描かれる中、特にファンの心を揺さぶり、長きにわたる議論を呼んだのが、深津絵里さん演じる恩田すみれの壮絶な運命でした。
本記事では、このファイナルの物語をすみれの視点から深く掘り下げ、彼女が下した決断と最後の勇姿、そしてそこに隠された真実に迫ります。
#続編で超ドイヒーな扱いとなったキャラ
踊る大捜査線ファイナル
恩田すみれ
ファイナルにて死亡?
霊体っぽいから死んだよね
最近テレビで映画やったようなので思い出した。 pic.twitter.com/RrGDeBoxRT— そるまっく (@kanpanij) October 14, 2024
踊る大捜査線ファイナルのネタバレをすみれを中心に見ていこう!:忍び寄る最後の事件
ファイナルにおけるすみれは、長年の刑事生活、そして過去に受けた銃創の後遺症により、心身ともに限界を迎えていました。
スクリーンに映る彼女は、かつての快活さを少し失い、どこか物憂げな表情を浮かべています。
「もう、刑事として走れない」。
そう悟った彼女は、警察組織を去り、故郷で静かに暮らすという、新たな人生の道を選択しようとしていました。
湾岸署の仲間たちに惜しまれながらも、有給休暇を消化し、静かにその日を待つすみれ。
しかし、シリーズの終わりは、彼女に平穏な退職を許しませんでした。
湾岸署の新署長に就任した真下正義(ユースケ・サンタマリア)の一人息子が誘拐されるという、署の威信を揺るがす凶悪事件が発生。
青島俊作(織田裕二)をはじめとする湾岸署の仲間たちが必死の捜査に奔走する中、すでに一線を退く決意を固めていたすみれもまた、運命に導かれるように、刑事として最後の事件へとその身を投じていくことになります。
踊る大捜査線ファイナルのネタバレをすみれを中心に見ていこう!:青島を救うため…
事件の捜査は、警察の管轄を揺るがす大きな陰謀へと発展。
青島は、単身で犯人グループのリーダー・久瀬(香取慎吾)を追い詰めますが、狡猾な罠にはまり、絶体絶命の窮地に陥ります。
仲間からの無線も届かず、孤立無援の青島。
その最大の危機を、偶然にも路線バスに乗り合わせていたすみれが察知します。
「青島君が危ない」。
刑事としての直感、そして何よりも大切なパートナーを想う心が、彼女を突き動かしました。
迷いは一瞬。
すみれはバスの運転手に叫び、ハンドルを奪い取ると、青島と犯人が対峙する倉庫へとアクセルを全開で踏み込みます。
轟音とともに壁を突き破り、犯人をなぎ倒す巨大なバス。
それは、自らの命を顧みない、あまりにも無謀で、しかしあまりにもすみれらしい、愛と魂の突撃でした。
この自己犠牲的な行動が、事件解決の決定的な突破口を開いたのです。
最近映画があるので、踊る大捜査線が再放送がされているのですが……
ファイナルで、恩田すみれさんがラストで透けているのには、つい数日前までは気づきませんでした💦💦
うわぁ~ん😭25年以上気づかなかった😭😭
亡くなって欲しくなかった🤬🤬 pic.twitter.com/CJWDpsNI9t— にーさん (@Niisaka1) October 11, 2024
踊る大捜査線ファイナルのネタバレをすみれを中心に見ていこう!:12年に及ぶファンの論争
この衝撃的なクライマックスの後、すみれの安否は明確に描かれることはありませんでした。
監督である本広克行氏の意図的な演出により、瓦礫の中で青島に微笑みかける彼女の身体が一瞬透けて見えるシーンが存在したことから、ファンの間では「すみれはあのバスの突入で命を落とし、最後に幽霊となって青島の前に現れたのではないか」という「死亡説」が瞬く間に広がりました。
あまりに悲しい結末の可能性は、ファンに大きな衝撃を与えました。
一方で、映画のラスト、エンドロールの最後に映し出される一枚の写真。
そこには、晴れやかな表情で共に敬礼する青島とすみれの姿がありました。
これを根拠に、「あの写真はすみれが生きている証拠だ」とする「生存説」もまた、根強く支持されていました。
「踊る」シリーズが持つ希望のテーマ性を考えれば、彼女が生きていると信じたい。
この二つの説は平行線を辿り、長年にわたってファンの間で熱い議論が交わされることとなったのです。
踊る大捜査線ファイナルのネタバレをすみれを中心に見ていこう!:そして明かされた真実
この長きにわたる論争に、ついに公式な形で終止符が打たれました。
ファイナルから12年の時を経て、2024年に公開された映画『室井慎次 生き続ける者』の中で、その答えは示されました。
作中の室井慎次(柳葉敏郎)のセリフによって、恩田すみれが今もなお、ファイナルの時点で抱えていた古傷の後遺症と闘いながらも、「生きている」ことが明確に語られたのです。
この事実は、すみれの生存を信じ続けたファンにとって、何よりもの喜びとなりました。
同時に、ファイナルで彼女が警察を去ろうとしていた理由が、単なる疲労だけでなく、深刻な後遺症との闘いであったことも改めて示唆され、彼女のキャラクター像にさらなる深みを与えました。
ファイナルでのすみれの決断と行動は、彼女が「踊る大捜査線」という作品の、もう一人の主人公であったことを改めて証明しています。
青島との揺るぎない絆、自らの正義を貫く刑事としての誇り、そして内に秘めた圧倒的な強さ。
すべてを懸けて仲間を、そして青島を守った彼女の最後の勇姿は、これからもシリーズを愛するすべての人の心に、希望の光として深く刻まれ続けるでしょう。



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