『黒執事』アニメ二期にあたる『黒執事Ⅱ』は、完全オリジナルストーリーとして制作され、多くのファンに衝撃を与えました。
この記事では、黒執事二期のラストが意味するもの、シエルが悪魔になった理由、セバスチャンとの関係の変化について詳しく解説します。
この記事を読むとわかること
- 『黒執事』アニメ二期のラストでシエルが悪魔になった経緯
- セバスチャンがシエルの魂を食べられなかった理由
- アニメ一期や三期とのつながり
『黒執事』二期のラスト、シエルの運命は?
『黒執事』二期のラストでは、シエルの運命が原作と大きく変わり、ファンの間で賛否を呼びました。
セバスチャンとの契約があるにもかかわらず、シエルは殺されたあと人間ではなく悪魔として転生してしまいます。
シエルが悪魔になった理由
シエルが悪魔に転生した理由は、ハンナとアロイスが交わした契約によるものです。
「あくまでトランシー家のメイド」のハンナは、アロイスの復讐のために、シエルを悪魔にする契約を結びました。
この契約によって、シエルは人間の魂を失い、完全な悪魔へと変わってしまいます。
セバスチャンはシエルの魂を食べられなかった
セバスチャンは本来、契約の通りシエルの魂を食べるはずでした。
しかし、シエルが悪魔になったことで、悪魔同士では魂を食べられないため、契約を果たせなくなりました。
その結果、セバスチャンはシエルの執事として永遠に仕える運命となったのです。
ハンナとアロイスの契約
シエルの運命は、悪魔ハンナとアロイスの契約によって大きく変わりました。
彼女たちが交わした契約の詳細を見ていきましょう。
シエルを悪魔として蘇らせる
ハンナが交わした契約の内容は、「セバスチャンとクロードがどちらかが死ぬまで戦うこと」というものでした。
この契約には、シエルを悪魔として蘇らせることも含まれていました。
結果として、シエルは完全に人間の魂を失い、悪魔へと変貌しました。
なぜシエルは契約に巻き込まれたのか
シエルは元々この契約に関与していませんでしたが、アロイスの復讐に巻き込まれたことで、運命が変わってしまいました。
愛に飢えた少年アロイスは、シエルが2人の悪魔に欲されていることを妬みます。そして、シエルを悪魔にすることで、セバスチャンが彼の魂を食べられないようにしたのです。
これにより、「セバスチャンがシエルに永遠に仕える」契約だけが残り、アロイスの復讐は果たされたのでした。
『黒執事』二期の評価と続編との関係
『黒執事』二期はファンの間で賛否が分かれる作品となっています。
原作とは異なる完全オリジナルストーリーであり、 一期や三期とのつながりに違和感を覚えた人も少なくありません。
とはいえ、悪魔となったシエルと執事として永遠に仕えるセバスチャンの関係性は、独特な美しさと悲劇を持っているとも言えるでしょう。
『黒執事』一期とのつながりは?
一期では、シエルは最終的にセバスチャンに魂を食べられる運命にありました。
しかし二期では、シエルの魂はトランシー家の指輪に封じられ、セバスチャンがそれを取り戻す形で物語が続きました。
この展開が、一期とのつながりに違和感を覚える要因となったのです。
『黒執事』三期以降との関連性
三期(「黒執事 Book of Circus」)以降は、完全に原作準拠のストーリーとなっています。
そのため、二期の出来事はなかったことになっており、物語の整合性に疑問を持つ人も多くいます。
この記事のまとめ
- 『黒執事』二期ではシエルが悪魔へと転生する結末を迎える
- セバスチャンは契約を果たせず、永遠にシエルの執事となる
- ハンナとアロイスの契約がシエルの運命を変えた
- 一期とつながりが薄く、三期以降では二期の内容が無視される
- 二期は賛否が分かれるが、独自の美しさと悲劇性を持つストーリー
コメント