【黒執事】サーカス編の結末ネタバレ！団員たちの運命は？

『黒執事 Book of Circus』では、ファントムハイヴ家の当主シエルと執事セバスチャンが、連続誘拐事件を解決するためサーカス団に潜入します。

サーカス団のメンバーたちが持つ悲しい過去、そして女王の番犬として非情な決断を下すシエルの姿が描かれています。

この記事では、サーカス編のネタバレを含みながら物語の核心に迫り、登場人物たちの運命について詳しく解説します。

この記事を読むとわかること

サーカス編の結末は？シエルが下した非情な決断

サーカス団のメンバーは路地裏で育ち、ケルヴィン男爵に拾われた過去を持っています。彼らは仲間とともに楽しく生きていましたが、実は連続児童誘拐に関わる犯罪者でもありました。

シエルは彼らに情をかけることなく、排除する道を選びます。信じていたシエル（＝スマイル）の裏切りに、ドールは絶望し涙を流しますが、彼女もまた無残な運命をたどります。

ファントムハイヴ家は、女王の「番犬」として裏社会を統制する役割を担っています。

女王に依頼された連続誘拐事件の解決に向けて、シエルとセバスチャンは黒幕であるケルヴィン男爵の屋敷に乗り込みました。団長のジョーカーが二人を出迎えます。

同じ頃、ジョーカー以外のサーカス団一軍メンバーは、ファントムハイヴ家を襲撃しますが使用人たちに撃退されます。一軍メンバーで生き残ったのは、テントに残っていたスネークただひとりでした。

ジョーカーたちは、自分たちが過ごしたワークハウス(救貧院)にいる子どもたちを守るために、犯罪に手を染めていると信じていました。

しかし、シエルがワークハウスを訪れると、すでに廃墟となっており子どもたちの姿はありませんでした。ジョーカーたちの「守るべきもの」は、すでに存在しなかったのです。

そこにいた子どもたちも、誘拐された子どもたちと同様に犠牲となり、その骨が義肢の材料にされたのでしょう。

この事実にシエルは愕然とし、ジョーカーたちの犠牲が全く無意味だったことを悟ります。

ワークハウスの現実を知ったシエルは、思わず高笑いをします。

「何もなかったんだ！あいつらの守るべきものなんて！」と叫びながら、人間の無意味さと愚かさをただ笑うのでした。

サーカス編の終盤、葬儀屋（アンダーテイカー）が登場します。腰には「クローディア・ファントムハイヴ」と刻まれた遺髪入れがありました。これは、シエルの祖母にあたる女性の名前です。

アンダーテイカーは、かつてクローディアと関わりがあった可能性が高く、シエルに対して「ファントムハイヴ伯爵」と特別な意味を込めて呼びかけます。これは今後のストーリーで重要な伏線となるかもしれません。

葬儀屋（アンダーテイカー）は元死神であり、ファントムハイヴ家と何らかの因縁を持っていることが示唆されています。

彼が「魂は一人一つ、大事におしよ」と忠告するシーンは意味深です。

ファントムハイヴ家の歴代当主たちもまた、葬儀屋と何らかの関わりを持っていたのではないかと推測されます。

『黒執事 Book of Circus』は、登場人物の背景を丁寧に描き、深く感情移入できる要素が際立っていました。

特にジョーカーやドールといった新キサーカス団員たちは、それぞれの過去を通じて「生きることの意味」や「家族の絆」を表現しており、単なる敵役ではない奥深さが感じられました。

アニメ版では、原作にはなかった回想シーンや、ジョーカーたちの視点から描かれた場面が追加され、物語にさらなる深みが加わりました。

また、死神たちの動向もアニメならではの演出が施されており、グレルやウィリアムのやりとりが、物語を盛り上げました。

サーカス団のメンバーは、自分たちなりの「正義」を持って行動していましたが、最終的にはシエルたちによって粛清されました。

彼らの過去を知ると、その結末がより一層切なく感じられます。

サーカス編は、ファントムハイヴ家の過去や死神との関係といった新たな謎が浮かび上がる重要なエピソードでした。

今後のシリーズでは、アンダーテイカーの真の目的や、クローディア・ファントムハイヴの過去が明かされることが期待されます。『黒執事』の世界は、まだまだ深く、これからも目が離せません。

この記事のまとめ