節分でいわしの頭とひいらぎを飾る理由とは?
由来や飾る時期や作り方を紹介します。
節分は、春の訪れを祝いつつ、厄や邪気を追い出す大切な日です。
節分では、豆をまいたり、恵方巻きを食べたりするのが一般的ですが、その中に、いわしの頭とひいらぎをクシで刺して飾る風習があります。
これを柊鰯(ひいらぎいわし)といいます。
この記事では、なぜこのような物が飾られれるのか?詳しくご紹介します。
節分でいわしの頭とひいらぎを飾る理由とは?:節分に柊鰯を飾る理由は?
禊の儀式のため
柊鰯は、禊(みそぎ)のためと行われるといわれます。
禊は、身を清めるための儀式の一つです。
柊と鰯を節分に飾ることで、身を清めることや邪気を払える食べ物とも知られています。
そして新たな一年の始まりを迎えるために飾ります。
鬼を退治する意味があると言われてるため
柊鰯は、鬼を追い払う力を持つと信じられてます。
鬼は昔から、見た目の恐ろしさや、厄介を引き寄せる象徴とされていたので恐れられていました。
クシで刺す葉っぱと、鰯の骨による組み合わせが、鬼が嫌いな見た目と匂いをしているので、鬼を遠ざけるといわれてます。
そのため、玄関や家の周りに柊鰯を飾ることで、鬼や厄から身を守るという意味合いもあります。
季節の移り変わりを表す
節分は、季節の変わり目である冬から春への移り変わりを祝う行事です。
柊鰯は、冬の寒さを象徴する柊と、春の訪れを祝う鰯の組み合わせです。
この飾り物を通じて、季節の変わり目を感じたり、新しい季節への期待を抱くためといわれてます。
「柊(ひいらぎ)挿し」
焼いた鰯の頭を柊の枝に刺し、家の戸口などに飾ると、
柊のとげと鰯の強い匂いで鬼が近づけないといわれており、
古くから魔除けとして行われてきました。#暦生活 #カレンダー #暦 #節分 #柊挿し #新日本カレンダー #季節 #日本 #japan #文化 #伝統 pic.twitter.com/Y28aYOEfAP— 暦生活 (@543life) February 3, 2019
節分でいわしの頭とひいらぎを飾る理由とは?:柊鰯を飾る時期
節分の日に飾るのが一般的
柊鰯を飾るのは節分の日です。
節分は主に2月3日ですが、年によっては2月2日や4日に行う地域もあります。
柊鰯を飾る時期は、節分の日に合わせてください。
前日の2月2日の節分の前夜に準備しましょう
柊や鰯を用意しておきましょう。
鰯の頭は市場で手に入ります。
節分当日の2月3日
早朝から、鰯の頭を吊るし、柊を飾ります。
これにより、鬼や邪気を払うことができます。
飾ったら節分の行事を楽しむ
飾り付けが終わると、豆まきや恵方巻きを食べるなど、節分行事を行いましょう。
邪気を追い払ったら、家族や友達と思い思い過ごしてください。
飾りつけの期間
柊鰯の飾りつけは、節分当日に行われ、通常はその日限りです。
節分が終わったら、鰯の頭と柊を外して、処分しましょう。
しかし、一部の地域や家庭では、節分が終わってからも数日間飾ることもあるようです。
節分に柊鰯(ひいらぎの枝とイワシの頭)を門前に挿して魔除けとする習慣がありますが、さすがに高野山では生臭を挿せないので、里芋がその代わりとなります。なぜ他の野菜ではなく里芋なのか分かりません。 pic.twitter.com/0s1BmIInKl
— 高野山 青巖寺@南山坊 (@nanzanbou) February 7, 2020
節分でいわしの頭とひいらぎを飾る理由とは?:柊鰯の作り方
材料の準備
柊鰯を作るために必要な材料を紹介します。
鰯の頭:市場やスーパーマーケットで購入してください。
柊:公園で探してみるか、花屋で購入しましょう。
紐や針金:鰯の頭を吊るすために使用します。
鰯の頭の準備
鰯をよく洗い、水気をしっかり取り除きます。
鰯の頭部分を切り取り、紐や針金で吊るす準備をします。
頭は重く、吊るしにくい場合は、針金を頭にしっかり取り付けることが大切です。
柊の準備
柊を用意ができたら、束ね、飾りにしやすいように整えます。長さや形を調整しましょう。
飾りつけ
鰯の頭を紐や針金でしっかりと吊るし、玄関や玄関の戸棚に飾りつけます。
玄関に飾るのが一般的です。
邪気を払えるので安心して過ごすことができます。
節分の日の鬼避けに柊鰯(ひいらぎいわし)を今年も作った。鰯の焼ける臭いを鬼が嫌うと云う。 pic.twitter.com/LFwPS7I45w
— ミカンセーキ (@hnnh_mikan) February 3, 2023
節分でいわしの頭とひいらぎを飾る理由とは?:まとめ
今回は、節分で柊鰯を飾る理由を説明しました。
節分の日に鰯の頭と柊を飾ることは、春の訪れを祝いながら邪気を払う行事です。
材料も簡単で、家庭でも簡単に作れるので、節分の日に「柊鰯」を飾って、邪気を払って、幸せを迎え入れてみてください。
柊鰯を準備して、楽しい節分を過ごしましょう。
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