初心者でもわかる金魚の飼い方!用意するものから手入れ方法まで徹底解説!

金魚の飼育は、その美しい姿と優雅な泳ぎから、多くの人々に愛されています。

しかし、金魚を健康に育てるためには、適切な準備と日々のお世話が欠かせません。

このブログでは、金魚のエサやりや水質管理の基本、必要な道具、日常の手入れ方法や注意点など、金魚飼育に欠かせないポイントを詳しく解説します。

これから金魚を迎え入れる方や、すでに金魚を飼っている方にも役立つ情報が満載ですので、ぜひ参考にしてください。

金魚の飼育に必要なもの

水槽 金魚のサイズや飼育数にもよりますが、小さすぎるサイズの水槽はすぐに汚れてしまうため、幅30cm以上の水槽が良いでしょう。

飼育水 専用の飼育水を用意するか、水道水をカルキ抜きしたものを使います。

 様々なメーカーから色々な金魚用の餌が販売されているので、飼育する金魚の種類に合った餌を選びましょう。

カルキ抜き剤 他の方法での代用も可能ですが、確実にカルキが抜けたかの判別が困難なためカルキ抜き剤の使用がおすすめです。

ろ過装置 金魚の飼育に必須というわけではありません。ですが、ろ過装置を設置しない場合、水質悪化の速度が速まり頻繁に水を変えないといけないため、その手間を考えると設置しておくのが無難でしょう。また、外掛け式のフィルターを設置すれば、エアーポンプの役割も同時にこなしてくれます。

金魚の飼育にあるとよいもの

底砂や砂利 水槽の底に敷くと見栄えが良くなることに加え、砂利の表面にろ過バクテリアが住み、水質の悪化が抑えられます。

水草 金魚の遊び場や隠れ家、おやつなどになり更に水槽の見た目も華やかになります。

エアーポンプ(ブクブク) 金魚が頻繁に水面でパクパクとしている場合は、水槽内の空気が薄くなり酸欠で金魚にストレスがかかっているため設置しておくと良いでしょう。

水温計 金魚は急激な水温変化に弱いため、屋外や日光の差し込む環境で飼育する場合はヒーターやクーラーとセットで用意しておきましょう。

ヒーターやクーラー 水温を一定に保つために水温計を使う場合はセットで置きましょう。

照明 照明を設置すると水槽や金魚がきれいに見えることで水槽内の異変に気が付きやすく、金魚の体内時計が安定し、健康になるので余裕があれば設置しておくと良いでしょう。

 

カルキ抜きの方法

水道水に含まれるカルキは人間にとってはごく微量で体に影響を受けることはありませんが、水の中に住む生き物に対しては害を与えてしまいます。

そのため金魚に限らず水辺に住む生き物を飼育する場合、しっかりとカルキを抜いてあげる必要があります。

汲み置きでカルキ抜き

水道水をバケツに溜め、日光の当たる場所に置いておくことで紫外線によってカルキが抜けます。

時間さえかければお金や手間がかからない一方で、季節や天候、置く場所によってカルキが抜ける速度が変わり、カルキが抜けているかがわからないのが難点です。

通常1日あればカルキは抜けますが、心配な方は確実にカルキが抜けるように数日間置いておくか、専用のテスターでカルキの濃度を確認するのが良いでしょう。

煮沸でカルキ抜き

やかんなどに水道水を入れ沸騰させることでカルキ抜きができます。

煮沸した後冷ます時間が必要ですが、簡単にカルキ抜きできるのが大きなメリットです。

ただし、この方法でのカルキ抜きは水の酸素濃度が薄くなり、エアレーションなどの水中に酸素を供給する機材がない場合、最悪金魚が窒息死してしまう危険があるので注意が必要です。

市販のカルキ抜き剤を使う

一番おすすめする方法で、水道水に規定量のカルキ抜き剤を入れるだけでカルキが抜けます。

透明な粒のタイプと液体のタイプがあり、粒のタイプは溶けきるまでに時間がかかる分、価格が安価なものが多く、液体のタイプは即効性が高く数秒で溶けますが、粒のタイプに比べると高価になっています。

浄水器の水はNG!

