ワールドトリガーのエンブレム一覧!各部隊のマークの意味や玉狛・ボーダー本部との違いを解説

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『ワールドトリガー』に登場するエンブレムには、各部隊の特徴や戦術、メンバーにちなんだ意味が込められています。

ワールドトリガーのエンブレムを見て、「このマークはどの部隊?」「なぜこのデザインになったの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。

この記事では、A級部隊や元A級の二宮隊・影浦隊をはじめ、玉狛支部やボーダー本部のエンブレムまで一覧で紹介し、それぞれのデザインの意味や由来、エンブレムを持てる条件について解説します。

この記事を読むとわかること

  • ワールドトリガーに登場する各部隊のエンブレム一覧と意味
  • A級や元A級部隊が独自のエンブレムを持てる理由!
  • 玉狛支部・ボーダー本部のマークの違いと由来

ワールドトリガーのエンブレム一覧!各部隊のマークと意味を解説

『ワールドトリガー』では、A級部隊を中心にそれぞれ異なるエンブレムが用意されており、隊服に描かれたマークを見るだけでも所属部隊を見分けられます。

しかも、単なる識別用のロゴではなく、部隊の戦闘スタイルや隊長の名前、メンバーの特徴を連想させるデザインになっているのが面白いところです。

ここでは太刀川隊から影浦隊まで、作中で確認できる代表的なエンブレムを順番に見ながら、それぞれのモチーフと考えられる意味を解説します。

太刀川隊|3本の刀を描いたエンブレム

太刀川隊のエンブレムは、3本の刀が組み合わさったようなデザインになっており、「太刀川」という隊長の名前を強く連想させるマークです。

太刀川慶はボーダーNo.1アタッカーであり、弧月を二本使用する攻撃的な戦闘スタイルを持つため、刀を前面に押し出したエンブレムは本人のイメージにもよく合っています。

一方で、太刀川隊にはシューターの出水公平やオペレーターの国近柚宇なども所属しており、全員が刀を使うわけではありません。

そのため、3本の刀を単純に「3人の戦闘員が使う武器」と捉えるより、太刀川隊を率いる太刀川慶の名前やアタッカーとしての圧倒的な存在感を象徴したものと見るほうが自然でしょう。

実際に太刀川は忍田真史に師事した剣術の実力者で、公式サイトでも「ボーダーNo.1アタッカー&ソロ総合No.1」と紹介されています。

エンブレムを見ただけで「剣の強豪が率いる部隊」という印象が伝わってくる、非常に分かりやすいデザインです。

また、3本の刀が交差する構図には、太刀川隊らしい鋭さと攻撃性も感じられます。

個人的には、隊長の名前と戦闘スタイルをここまでストレートに結び付けたエンブレムだからこそ、数ある部隊章の中でも覚えやすいマークになっていると感じます。

「太刀川」という名前そのものを部隊のシンボルに変換したようなエンブレムと考えると、そのデザインがより理解しやすくなるでしょう。

冬島隊|チェスのナイトと盤面がモチーフ

冬島隊のエンブレムは、チェスの駒であるナイトと、チェス盤を思わせる市松模様を組み合わせたデザインが特徴です。

冬島隊は一般的な部隊とはかなり異なり、特殊工作兵である冬島慎次とNo.1スナイパーの当真勇を中心に戦います。

正面から人数をぶつけるのではなく、ワープや罠、遠距離狙撃を組み合わせる特殊な戦い方を得意としているため、チェスというモチーフは非常に意味深です。

特に注目したいのがナイトで、チェスでは他の駒とは異なる独特な軌道で移動できます。

これは、ワープによって隊員を移動させたり戦場へ罠を設置したりする冬島の特殊戦術と重なって見えます。

盤面を読みながら特殊な移動と配置で相手を追い詰めるという点では、冬島隊の戦闘そのものがチェスに近いと考えることもできるでしょう。

さらに当真は「外れる弾は撃たない」を信条とするボーダーNo.1スナイパーであり、無駄な手を減らして確実な一撃を狙うタイプです。

こうしたメンバー構成まで踏まえると、冬島隊のエンブレムは単に格好いいチェス柄を採用したのではなく、盤面全体を利用して相手を詰ませる知略型の部隊という印象を見事に表しているように感じられます。

