お花見で有名な場所をご紹介!

春になってあちらこちらで桜が咲き始めると家族や友人とお花見に出掛けたくなりますよね。

近年では、桜のシーズンに花見を目的に来日する外国人観光客も増えてきています。

お花見は、古くから日本人が親しんできた行事ですよね。

お花見の歴史や由来などを知ることで、お花見がより一層感慨深いものになること間違いなしです。

お花見の歴史はとっても長い!

お花見は、奈良時代の貴族が始めた行事と言われており、当初は中国から伝来した梅の花を観賞するものだったようです。

平安時代に入り、お花見の花が梅から桜へと移り変わっていきました。

桜の花でのお花見の起源は、「日本後紀」によると、嵯峨天皇が催した「花宴の節」という宴であると記されています。

全国的に有名なお花見の名所

さて、ここからは全国的に有名なお花見の名所をご紹介していこうと思います。

吉野山(中千本)の桜(奈良県吉野郡吉野町)

天下人である豊臣秀吉が行った「吉野の花見」で有名な吉野山です。

吉野山は、山桜を中心に約3万本の桜が下・中・上・奥の4ヶ所に密集しています。

「目に千本見える豪華さ」という意味で「一目千本」といわれ、それぞれ下千本、中千本、上千本、奥千本と呼ばれています。

見どころは花矢倉からの遠望と、吉水神社から如意輪寺方面への一目千本桜です。

中千本の谷を眺める景観も人気のスポットとなっています。

醍醐寺の桜(京都府京都市伏見区)

駅から徒歩10分と近い、京都の「さくら名所100選」スポット。

山上の上醍醐と山麓の下醍醐からなる、山全体を寺域とした真言宗醍醐派の総本山です。

貞観16(874)年に弘法大師の孫弟子にあたる聖宝理源大師によって開創されました。

境内には、国宝の五重塔や金堂など歴史的建造物が立ち並んでいます。

平安時代から「花の醍醐」と呼ばれる桜の名所で、しだれ桜、ソメイヨシノ、山桜、八重桜など、約700本に及ぶ桜が咲き誇ります。

豊臣秀吉が晩年、贅を尽くした「醍醐の花見」を行ったことでも知られ、毎年4月第2日曜には、「醍醐の花見」の故事にならい「豊太閤花見行列」が催されています。

白石川堤一目千本桜(宮城県柴田郡大河原町)

荘厳な蔵王連峰を背景に白石川堤に咲く、ソメイヨシノを中心とした桜並木です。

白石川の青色と桜並木のピンク色、そして蔵王連峰に残る雪の白色の3色のコントラストが織りなす絶景です。

町の中心を流れる白石川沿いには、ソメイヨシノ中心とした桜並木が8kmにわたって続いています。

鶴ヶ城公園の桜(福島県会津若松市)

鶴ヶ城は日本で唯一の赤瓦の天守閣が有名なお城ですね。

春になると約1000本のソメイヨシノが開花し「桜の名所100選」にも選ばれています。

お花見の期間中はライトアップも行われるため、夜桜も楽しめますね。

また、堀や土塁は約400年以上前から残り、城郭全体が国の史跡に指定されています。

造幣局の桜の通り抜け(大阪府大阪市北区)

大阪府の造幣局本局構内には通り抜け通路があり、幅約560mいっぱいに広がる桜は実に見事です。

インターネットでの事前申込制(先着順)となっていて、事前に申込みがない場合は入場できませんのでご注意ください。

約140品種・約340本が咲き誇る名所では、遅咲きの八重桜などが約560mに及ぶ旧淀川沿いの通路を彩っています。

まとめ

さて、ここまで有名なお花見の名所についてのリサーチをまとめてきましたが、いかがだったでしょうか?

春のイベントとして全国各地で楽しまれているお花見、中でも桜の花は世界にも知られることとなり、海外から日本の桜を花見に訪れる人も年々増えてきています。

そんな日本の文化に興味を持ってくれる外国人の方々に桜の美しさだけでなく、桜に対する日本人の思いや花見の歴史についても、知ってもらえるきっかけになるといいですね。

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