一般的な家庭に設置されている浄水器はから出る水はカルキ臭がほとんどしないので、金魚の飼育に使えるのではないかと思われるかもしれません。

ですが、それは金魚にとっては危険な行為で、浄水器から出てくる水には殺菌と塩素を取り除くため合成界面活性剤や銀イオンが含まれており、金魚や水質を維持するバクテリアにとって毒になります。

もちろんそれらが使われていない浄水器や金魚の飼育に使える専用の浄水器も販売されていますが、高額なためこれから金魚の飼育をしようという方にはあまりおすすめはできません。

 

水温合わせと水合わせ

金魚をお迎えしてもすぐ水槽に入れていはいけません!

水温合わせと水合わせと呼ばれる金魚が水槽の水に慣れるようにする工程を行う必要があり、これを怠ると金魚が急激な水の変化のショックで弱り病気になる可能性があります。

水温合わせ

金魚を購入時に入れてもらったビニール袋のまま開けず、水槽に30分程浮かべた状態にしておきます。

水合わせ

金魚の入っている袋の口を開けて、水槽の水を少量を数分毎に入れるのを10回程度繰り返し、水質を徐々に飼育する水槽に合わせます。

餌やりの方法

餌をやる量は金魚の大きさや種類に応じて変わりますが、数分で食べきれる量を日に1~2回与えます。

餌の与えすぎは厳禁なので、必ず食べ残しが出ないように小出しに与えて、食いつきが悪くなってきたら満腹が近いサインなので、餌やりを終えるようにしましょう。

また、金魚をお迎えして、水槽や道具のセッティングもしっかりとできても、数日は餌を与えなくて大丈夫です。

それには理由は元々金魚は空腹に強いのもありますが、水槽に入れたばかりの時期は環境の変化で体調を崩しやすく、食べ残しが水質を悪化させる原因になるためです。

 

手入れ方法

金魚が健康に過ごすには水槽を清潔に保つことが必要不可欠です。

水槽の中の掃除をする際は金魚を別の場所に隔離しておきましょう。

また、水替えや水洗いをする場合は必ずカルキ抜きした水を使いましょう。

週1回の水替え

水槽の水の一部を捨てて新しい水に替えることで、水質を維持します。水槽の3割ぐらいの水を入れ替えます。

ろ過装置を使用しない場合は、水質が悪くなりやすいため3日に1回の頻度で水替えしましょう。

フィルターの掃除

ろ過装置は水槽の汚れを取り除く重要な役割を果たしており、そのフィルター部分を2週間に一度軽く洗います。

また、水替えと同時にするとバクテリアの量が少なくなり、水質が不安定になるため注意が必要です。

底砂や砂利の掃除(設置している場合)

底砂や砂利には食べ残しや排泄物が溜まりやすいので、底砂クリーナーを使い汚れを取り除きましょう。

一度に全部を洗ってしまうとこちらもバクテリアの量が少なくなり、水質が不安定になるため半分の面積の清掃を週に一度行います。

ガラスの掃除

水槽の表面には、徐々に汚れやコケが付着してくるので、水槽を傷つけない柔らかめのスポンジや専用のガラスクリーナーを使い、内側と外側のガラスをきれいな状態に保ちましょう。

 

まとめ

金魚の飼育は、一見シンプルに思えるかもしれませんが、実際には多くの注意が必要です。

正しい環境を整え、適切なエサやりと手入れを行うことで、金魚は元気に美しく成長します。

このブログで紹介した基本的なポイントを押さえつつ、愛情を持って金魚のお世話を続けてください。

そうすれば、金魚との生活はさらに豊かで楽しいものとなるでしょう。

金魚の健康と幸せを第一に考え、素晴らしいアクアリウムライフを楽しんでください!

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