部隊の特殊性とマークのモチーフが特にきれいに噛み合っているエンブレムの一つです。

風間隊|片目と斜線が隠密戦闘を象徴

風間隊のエンブレムは、片目のような図形に斜線を組み合わせたデザインが印象的です。

風間隊といえば、カメレオンによって姿を消しながら敵へ接近し、菊地原士郎のサイドエフェクト「強化聴覚」を利用して連携するステルス戦闘のスペシャリストです。

その戦術を知ったうえでエンブレムを見ると、「見える・見えない」という視覚を思わせる意匠が使われていることに納得できます。

公式サイトでも、風間蒼也は隠密トリガーと菊地原のサイドエフェクトを駆使してA級まで上り詰めた人物として紹介されています。

姿を隠すカメレオンと、視覚だけに頼らず音から敵の位置を把握できる強化聴覚の組み合わせは、風間隊ならではの大きな武器です。

そのため片目を思わせるマークは、敵から視認されず、自分たちは相手の位置を把握するという風間隊独自の隠密戦闘をイメージさせます。

ただし、エンブレムの各線について「公式にこの意味である」と細部まで説明されているわけではないため、デザインから読み取れる部分と公式設定は分けて考えたほうがよいでしょう。

それでも、風間隊の戦闘を知ってから改めてマークを見ると、片目を思わせる意匠がステルス部隊にぴったりだと感じます。

部隊の最大の特徴である「隠密」と「索敵」を視覚的に連想させるエンブレムとして楽しめるデザインです。

草壁隊|コカトリスを描いたエンブレム

草壁隊のエンブレムは、伝説上の怪物であるコカトリスを思わせる生物が描かれたデザインです。

コカトリスは一般に鶏と蛇・竜などの特徴を併せ持つ怪物として知られており、他の部隊章と比べてもファンタジー色の強いモチーフになっています。

草壁隊という名称から植物系のマークを想像していた人にとっては、意外性のあるエンブレムではないでしょうか。

草壁隊はオペレーターの草壁早紀自身が隊長を務めるという、ボーダーでも珍しい構成です。

さらに、近~中距離を担う佐伯竜司、No.1ガンナーの里見一馬、スナイパーの宇野隼人、高い機動力を持つ緑川駿と、役割の異なる実力者がそろっています。

異なる能力を持つメンバーをオペレーターの草壁がまとめる多機能なチームという特徴は、複数の生物の要素を併せ持つコカトリスともどこか重なります。

ただし、コカトリスが草壁隊の戦術を意味していると公式に断定されているわけではありません。

エンブレムの由来を考察するときは、作中で明言された設定と、モチーフから読み取れるイメージを混同しないことが大切です。

それを踏まえても、個性の異なる実力者が集まった草壁隊の異色さを象徴するマークとして見ると、非常に印象深いエンブレムです。

嵐山隊|星をモチーフにしたエンブレム

嵐山隊のエンブレムは、星を中心に据えた明るくヒロイックなデザインが特徴です。

嵐山隊はA級部隊であると同時に、メディア出演や広報活動などを担当する「ボーダーの顔」として一般市民にも知られています。

その役割を考えると、誰が見ても認識しやすく、正義のヒーローを連想させる星のモチーフは非常に相性がよいでしょう。

公式サイトでも嵐山准は「ボーダーの顔としてテレビにも出ている人気隊員」とされ、戦闘だけでなく組織のイメージアップを担う存在であることが分かります。

木虎藍、時枝充、佐鳥賢らも高い実力を備えており、広報部隊だから戦闘能力が低いというわけではありません。

市民から見たボーダーの「スター」でありながら、実戦でもA級として戦えるという二つの顔が、星のマークによく表れていると感じます。

