アニメ『2.5次元の誘惑』9話では、リリサが葛藤と挫折を抱えながらも、奥村の熱い言葉や、まゆり先生(まゆら様)の後押しによって再び立ち上がります。
この記事では、萌えアニメに留まらず「燃える部活アニメ」として心に刻まれた、9話のあらすじや感想をご紹介します。
この記事を読むとわかること
- 753♡の挑発やスカート紛失で、リリサの心が揺らぎ挫折する
- まゆり先生(まゆら様)の導きで原点回帰する
- 奥村の熱い言葉でリリサが再起する
プロコスプレイヤー753♡の挑発
9話では、プロコスプレイヤー753♡(なごみ)の挑発的な言葉に、リリサの心が大きく揺さぶられます。
キャラ愛とコスプレ愛
リリサは「リリエルが好きだからコスプレをする」という気持ちを根底に持っています。
しかし、その信念は753♡の強烈な「コスプレ愛」を前にして揺らぎ始め、キャラ愛とコスプレ愛のバランスにリリサは悩みます。
753♡の言葉はリリサの心を深く揺さぶり、彼女の中にある迷いや不安を表面化させるのです。
推しは奥村?
イベントの途中、753♡は推しキャラカイ様の姿を見つけて興奮します。
実は、それはコスプレをしていない素の奥村でした。
ごく普通のオタクである奥村が753♡の推しにそっくり・・・のちのち大変なことになりそうな予感がします。
心が折れたリリサ
リリサにとって決定的なダメージとなったのがスカート紛失事件です。これにより彼女は深く落ち込み、コスプレを諦めかけてしまいました。
リリエルのスカートがない!
混みう更衣室のなかで、リリエルのスカートが他人の荷物に紛れ込んでしまったのです。
「コスプレ愛」について悩んでいた彼女にとって、衣装を失うことは象徴的な挫折でした。
更衣室でひとり「わたしは、コスプレを愛してない?」と自問する姿が痛々しく描かれます。
言いたくないことまで言っちゃう前にやめときな・・・
奥村は必死に励ましますが、今までやってきたコスプレがなんだったのかと言う問いに、リリサは答えが見つけられません。
そんなリリサを見た奥村の表情が変わります。さらに何かを言いかけた奥村をマギノが制止します。
言いたくないことまでいっちゃう前にやめときな・・・
まゆり先生の原点
落ち込むリリサの前に現れたのは、漫研の顧問として会場を訪れていたまゆり先生でした。
こんな子を応援したかった
奥村を失望させてしまったと泣きじゃくるリリサに、「他人の心を予測するな、どうせ当たらないから」と、まゆり先生。
リリサの話を聞きながら、高校時代に唯一自分を理解してくれた家庭科の先生を、まゆり先生は思い出していました。
こんな子を応援したかったんだ・・・まゆり先生は、自分の原点を思い出します。
「コスプレしたいからするの」
逃げるように去ったまゆり先生に代わって、リリサの原点ともいえる伝説のコスプレイヤーまゆら様が現れました。
「コスプレしたいからするの、あなたはどう?」
その言葉はリリサの迷いを吹き飛ばし、彼女の心を再び原点へと導きました。
奥村の魂の叫び
そこへ、リリサのスカートを見つけた奥村が現れます。会場のコスプレイヤーたちに、荷物にスカートが紛れていないか確認して走り回ってくれていたのです。
「俺が隣で信じてる!」
「俺が隣でリリサを信じてる!」という奥村の言葉は、胸に強く響きました。
彼の真っ直ぐな性格と、リリサへの熱い信頼を象徴するものです。
スポ根作品を思わせる熱量を感じて、見ているこちらの身体も熱くなってきました。
リリサの瞳に奥村が映る
「リリサになら出来る!」奥村が叫んだとき、リリサの瞳に奥村の姿が映り込みました。
作画リソースを詰め込んだ神作画ですね!
泣くじゃくり、「はい」とだけ答えるリリサ。再びコスプレイヤーとして立ち上がった瞬間でした。
まゆら様が表舞台に!
しかし、残り時間はわずか・・・リリサが着替えている間に、観客たちが帰ってしまいそうです。
そこへ、まゆら様が再び現れました。
「かわいい生徒のために、もう一肌脱ぐしかないわね」さわやかに微笑むまゆら様は、生徒を信じて見守る先生の顔をしていました。
「燃え」と「萌え」が融合した熱い青春アニメ!
『2.5次元の誘惑』9話は、コスプレを題材としながらも、スポ根アニメの試合シーンのような熱さを持っていました。
また、753♡というライバルが出現したことで、コスプレを巡る多様な価値観を描き出しました。
「燃え」と「萌え」が融合した、シリーズ屈指の見どころと言えるでしょう。
この記事のまとめ
- 753♡の挑発が、リリサの心を揺さぶる
- スカート紛失事件でコスプレを諦めかけるリリサ
- まゆり先生(まゆら様)の導きで、リリサは原点を思い出す
- まゆり先生も、先生を目指した原点を思い出す
- 奥村の「隣で信じてる!」という熱い言葉でリリサが再起
- リリサの瞳に奥村が映る名シーン
- まゆり先生がまゆら様として舞台に立つ
- スポ根アニメのような熱さと迫力
- 「燃え」と「萌え」、友情と師弟愛が交錯した神回



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