秋のガーデニングを楽しもう 秋に咲く花・植える花3選

日差しが穏やかで虫が少ない秋は、春と並ぶガーデニングのベストシーズンです。春や夏の色鮮やかな花とはひと味違った清楚で愛らしい秋の花は、日々の疲れを優しく癒してくれます。

この記事では、初心者でも比較的育てやすいといわれる花を中心に、秋に咲く花や、秋に植えて春に咲く花をご紹介します。

秋に咲く花、いつ植える? 

パンジー・ビオラ

秋から春にかけて元気に咲き続けるパンジーやビオラは、丈夫で寒さに強く、手入れも簡単なので初心者向きです。一般的にパンジーは大きめ、ビオラは小ぶりなイメージがありますが、いずれもスミレ科スミレ属で、学術的には同じ花になるそうです。

花の苗を植える時期は、10月下旬から11月頃がおすすめです。気温の高い時期に植えると、茎が細く葉の間隔が長く間延びしてしまうため、暑さが落ち着くまで待ちましょう。

日当たりや風通しのよい場所に苗を植えて、土の表面が乾いたら水をやります。

シュウメイギク

 

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秋の風にそよそよと揺れる姿が優雅なシュウメイギク(秋明菊)。かつて京都の貴船に多く自生していたことから、キブネギク(貴船菊)とも呼ばれています。暑さや寒さに強く、丈夫で手入れが簡単なので、初心者にも育てやすい花です。

花の苗を植える時期は9月から10月頃で、半日陰の湿った土を好みます。根の部分は高温や乾燥に弱いため、地面の温度が上がったり、根元が直射日光に当たったりしないよう注意しましょう。

水が不足すると葉が枯れてしまうので、土の表面が乾き始めたら水をやりましょう。

コスモス

地面にこぼれた種から翌年花が咲くほど強くて育てやすいコスモスも、ガーデニング初心者におすすめの花です。

コスモスの苗を植えるのに適した時期は、梅雨や真夏の時期を除いた4月から9月頃です。水はけや風通し、日あたりのよい場所に植えましょう。

肥料が少なくても元気に育ちますが、寒さと水のやりすぎは苦手です。庭に植えるときは、雨が降れば水やりはほとんど必要ありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水をやりましょう。

秋に植える花、いつ花が咲く? 

 チューリップ

さまざまな色や形の花が楽しめるチューリップ。開花するためには、冬の寒さにあうことが必要なので、必ず屋外に植えましょう。

10月末から12月初旬に、日あたりと水はけのよい場所を選んで、球根の2倍の深さに球根を植えます。複数の球根を植えるときは10cm以上の間隔をとりましょう。発芽するまでの時期も水やりが必要です。

花が咲く時期は品種によって異なるので、球根を購入するときに確認しましょう。チューリップの品種は数千種におよび、早いものは3月下旬から4月中旬頃、遅いものは4月下旬から5月上旬頃になります。

ワスレナグサ

 

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小さく可憐な花が咲くワスレナグサ(忘れな草、勿忘草)の英語名は「forget-me-not(私を忘れないで)」です。恋人のためこの花を摘もうとして、ドナウ川で溺れて亡くなったドイツの若い騎士の最後の言葉「私を忘れないで」が由来という伝説があります。

原産地のヨーロッパなどでは多年草ですが、暑さや湿気が苦手なため、日本では一年草となっています。

10月頃、日当たりや風通しのよい場所に苗を植えます。水はけの良い土を好みますが、極端な水切れには注意しましょう。3月下旬から6月の梅雨前ぐらいに花を咲かせます。

デイジー

デイジー(ヒナギク)という名前の由来は、英語で「太陽の目」を意味する「Day’s eye」です。

苗を植える時期は、9月下旬から11月上旬頃。葉の緑が鮮やかで、上から土が見えないぐらい葉が茂った苗を選びます。日あたりや風通しのよい場所に植えて、土が乾いたら水をやりましょう。

寒さには強いものの霜には弱いため、寒くなる前に植えて、しっかり根付かせましょう。3月から5月上旬に花が咲きます。

まとめ

この秋、ガーデニングを初めてみませんか。春や夏の華やかで色鮮やかな花とはひと味違った、コスモス、パンジー・ビオラ、シュウメイギクなど愛らしい花が多くみられます。

また、春の花壇づくりに向けてチューリップ、デイジー、ワスレナグサなどを植えるのにも適しています。

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