また、嵐山隊は連携戦を得意としており、嵐山と時枝を中心としたコンビネーションも大きな強みです。

星はシンプルな図形ですが、作品内での役割まで含めて考えると、これほど嵐山隊らしいモチーフもありません。

ボーダーを代表して表舞台に立つ華やかさと、A級部隊としての頼もしさを象徴するエンブレムといえるでしょう。

加古隊|「K」が刻まれた蝶のエンブレム

加古隊のエンブレムは、蝶を思わせるシルエットの中に「K」の文字が組み込まれたデザインが特徴です。

「K」は隊長である加古望の名字「Kako」の頭文字と考えると分かりやすく、隊長の名前を直接的に取り入れたエンブレムと見ることができます。

曲線を活かした蝶のような造形も、他部隊の武器や猛獣を前面に出したマークとは違った印象を与えています。

加古隊はA級のガールズチームで、隊長の加古はシューターでありながらスコーピオンも扱う感覚派の実力者です。

黒トリガー「風刃」の候補者にも選ばれており、見た目の華やかさだけではなく戦闘力もしっかり備えています。

蝶の軽やかで優美なイメージは、加古隊の洗練された雰囲気や、固定観念に縛られない加古のスタイルともよく馴染みます。

なお、蝶の各要素にどのような設定上の意味があるのかについては、断定せずにデザイン上のモチーフとして捉えるのが安全です。

それでも中央の「K」によって誰の部隊なのかが直感的に分かるため、部隊章としての識別性は十分にあります。

加古という隊長の存在感と、加古隊特有の華やかさを同時に感じさせるマークといえるでしょう。

三輪隊|銃弾と2匹の蛇を描いたエンブレム

三輪隊のエンブレムは、中央の銃弾を思わせる形に2匹の蛇が絡み付いたようなデザインになっています。

三輪秀次は弧月だけでなく拳銃型トリガーも使用するオールラウンダーで、鉛弾を組み合わせた技巧的な射撃も得意としています。

そのため、中央に弾丸を思わせるモチーフが置かれているのは、三輪本人の戦闘スタイルとも相性のよい意匠です。

また、三輪隊にはスナイパーの奈良坂透と古寺章平、アタッカーの米屋陽介がおり、近距離から遠距離まで対応できるバランスのよい編成になっています。

三輪が前線で相手を動かし、遠距離からスナイパーが狙うなど、複数方向から敵へ圧力をかけられる点も強みです。

2匹の蛇が標的を囲うように見える構図からは、相手を逃さず仕留める三輪隊の鋭さを連想できます。

一方、蛇そのものの意味についてはさまざまな考察が可能であり、特定の設定を公式の由来として断言するのは避けたいところです。

エンブレムは作中のキャラクター性や戦い方を知ったうえで眺めると、新たな見え方が生まれるのも魅力です。

三輪隊の場合は、弾丸の鋭さと蛇の攻撃的なイメージが、実戦的で隙の少ない部隊の雰囲気によく似合っています。

片桐隊|雪の結晶をモチーフにしたエンブレム

片桐隊のエンブレムは、雪の結晶を思わせる幾何学的なデザインが目を引きます。

刀や銃、動物など比較的イメージしやすいモチーフを採用する部隊が多い中で、雪の結晶という静かで整った意匠は独特です。

複数の線が中心から規則的に広がる形には、片桐隊の緻密で組織的な印象も感じられます。

片桐隊にはガンナーの片桐隆明、アタッカーの雪丸龍、スナイパーの桃園藤一郎、そしてボーダー唯一のスポッターである尼倉亜澄が所属しています。

特にスポッターを含む編成は他部隊にはない特徴であり、単純な火力勝負とは異なる戦術を持つことがうかがえます。

異なる役割を持つ隊員が中心を軸に機能する構成は、複数の枝が均整を保ちながら一つの形を作る雪の結晶にも重なって見えます。

