【その着せ替え人形は恋をする】2話で海夢と五条が急接近！

アニメ『その着せ替え人形は恋をする』は、コスプレ衣装の制作を通じて、海夢（まりん）と五条の関係性が少しずつ変わっていくラブコメです。

この記事では、その関係性の始まりともいえる2話の見どころを、わかりやすく解説します。

見どころは、緊張感あふれる「採寸」シーン

2話で最も印象に残るのは、五条と海夢が急接近する「採寸」シーン。

ドキドキが交錯しながらも、お互いを知っていく時間は、ふたりの距離を一気に縮めていきます。

突然の訪問

約束は月曜日だったはずなのに、海夢はその日を待てず、突然チーズケーキを持って五条の家に押しかけます。

「雫たんになれるのに、普通に月曜まで待つの無理じゃん？」

海夢の行動力と情熱は本物！

この予想外の行動によって、物語のテンポは一気に加速します。

恥ずかしさより「雫たんになりたい！」

「採寸は下着姿が基本」と本に書かれていたため、五条は戸惑います。

しかし海夢は、そんなことはお構いなしに堂々と水着姿になって採寸に挑みます。

羞恥心よりも「雫たんになりたい！」という気持ちが強く、彼女のコスプレへの本気度がしっかりと伝わってきます。

ふたりの間に生まれる信頼

五条は、水着姿の海夢に動揺しながらも、頼ってくれた人のために誠心誠意尽くすことを決意します。

この瞬間、ただの作業だった採寸が、信頼のやり取りへと変化しました。

五条の真面目さと、海夢のオープンな性格や「好き」にまっすぐなところが、少しずつ噛み合い始めます。

「好きなものに男とか女とかって関係なくない？」

この海夢の言葉は、五条にとって「救い」となるひと言でした。

自分の「好き」を隠してきた彼は、初めて肯定されたような気持ちになったのです。

まっすぐな「好き」が五条の心を動かす

海夢は、美少女ゲーム『ヌル女2』の話を嬉々として語ります。

その姿はまっすぐで、まったく恥じらいがありません。

好きなものについて語る姿は、それだけで人の心を打つのだと、五条は感じ取ります。

否定されてきた五条の過去

五条は幼い頃、雛人形への思いを「気持ち悪い」と否定されてきた経験があり、自分の「好き」を隠してきました。

そのため周囲と共通の話題がなく、友達もいませんでした。

海夢の「好き」にまっすぐな言葉と姿勢は、そんな五条の心を揺り動かします。

偏見を打ち破る海夢のひと言

「（エロゲ）普通にやるし！」と笑う海夢の軽やかさは、「女の子なのに」という偏見を吹き飛ばす力を持っています。

その自由な価値観が、五条の世界を広げていきます。

採寸を通して描かれる、ふたりの心の変化

採寸という作業を通じて、五条と海夢は身体的な距離だけでなく、精神的な距離も近づいていきます。

その中で、互いに抱いていた印象が少しずつ変化していく過程が描かれました。

数字に込められたリアリティ

アニメでは、バストやウエストなど具体的な数字まで丁寧に描かれており、リアルな衣装作りへのこだわりが感じられます。

この細やかな演出が、作品の完成度をより高めています。

海夢も普通の女の子・・・

採寸中、誤って海夢の身体に触れてしまった五条。

その瞬間、海夢の顔が真っ赤に染まります。彼女も、恥ずかしさを感じる普通の女の子なのです。

普段の明るさとのギャップが、とても印象的でした。

「動じない人になりたい」五条の小さな憧れ

「動じない人になりたい」

採寸中に何度も動揺してしまう自分を反省する五条の独白。

そこには、海夢への尊敬と憧れが込められていました。

五条を見守るおじいちゃん

シリアスと笑いのバランスが絶妙な『その着せ替え人形は恋をする』。最後は新菜の祖父、薫の目線がユーモアを添えます。

採寸が終わった夜、メモを取りながら真顔で美少女ゲーム『ヌル女』をプレイする五条。

「そんな真剣な顔で！」

祖父は驚きつつも、そっと襖を閉じます。

採寸が縮めた心の距離

2話では、採寸という日常とは少し違う行為を通じて、五条と海夢の関係性が一気に動き出しました。

見た目の華やかさと裏腹に、関係性や感情の機微が丁寧に描かれている点が、この作品の魅力です。