「ロシデレ」兄弟バレで物語が激変！4巻のネタバレ感想と見どころまとめ

「ロシデレ」4巻では、ついに有希と政近の兄弟バレが描かれ、物語が大きく動き出します。

沙也加や乃々亜が絡む中で秘密が明らかになり、さらに夏休みイベントや恋愛模様も盛りだくさん。

この記事では「ロシデレ 兄弟」に注目しつつ、4巻の見どころや感想をネタバレありで詳しく解説します。

ロシデレ 兄弟バレは誰に知られたのか？

ロシデレ4巻では、これまで隠されてきた政近と有希の兄妹関係がついに周囲に知られてしまいます。

そのきっかけとなったのは遊園地での出来事で、予想外の人物によって暴露されました。

物語の流れを大きく変える重要なシーンとして、多くの読者に強い印象を残しています。

沙也加と乃々亜による衝撃の暴露

遊園地で偶然出会った沙也加と乃々亜は、政近と有希の関係に不自然さを感じます。

特に乃々亜が「二人は兄妹」と言い切ったことで、兄弟バレの瞬間が訪れました。

沙也加もすぐに納得し、二人が隠してきた事実はもはや誤魔化せなくなったのです。

政近の過去とピアノの記憶から繋がる真実

乃々亜が政近を見抜いた理由は、幼少期のピアノコンクールの記憶でした。

周防姓を名乗っていた政近を覚えていたことで、兄妹であることを断定できたのです。

ここから、政近の過去や音楽にまつわる背景が物語に繋がり、物語の厚みが一気に増しました。

アーリャの恋心に政近が気づく瞬間

ロシデレ4巻では、これまで鈍感だった政近がアーリャの恋心にようやく気づく重要な展開が描かれます。

夏休みを舞台にしたイベントが続く中で、二人の関係は少しずつ深まり、決定的な瞬間を迎えるのです。

甘酸っぱくももどかしいやり取りの連続が、読者に強い共感を呼び起こしました。

夏祭りでの花火とキスシーン

夏祭りでは、生徒会のメンバーと共に出かけた政近とアーリャ。

人混みの中で距離を縮めようとする政近ですが、なかなかうまくいかず失敗続きに終わります。

しかし花火大会の場面で、アーリャが政近の頬にキスをすることで空気が一変しました。

その後、政近も彼女の髪に口づけを交わし、アーリャの想いを初めて実感することになります。

王様ゲームやロシアンたこ焼きの展開

夏祭りの前後では、生徒会メンバーとの遊びを通して二人の距離が縮んでいきます。

王様ゲームでのキス命令を回避した政近に対し、アーリャが不満を募らせる場面も印象的でした。

さらにロシアンたこ焼き勝負では、アーリャがあえて政近に挑み、二人だけの時間を作り出す流れに。

こうしたやり取りを通して、アーリャの「特別になりたい」という気持ちが色濃く描かれています。

合宿で起きたハプニングとアーリャの本音

生徒会の合宿では、夏休みならではの特別な舞台が用意され、政近とアーリャの距離が一層近づく展開となりました。

プライベートビーチや別荘でのイベントを通して、二人は強い意識を持つようになります。

中でもハプニングをきっかけに、アーリャの本音が垣間見える場面は見逃せません。

ビーチでの事件と「責任」「結婚」発言

海辺で釣りを楽しむはずが、アーリャが岩場で足を取られるトラブルに見舞われます。

政近が手を差し伸べたものの、偶然触れてしまった場所が原因で、思わぬ誤解と赤面の展開に。

その後、アーリャの口から飛び出した「責任」や「結婚」といった言葉は、彼女の真剣な気持ちを示すものでした。

二人の距離が縮まる危ういシーン

合宿中、アーリャは政近に向けて積極的にアプローチを仕掛けます。

彼女の甘い誘いと政近の戸惑いが重なり、危うい雰囲気が漂う瞬間も少なくありませんでした。

それでも政近が誠実に向き合おうとする姿勢が描かれることで、二人の信頼関係はさらに強固になっていきます。

マーシャの彼氏発覚？意外な展開

合宿での出来事が一段落した後、焦点はマーシャに移ります。

彼女は普段から落ち着きと大人の余裕を見せる存在ですが、ここで意外な一面が明らかになります。

読者が気になる「マーシャの彼氏」問題に触れられるシーンは、物語のアクセントとなっていました。

恋バナと政近の過去への共感

電車移動の最中、マーシャは政近に恋愛観を問いかけます。

その流れで政近は、両親の離婚や自分の消極的な姿勢について語ることになりました。

するとマーシャは優しく抱きしめ、政近の弱さを受け止める存在として描かれます。

彼女の包容力により、政近は普段見せない感情を吐き出すことができたのです。

ぬいぐるみ「彼氏」とのギャップ

マーシャが紹介した「彼氏」は、まさかのくまのぬいぐるみでした。

真剣に語り合った後のギャップに、読者も思わず微笑んでしまう場面です。

運命の相手を信じるマーシャの言葉は、彼女の純粋さと強さを同時に感じさせました。

政近にとっても、この時間は忘れられない特別なひとときとなったのです。

政近の過去と懐かしの人物の登場

物語の終盤では、これまで触れられてきた政近の過去が深く掘り下げられます。

彼が抱える家族への後悔や自己嫌悪が浮き彫りになり、読者に切なさを与える展開です。

さらに懐かしい人物の再登場によって、物語は次巻へと大きく動き出します。

幼少期の後悔と有希の支え

政近は、両親の離婚をきっかけに自分を責め続けていました。

「家族を壊したのは自分だ」という思い込みに苦しみ、過去を直視するのを避けてきたのです。

その一方で、幼い有希が兄の代わりに家族を支えた姿が描かれ、兄妹の絆の重さが改めて示されました。

この構図が、彼がアーリャにどう向き合うべきかを考える大きなきっかけになっています。

思い出の公園で再会した少女の正体

葛藤の末に足を運んだのは、幼い頃に遊んだ思い出の公園でした。

そこに現れたのは、かつて政近が想いを寄せた少女――マーシャでした。

彼女がロシア語で呼んだ「Масачка」という名は、政近の心を強く揺さぶります。

再会のシーンは、次巻への期待を高める劇的な引きとなりました。

ロシデレ 兄弟バレと4巻のまとめ

ロシデレ4巻は、兄弟バレを中心に物語が大きく動いた巻でした。

沙也加と乃々亜に秘密が明かされたことで、政近と有希の関係性は大きく変化します。

さらにアーリャやマーシャとの距離感も深まり、恋愛模様と過去の因縁が交錯する内容でした。

特に印象的だったのは、夏祭りで政近がアーリャの恋心に気づく瞬間です。

これまで鈍感だった彼が、彼女の想いを受け止め始めたことで二人の関係は大きく前進しました。

一方で政近の心には過去の後悔が重くのしかかり、簡単には答えを出せない状況が続いています。

また、終盤で再登場した懐かしの少女＝マーシャの存在が、次巻への期待を一層高めました。

4巻はまさに「兄弟バレ」を起点に、恋愛と過去、そして未来への伏線が巧みに交わる展開だったといえます。

次巻では政近がどのように自分の気持ちに向き合い、アーリャや有希、そしてマーシャと関係を築いていくのか注目です。