さらにメンバーには「雪丸」という名字の隊員がいるため、雪のモチーフとの関連を想像したくなるところです。

ただし、これも公式に由来が明示されていない部分については、あくまで考察として楽しむのがよいでしょう。

特殊な編成を持つ片桐隊らしく、他の部隊章とは一線を画した端正なエンブレムになっています。

二宮隊|黒いミルククラウンが表す意味

二宮隊のエンブレムは、黒いミルククラウンを思わせるマークとして知られています。

ミルククラウンとは液体へしずくが落ちた瞬間に生じる王冠状の形で、二宮隊のマークも中央から外側へ跳ね上がるようなシルエットが特徴的です。

黒を基調としたシンプルな意匠は、隊長の二宮匡貴が持つ重厚で近寄りがたい雰囲気にもよく合っています。

二宮はボーダーNo.1シューターで、千佳を除けばトップクラスのトリオン量を持ち、高火力の射撃によって中距離戦を支配する実力者です。

大量の弾を細かく分割して相手を追い込む戦い方も印象的で、二宮隊は彼を中心に犬飼澄晴や辻新之助が援護する完成度の高い部隊です。

また「クラウン=王冠」という見方をすれば、圧倒的な火力で戦場に君臨する二宮の存在感を連想することもできます。

ただし、「王冠だからNo.1を意味する」といった具体的な由来まで公式設定として断定するのは適切ではありません。

デザインとして確実に読み取れる特徴と、そこから生まれる考察は分けて楽しみましょう。

それでも、黒一色のミルククラウンという硬質で洗練されたデザインは、二宮隊の強者感を際立たせるうえで抜群の効果を発揮しています。

影浦隊|獣の牙をモチーフにしたエンブレム

影浦隊のエンブレムは、獣が大きく口を開き、鋭い牙をむき出しにしているようなデザインが特徴です。

隊長の影浦雅人は粗野で好戦的な雰囲気を持つアタッカーで、スコーピオンを使った変則的かつ攻撃的な戦闘を得意とします。

そのため、見るだけで危険性を感じさせる牙のモチーフは、影浦本人のキャラクターや部隊のイメージに非常によく合っています。

影浦はサイドエフェクト「感情受信体質」によって、自分へ向けられる感情を肌への刺激のように感じ取ることができます。

その能力によって狙撃や不意打ちを察知しやすいうえ、No.4アタッカーの村上鋼にも勝ち越すほどの実力者です。

敵意を敏感に察知し、近づいた相手へ獣のように襲いかかる影浦の戦闘イメージと、牙を強調したエンブレムには高い親和性があります。

影浦隊には北添尋や絵馬ユズルも所属しており、北添のメテオラによる広範囲攻撃、絵馬の高精度な狙撃と組み合わさることで、影浦だけに頼らない高い攻撃力を発揮します。

その意味では、牙は隊長個人だけでなく、どこからでも相手へ食らいつける部隊全体の攻撃性を象徴しているようにも見えます。

獰猛さと危険性を一目で伝える影浦隊のエンブレムは、メンバーの個性を知るほど納得感が増すデザインといえるでしょう。

ワールドトリガーのエンブレムを持てる条件は?玉狛支部・ボーダー本部のマークも解説

『ワールドトリガー』のエンブレムを整理するときに重要なのが、すべての部隊が自由にオリジナルマークを作れるわけではないという点です。

基本的にはA級部隊に独自エンブレムが認められており、B級以下の隊員はボーダー共通のエンブレムを使用するため、マークから部隊の立場を読み取れます。

ただし、二宮隊・影浦隊のような元A級部隊や、ボーダー本部とは異なる歴史を持つ玉狛支部には例外的な事情があり、ここを理解するとエンブレムの違いが分かりやすくなります。

