【名探偵コナン 世紀末の魔術師】古城は実在する?モデルは?

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劇場版『名探偵コナン 世紀末の魔術師』の後半には、美しい古城が登場します。このお城のモデルは、ドイツに実在する「ノイシュヴァンシュタイン城」と言われています。なぜドイツのお城がモデルに選ばれたのでしょうか。

この記事を読むとわかること

  • 『世紀末の魔術師』に登場するお城のモデルが、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城である理由
  • マリアやアレクサンドラ皇后とのつながり
  • 横須賀で実際に訪れることができる聖地巡礼スポット

『世紀末の魔術師』古城のモデル、ノイシュヴァンシュタイン城

劇場版『名探偵コナン 世紀末の魔術師』に登場する古城は、ドイツ南部にあるノイシュヴァンシュタイン城がモデルとされています。

このお城がモデルとなった理由には、この作品ならではの背景があります。

19世紀に建設された美しい古城

ノイシュヴァンシュタイン城はバイエルン王ルートヴィヒ2世が建設を命じた古城で、彼の理想や憧れを詰め込んだ建物でした。

ただし居住性はほとんど考えられておらず、当時のバイエルン政府から批判を浴びるほど贅沢な造りだったと言われています。

ルートヴィヒ2世の死後も未完成のまま残されている部分がありますが、その神秘性がむしろ多くの人を魅了しています。

ディズニー城のモデル

この古城は、カリフォルニアのディズニーランドにある「眠れる森の美女のお城」のモデルとして知られています。

そのため、観光地としてだけでなく、ディズニーの映画やアニメの世界観を彩る象徴的な存在として世界中で人気を集めています。

『世紀末の魔術師』においても、作品全体のロマンチックな雰囲気を引き立てる役割を果たしているのです。

なぜ帝政ロシアなのにドイツの古城?

映画のテーマはロマノフ王朝の秘宝ですが、なぜロシアではなくドイツの古城が採用されているのでしょうか。

そこには、登場人物の血統や背景に基づいた深い理由が隠されています。

歴史的なつながりと物語のミステリアスな雰囲気が融合し、作品に厚みを持たせているのです。

夏美の曾祖母マリア

『世紀末の魔術師』に登場する香坂夏美の曾祖母は、ロマノフ王朝の第3皇女マリア・ニコラエヴナ。

マリアの母親アレクサンドラ皇后は、ドイツ出身でした。

そのため、守るべき遺体や秘宝を託す場として、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城を模した古城が選ばれたのです。

マリアを守るために

ロシアの歴史をモチーフにしながらも舞台をドイツ風の城にした理由は、マリアを守るために建てられたお城という物語の必然性からです。

香坂喜市はマリアを守るため、そしてその母がドイツ人であることを尊重し、彼女の故郷に由来するお城をモデルにしたとされています。

その設定が作品にロマンとリアリティを与え、深い印象を残しました。

横須賀に古城は存在する?

映画では横須賀に古城があるという設定でしたが、実際には存在しません。ただし、作中で古城へ向かう道の描写は、横須賀市の鷹取山公園がモデルになっています。

古城へ向かう道は実在する

鷹取山公園は山道や岩肌が特徴的で、作中のシーンでも忠実に描かれています。

実際に歩くと、映画の雰囲気を体感できるため、ファンからは「まるでコナンの世界に入ったようだ」と評されることもあります。

晴れた日には富士山を望むことができるため、観光地としても魅力があります。

実際に行ける聖地巡礼スポット

古城自体は存在しませんが、鷹取山の山道を歩くことで映画の舞台を追体験することができます。

コナンファンの間では人気の聖地巡礼先となっており、訪れた人々がSNSに写真をアップする姿もよく見られます。

横須賀観光と合わせて訪れることで、より楽しめるスポットとなっています。

『世紀末の魔術師』古城に思いをはせて散策しよう

『名探偵コナン 世紀末の魔術師』に登場する城のモデルは、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城でした。

そこには夏美の曾祖母マリアと、その母アレクサンドラ皇后の血統という歴史的な背景が深く関わっています。

横須賀にお城は存在しませんが、お城へ向かう道は鷹取山公園に実在するため、聖地巡礼として楽しめます。

この記事のまとめ

  • 『世紀末の魔術師』に登場する古城は、ドイツのノイシュヴァンシュタイン城がモデル
  • マリアとアレクサンドラ皇后の血筋が背景にある設定
  • 横須賀にお城は存在しないが、お城へ向かう道は鷹取山公園にある
  • 聖地巡礼で映画の雰囲気を体感できるスポット

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