『黒執事』青の教団編で登場した、シエル(坊ちゃん)の双子の兄である真のシエル。エリザベスは、坊ちゃんではなく真シエルの側につきました。この選択は、坊ちゃんへの裏切りなのでしょうか?
この記事では、エリザベスの視点から物語を追うことで、黒執事の新たな魅力を探っていきます。
この記事を読むとわかること
- エリザベスが真シエルについた背景
- エリザベスの葛藤
エリザベスの「裏切り」
エリザベスの「裏切り」は、読者に衝撃を与えましたが、その背景には深い葛藤と事情がありました。
彼女は、坊ちゃんと真シエルの間で揺れ動き、自らの選択を迫られたのです。ここでは、エリザベスが裏切りに至った決定的な理由を解き明かします。
占いがもたらしたエリザベスの迷い
きっかけは、スフィア・ミュージックホールでの占いでした。占い師ブラバットにより、「婚約者に大きな悩みがある」と指摘されたエリザベスは、心の奥にあった不安を露わにされます。
シエルは本当に自分の知っている彼なのか? という疑念が膨らんできたのです。
「真シエル」こそが正統と信じた理由
真シエルの登場は、エリザベスの心をさらに揺さぶりました。
貴族社会では長男が家督を継ぐのが通例で、エリザベスは自然と真シエルに婚約者としての正当性を見出します。
さらに、真シエルは「双子を選ばなくていい未来を僕が作る」と語り、エリザベスの心に訴えかけたのです。
坊ちゃんに抱いた疑念と苦しみ
坊ちゃんが真のシエルではなかったという事実は、エリザベスにとって耐えがたい衝撃でした。
これまで愛してきた相手が「偽り」だったという混乱と、自分が長男と次男を区別してしまう罪悪感が、彼女の胸を締め付けます。
愛情と倫理観の板挟みとなったエリザベスは、苦悩の末に真シエル側へと立つ決断を下しました。
エリザベスは本当に敵なのか?
エリザベスの選択は「裏切り」として描かれましたが、果たして彼女は本当に敵なのでしょうか?
彼女の行動を読み解くことで、複雑な心の内が見えてきます。
敵と見なされる行動とは?
エリザベスは、真シエルこそがシリウス様であり、坊ちゃんが無実であることを知りながら黙秘しました。これにより、坊ちゃんは濡れ衣を着せられます。
しかしその沈黙は、必ずしも悪意からきたものではありませんでした。
エリザベスが抱えた葛藤と後悔
「どうしていいかわからない!」
この彼女の叫びに、全ての葛藤が込められています。
坊ちゃんへの思いと、真シエルへの思い、その狭間で苦しみぬいたエリザベスの選択。それは単なる「裏切り」ではなく、愛する者を守るための苦渋の選択だったのです。
スフィア・ミュージックホールで運命の再会
エリザベスは、スフィア・ミュージックホールで真シエルと再会します。
ここで衝撃の事実を知らされ、心が大きく揺らぎました。
エリザベスの選択
「自分がシエルだと思っていた相手が、実は双子の弟だった」という真実は、エリザベスに計り知れない衝撃を与えました。
その結果、彼女は真シエル側に立つ決断をすることになります。
セバスチャンとの戦い
エリザベスはセバスチャンに剣を向けますが、敗北。
「どうしていいかわからない」という言葉からは、迷いと苦悩がにじみ出ています。
エリザベスは、今後どのように自らの過去と向き合い、どのような選択をするのでしょうか。
この記事のまとめ
- エリザベスの「裏切り」とされる選択は、占いがきっかけ
- 坊ちゃんと真シエルへの思いが、エリザベスを苦しめる
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