部隊独自のエンブレムを作れるのは基本的にA級

ワールドトリガーにおいて、部隊独自のエンブレムを持てるのは基本的にA級部隊です。

太刀川隊、冬島隊、風間隊、草壁隊、嵐山隊、加古隊、三輪隊、片桐隊などにはそれぞれ固有のマークがあり、隊服にも各部隊のエンブレムが使用されています。

A級まで昇格したチームだけに認められる要素と考えると、独自エンブレムは部隊の実力や実績を示す「証」のような存在だと理解しやすいでしょう。

一方、B級には生駒隊、王子隊、東隊、香取隊など個性豊かな部隊が多数存在しますが、通常はA級部隊のような独自エンブレムを使用しません。

これはB級に実力者がいないという意味ではなく、あくまでボーダー内部におけるランクと部隊章のルールが別に設定されているためです。

「強い隊員がいるから独自マークを持てる」のではなく、部隊としてA級へ昇格することがポイントと覚えておくと混乱しにくくなります。

この設定は、A級とB級の違いを視覚的に分かりやすくする効果もあります。

作中には非常に多くのボーダー隊員が登場するため、隊服に独自のエンブレムがあれば、読者側も所属や立場を直感的に把握できます。

私はエンブレムを単なる飾りではなく、A級まで勝ち上がったチームが自分たちの個性を形にできる特別な部隊章として見ると、『ワールドトリガー』らしい組織設定の細かさがよく伝わると感じます。

二宮隊・影浦隊がB級でもエンブレムを持つ理由

「独自エンブレムはA級部隊のもの」と聞くと、B級ランク戦に登場する二宮隊と影浦隊が固有のマークを持っていることに疑問を感じるかもしれません。

この2部隊が例外なのは、二宮隊も影浦隊も、もともとはA級だった部隊だからです。

つまりB級になってから特別にエンブレムを作ったのではなく、A級時代に持っていた部隊独自のエンブレムを、その後も使用していると理解すれば分かりやすいでしょう。

二宮隊がB級へ降格した背景には、元隊員の鳩原未来がボーダーのトリガーを民間人へ横流しし、近界へ密航した事件があります。

鳩原自身は除隊処分となり、二宮隊はその責任を問われる形でB級へ降格しました。

そのため二宮隊は、B級でありながら二宮匡貴を筆頭に非常に高い実力を持っており、「B級なのにA級のエンブレムを持つ」という状態そのものが、過去の経歴を示しているわけです。

影浦隊も同様に元A級で、隊長の影浦雅人による度重なる規律違反と減点によってB級へ降格しています。

影浦は村上鋼にも勝ち越す実力を持ち、公式情報でもサイドエフェクト「感情受信体質」によって狙撃や不意打ちが通用しにくい強豪として描かれているため、B級というランクだけで実力を判断できない代表例です。

二宮隊と影浦隊のエンブレムは「元A級だった」という過去を視覚的に残すものであり、現在のランクだけを見ていると分かりにくい例外といえるでしょう。

玉狛支部のエンブレムは旧ボーダーから受け継いだもの

玉狛支部のエンブレムは、A級部隊が持つオリジナルマークとは成り立ちが異なります。

玉狛には三雲修、空閑遊真、雨取千佳、ヒュースたち玉狛第2だけでなく、木崎レイジ、小南桐絵、烏丸京介ら玉狛第1も所属していますが、支部そのものに独自のマークがあります。

その背景にあるのが、現在のボーダー本部が成立する以前から存在した「旧ボーダー」です。

玉狛支部長の林藤匠は旧ボーダー創設時から活動している古参メンバーで、現在も近界民に対して比較的友好的な姿勢を取っています。

また、玉狛には旧ボーダー時代から活動している小南桐絵や宇佐美栞がおり、現在の本部とは異なる歴史や思想が受け継がれていることが分かります。

玉狛のマークは単なる「玉狛第1の部隊章」ではなく、旧ボーダーにつながる組織のシンボルとして見ることが重要です。

この点を知ると、なぜ玉狛支部だけA級部隊のエンブレムとは違った扱いに見えるのかも理解しやすくなります。

現在のボーダーは巨大な本部を中心とした防衛組織ですが、その前身には近界の国々と交流していた旧ボーダーの時代があり、玉狛はその歴史を色濃く残しています。

私は、エンブレムそのものが「現在のボーダーより前から続いているもの」を伝える小道具になっている点が、『ワールドトリガー』の世界観を読み解くうえで特に面白いところだと感じます。

