【多聞くん今どっち!?】ネタバレ30話！さようならジメ原さん・・

『多聞くん今どっち!?』30話では、うたげが突然ハウスキーパーを辞めたことで、物語は大きな転機を迎えます。

この記事ではうたげ、多聞くん、桜利の想いに寄り添いながら、30話のネタバレを交えて丁寧に解説していきます。

この記事を読むとわかること

うたげが抱える葛藤と決意

突然ハウスキーパーを辞めたうたげ。彼女の心の中には、推しとしての多聞くんだけではなく、ジメ原さん（普段の多聞くん）への特別な感情が強く根を張っていました。

ぬいぐるみ、枕、抱き枕・・・イケ原（アイドルの多聞くん）グッズでいっぱいのベッドに横たわるうたげ。

しかし、彼女の心に浮かぶのは、目の下に隈があっておどおどとしたジメ原さんでした。

ジメ原さんのことを、本気で好きになってしまったのです。

ただのファンに戻ろうとしても、思い出すのはジメ原さんの姿ばかり。

ジメ原さんのことは忘れて、推し活だけで満たされていた頃に戻らなければと、うたげは自分に言い聞かせます。

「さようなら、ジメ原さん」うたげは心の中でつぶやきました。

多聞くんにとっても、うたげの突然の退職は、あまりにも大きなショックでした。

多聞くんは、深く動揺して泣き叫んでいました。

うたげと一緒に過ごしてきた日常が崩れ去ることに怯え、悲しみ、ただただ泣き叫んでいました。

発狂寸前の姿は、一途さと脆さが入り混じった彼の人間らしさを示しています。

うたげに対して特別な気持ちを抱いていた多聞くん。

しかし、不器用すぎるためか自信がなさすぎるためか、素直に言葉にできません。

「辞めないでほしい」という本音をうまく伝えられず、ただ感情だけがあふれ出してしまうのでした。

動揺するばかりの多聞くんとは対照的に、桜利はすぐさま強引で一直線な行動を取ります。

ゴリラのマスクをかぶって、うたげの学校に突然現れた桜利。

ためらう彼女を強引に沢登りへと連れ出し、うつむく暇もなく歩き続けるふたり。

強引さの裏には「笑わせたい」「元気づけたい」という純粋な気持ちが隠れていました。

「ゴールしたら世界一の感動ってもんを教えてやる」という桜利。

火をおこしてマシュマロを焼き、うたげに食べさせます。

焼きマシュマロの美味しさと桜利の無邪気な行動に、うたげは思わず笑顔になりました。

それぞれの想いが交錯した30話。桜利の直球的なアプローチと、ジメ原さんの静かな決意は、今後に向けた伏線となるのでしょう。

「推し変するならいつでもいいぞ」

桜利は、うたげにまっすぐ気持ちを伝えます。

多聞くんに対抗するためだけでなく、うたげの本当の笑顔を見たいという願いも込められていたのでしょう。

ジメ原さんは部屋でひとり、うたげが選んでくれたペンダントを見つめていました。

まだ言葉にはしていませんが、心の奥底にある想いが確かに存在していました。

ジメ原さんの静かな決意が、次の物語を動かす大きな鍵となるのは間違いありません。

この記事のまとめ