劇場版シリーズ3作目『名探偵コナン 世紀末の魔術師』は、怪盗キッドが劇場版に初登場する人気作品です。
この記事では、ロマノフ王朝の遺産をめぐる事件の犯人や「世紀末の魔術師」という言葉に込められた意味などをネタバレありで徹底解説します。
この記事を読むとわかること
- 『世紀末の魔術師』の複雑な事件の全貌が理解できる
- 犯人の真意や「世紀末の魔術師」という言葉の意味がわかる
- 怪盗キッドとコナンの絆が伝わってくる
『世紀末の魔術師』あらすじを解説
『名探偵コナン 世紀末の魔術師』の見どころは、ロマノフ王朝の秘宝を巡る壮大な事件と、初登場となる怪盗キッドの活躍です。
ロマノフ王朝の秘宝
「世紀末の魔術師」を名乗る怪盗キッドから予告状が届きます。
キッドの狙いは、鈴木財閥の蔵から発見された「インペリアル・イースター・エッグ」。1917年まで約300年にわたってロシア帝国を統治したロマノフ王朝の遺産です。
コナンと蘭、小五郎は大阪へ向かい、現地で服部平次と遠山和葉に合流します。
コナンと平次がキッドの暗号に挑む
キッドの予告状には、難解な暗号が仕掛けられていました。コナンと平次は、協力してその謎を解読します。
キッドは警察の包囲をかいくぐり、大阪城からエッグを盗み出すことに成功しました。
ところが逃走中、何者かに右目を撃たれたキッドは海に墜落し、エッグと共に行方不明となります。
謎の狙撃者スコーピオン
事件の陰に浮かび上がるのが、相手の右目を撃ち抜くことで知られる謎の殺し屋スコーピオン。
スコーピオンは、ロマノフ王朝の財宝を追い続ける正体不明の犯罪者で、事件はさらなる深みに進んでいきます。
キッドの狙撃事件をきっかけに、コナンたちは「もう一つのエッグ」の存在に辿り着きます。
ネタバレ注意!事件の真相に迫る
コナンたちは、インペリアル・イースター・エッグの制作者である香坂喜市の子孫香坂夏美と共に、もう一つのエッグを探し出します。その裏には、ロシア帝国の悲劇がありました。
「バルシェ・ニク・カッタベカ」に隠された謎
夏美が幼い頃から覚えていた謎の言葉「バルシェ・ニク・カッタベカ」。
それはロシア語の「Волшебник конца века(ヴァルシェブニク カンツァ ベカ)」。「世紀末の魔術師」を意味していました。
この言葉が、城の地下に隠されたエッグの秘密を解くパスワードとなります。
メモリーズ・エッグが映し出すもの
2つのエッグを重ね合わせると、天井にはロマノフ王朝の家族写真が映し出されます。
それは思い出を映す卵。インペリアル・イースター・エッグが「メモリーズ・エッグ」とも呼ばれる理由でした。
エッグが単なる財宝としてではなく、家族愛の象徴として描かれるこのシーンには、心がふるえました。
スコーピオンの正体
殺人事件の犯人スコーピオンの正体は、ロマノフ研究家として登場していた浦思青蘭(ほし せいらん)。
彼女は、ロシア最後の皇帝ニコライ2世の側近だったラスプーチンの末裔で、祖先の無念を晴らすため財宝を狙っていたのです。
冷酷な殺し屋としての一面と、血に刻まれた運命の悲しさが印象的な犯人像となっています。
怪盗キッドとコナン
この作品で劇場版に初めて登場した怪盗キッド。敵でありながらも、コナンのピンチを何度も救う姿が描かれています。
クールな魅力と人間味
当初は純粋なライバルとして登場したキッドですが、しだいに彼の中にある義理がたさと優しさが伝わってきます。
狙撃で傷ついた鳩を助けてくれたコナンへの恩返しとして、キッドはコナンの命を救います。
その華麗でクールな活躍と義理堅さは、キッドを不動の人気キャラクターへと押し上げました。
変装してコナンを救う
ラストで明かされる真実――キッドは白鳥刑事に変装して、陰からコナンたちを支えていたのです。
炎上する城の中でコナンを守る彼の姿は、まさに「もう一人のヒーロー」。
敵でありながらも、深い信頼関係が感じられる名シーンです。
「世紀末の魔術師」と名乗った真意
キッドが予告状で名乗った「世紀末の魔術師」。
それは、エッグの制作者である香坂喜市への敬意を込めたものでした。
芸術を愛し、人の想いを盗む――それがキッドの哲学なのです。
蘭がコナンの正体を疑う
物語の最後には、蘭がコナンの正体を疑う場面が描かれます。そこに再びキッドが現れ、真実を守るための「魔法」を使うのです。
誕生日が同じ
浦思青蘭の誕生日は5月5日、香坂夏美は5月3日と知ったコナンが、「2人とも僕と1日違いだね」と口を滑らせます。
この何気ないコナンの発言から、蘭は「コナン君が新一ではないか?」との疑念を強めます。
シリーズ屈指の緊張感あるシーンです。
キッドがコナンの窮地を救う
限界だ・・・と感じたコナンは、真実を打ち明けようとします。
その時、現れたのは「工藤新一」の姿をしたキッドでした。
キッドは蘭の疑いを晴らすため、とっさにコナンを守る役を買って出たのです。
「謎でもなんでもねーよ」
その後キッドに、助けた理由がわかるか問われたコナン。
「バーロー・・そんなの謎でも何でもねーよ・・・ お前がオレを助けた理由は・・・こいつ(鳩)を手当てしたお礼・・・だろ?」
敵同士でありながら通じ合う2人の信頼――それがこの作品の最大の魅力です。
『世紀末の魔術師』魅力が詰まったコナン映画屈指の傑作
古城の幻想的な雰囲気、緻密な伏線、そして心を動かすラスト。
ロマノフ王朝という実在の歴史を絡めた構成は、シリーズ屈指の知的ストーリーで、事件解決と共に描かれる人間ドラマも見応えがあります。
『世紀末の魔術師』は、まさに「永遠の名作」と呼ぶにふさわしい作品です。
この記事のまとめ
- 劇場版第3作『世紀末の魔術師』では怪盗キッドが初登場
- ロマノフ王朝の秘宝を巡る歴史ミステリーが展開
- 犯人はラスプーチンの末裔である浦思青蘭という衝撃の真相
- 「バルシェ・ニク・カッタベカ」の謎が物語の鍵を握る
- キッドが白鳥刑事に変装しコナンを救う
- 蘭がコナンの正体を疑うが、キッドがサイドコナンの窮地を救う


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