玉狛支部の3つの丸と立方体に込められた意味

玉狛支部のエンブレムを見ると、中央の立方体と、その周囲に配置された3つの丸が印象に残ります。

一見すると抽象的な図形の組み合わせですが、旧ボーダーの成り立ちを知ると、このマークが近界とのつながりを意識したデザインであることが見えてきます。

現在のボーダー本部が「近界民から三門市を守る防衛組織」という側面を強く持つのに対し、旧ボーダーには近界の国々と友好関係を築いていた歴史があります。

エンブレムについては、中央の立方体がこちら側の世界を表し、周囲の3つの丸が旧ボーダーと同盟関係にあった近界の3国家を表していると読み解けます。

旧ボーダーはアリステラ、メソン、デクシアという近界の国々と同盟関係にあり、近界を一律に「敵」と考えていた組織ではありませんでした。

この背景を踏まえると、複数の世界が並び立つようなエンブレムは、旧ボーダーの思想や歴史を象徴するものとして非常に重要です。

そして、そのマークを玉狛支部が受け継いでいることにも意味があります。

玉狛には近界民である空閑遊真やヒュースが所属し、エンジニアのミカエル・クローニンも近界出身であるなど、現在でも近界と深く関わる人物が集まっています。

「こちら側の世界と近界は、敵対するだけの関係ではない」という旧ボーダーの姿勢が、玉狛支部のエンブレムと現在のメンバー構成の両方に受け継がれていると考えると、とても象徴的です。

ボーダー本部のエンブレムはB級以下やC級訓練生が使用

ボーダー本部にも組織を表す共通のエンブレムがあり、独自の部隊章を持たないB級以下の隊員やC級訓練生を中心に使用されています

A級部隊の隊服にはそれぞれ固有のマークが付くため、「A級部隊章」と「ボーダー共通章」を見比べると、所属する階級や部隊の違いを視覚的に把握しやすくなっています。

主人公の三雲修が物語序盤にC級訓練生として活動していた時期を思い返すと、ボーダー共通マークが組織全体のシンボルであることも理解しやすいでしょう。

ただし、B級には先ほど触れた二宮隊・影浦隊という例外があり、元A級である両隊は固有のエンブレムを持っています。

さらに玉狛支部には旧ボーダーから続く独自のマークがあるため、「A級以外は必ず全員同じマーク」とだけ覚えると例外で混乱してしまいます。

整理すると、A級は部隊独自、通常のB級以下はボーダー共通、元A級や玉狛にはそれぞれの事情による例外があるという構図です。

エンブレムの違いを理解すると、キャラクターの隊服を見る楽しみも増えてきます。

初めて登場した隊員でも、胸や肩などに描かれたマークから「本部所属なのか」「A級のどの部隊なのか」「玉狛に関係する人物なのか」といった情報を読み取れる場合があるからです。

『ワールドトリガー』のエンブレムは、キャラクターデザインのアクセントであると同時に、ボーダーの階級制度や歴史まで伝えてくれる世界観設定の一部として見ると、より深く楽しめるでしょう。

ワールドトリガーのエンブレム一覧と意味についてまとめ

『ワールドトリガー』のエンブレムを一覧で見ていくと、単に所属部隊を見分けるためだけのマークではないことが分かります。

太刀川隊の刀や冬島隊のチェス、風間隊の片目を思わせる意匠など、隊長の特徴や戦闘スタイルを連想できるデザインが数多く採用されています。

さらにA級、元A級、玉狛支部、ボーダー本部ではエンブレムを持つ理由も異なるため、マークに注目するとボーダーという組織の仕組みや歴史まで楽しめます。

エンブレムには各部隊の戦術や個性が反映されている

各部隊のエンブレムで特に面白いのは、マークのモチーフと部隊の特徴を重ねて楽しめることです。

例えば、太刀川隊の刀はNo.1アタッカーである太刀川慶を強く連想させ、冬島隊のチェスは特殊工作兵の冬島慎次とNo.1スナイパーの当真勇による特殊な戦術をイメージさせます。

風間隊も隠密トリガーと菊地原士郎の強化聴覚を組み合わせたステルス戦闘を得意としており、片目のようなエンブレムと部隊の「視認されずに相手を捉える」という特徴を重ねて見ることができます。

ほかにも、広報活動を担う嵐山隊には星、加古隊には「K」が入った蝶、三輪隊には銃弾と蛇、片桐隊には雪の結晶を思わせるデザインが使われています。

二宮隊の黒いミルククラウンや影浦隊の牙も、それぞれの隊長が持つ強烈な存在感を知ってから見ると、より印象深く感じられるでしょう。

キャラクターの名前、戦い方、部隊全体の雰囲気を知るほどエンブレムの見え方が変わるのが、『ワールドトリガー』ならではの楽しみ方です。

ただし、エンブレムに描かれたすべての図形について、公式から細かな意味や由来が明言されているわけではありません。

そのため、「公式設定として判明している情報」と「デザインや戦術から読み取れる考察」は分けて捉えることが大切です。

私は、答えがすべて固定されていないからこそ、部隊の戦闘を見返しながら「このマークはこの特徴を表しているのでは?」と考えられる余地も、エンブレムの大きな魅力だと感じます。

A級・元A級・玉狛支部ではエンブレムの成り立ちが異なる

ワールドトリガーのエンブレムを整理するうえでは、デザインだけでなく「なぜそのマークを使用しているのか」にも注目してみましょう。

基本的に独自の部隊エンブレムを持つのはA級で、通常のB級以下やC級訓練生はボーダー共通のマークを使用します

そのため、隊服に描かれたエンブレムを見ることは、キャラクターの所属だけでなく、部隊の立場を知る手掛かりにもなります。

一方、二宮隊と影浦隊はB級でありながら独自エンブレムを使用していますが、これは両隊が元A級だからです。

二宮隊は元隊員・鳩原未来の規律違反に関連してB級へ降格し、影浦隊も影浦雅人の規律違反と減点によって降格しているため、現在のB級というランクだけではエンブレムの理由を説明できません。

二宮隊と影浦隊のマークには「かつてA級だった部隊」という経歴まで表れていると考えると、設定を整理しやすくなります。

さらに玉狛支部のエンブレムはA級部隊章とはルーツが異なり、現在のボーダー本部より前の旧ボーダーにつながるシンボルです。

玉狛支部長の林藤匠が旧ボーダー創設時からの古参であり、現在も近界民に比較的友好的な立場を取っていることを考えると、本部との違いは単なるデザイン上の差ではありません。

A級は「部隊の個性」、元A級は「過去の実績」、玉狛は「旧ボーダーから続く歴史」までエンブレムから読み取れるため、隊服の小さなマークにも注目しながら作品を見返してみると、新しい発見があるでしょう。

この記事のまとめ

  • ワールドトリガーの各部隊には個性豊かなエンブレムが存在!
  • 太刀川隊や冬島隊など、A級部隊のマークには戦術や特徴が反映
  • 二宮隊・影浦隊は元A級のためB級でも独自エンブレムを使用
  • 部隊独自のエンブレムを作れるのは基本的にA級部隊
  • 玉狛支部のエンブレムは旧ボーダーから受け継がれた特別なマーク
  • 玉狛支部の3つの丸と立方体にも、それぞれ意味が込められている
  • ボーダー本部のマークはB級以下やC級訓練生などが使用
  • エンブレムの由来を知ると、各部隊の個性や背景をより深く楽しめる!

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