【地縛少年花子くん】怪異一覧 ~その背景と依代まとめ

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『地縛少年花子くん』には、「学園の七不思議」という個性豊かな怪異たちが登場します。

彼らには、過去の記憶や強い想いが込められた「依代(よりしろ)」という重要な鍵が隠されています。

この記事では、七不思議とそれぞれの依代について、分かりやすく解説します。

この記事を読むとわかること

  • 七不思議の特徴と背景
  • それぞれの怪異にまつわる「依代」と意味
  • 花子くんが依代を壊す理由とその真意

三人の時計守

現在・過去・未来を司る三人の時計守

三人の時計守は、学園全体の「時間の流れ」を司る特別な存在です。

リーダー格のカコは過去を、ミライは未来を、そして人間である蒼井茜が現在を担当しています。

茜は元は一般生徒でしたが、葵の命を助けたいという強い想いから、時計守としての力を得ることになりました。

依代は雪景色の別世界にある「大時計の鍵」

依代である大時計の鍵は、境界の最下層に存在する異世界のカコの作業場にあります。

一度ミライの中に隠されていましたが、司に壊されかけ、守りきることが難しい依代となっています。

ミサキ階段

稲荷像ヤコの淡い恋と執着

「美術室への階段の4段目を踏むと死者の世界に引き込まれる」そんな怖い噂を持つミサキ階段。

その正体は、ヤコという稲荷像の怪異でした。

ミサキ先生を慕っていた彼女が、事故で亡くなったミサキへの愛情を歪んだ形で表現していたのです。

依代はミサキが使っていた「ハサミ」

ミサキに髪を切ってもらった大切なハサミが、ヤコの依代でした。

最初に破壊された依代であり、この出来事が物語の転機となりました。

カガミジゴク

人間の恐れやコンプレックスを映し出す

鏡の中に人間を取り込み、その人間が恐れるものやコンプレックスを刺激して、生者と入れ替わろうとする怪異です。

ヤシロも一度鏡の世界に囚われ、「大根足」をいじられるなどコンプレックスを刺激されます。

初代のカガミジゴクは司により排除され、代わりにミツバが新たな3番として組み込まれました。

初代の依代は「天井の六芒星」、ミツバはまだない

カガミジゴクの依代は「天井の六芒星」。

現在3番のミツバには、まだ明確な依代が存在していません。

美術室のシジマさん

病弱な少女シジマメイが描く理想の世界

重い病気で入院しているシジマメイは、絵の中に希望の世界を描こうとしました。

その強い想いが怪異となり、人々を絵の中の理想郷に閉じ込めてしまいます。

依代はスケッチブック

夢と願いの詰まったスケッチブックが、シジマさんの依代です。

スケッチブックは彼女自身の意思で寧々に手渡され、破壊されました。

16時の書庫

人生が記された本を管理

源光の担任である土籠先生は蜘蛛の怪異で、未来の本を読むことによって人間の運命を知ることができます。

教師としての顔も持ち、普段は穏やかにふるまうものの、裏では鋭く全体を見守る存在です。

依代は生前の花子くんにもらった「月の石」

依代は、かつて普(花子くん)からもらった「月の石」。

土籠先生の、花子くんに関する思い出と後悔が詰まった依代で、自らの意思で壊されました。

死神・薄暮

笛の音で人を異界へ誘い、命の循環を司る

関西弁で話し、年に一度盂蘭盆会のときだけ現れる謎多き怪異。

死と再生を見守る存在でもあり、物語の核心に近い立ち位置にあると思われます。

依代は生贄となった少女スミレ

薄暮の依代は、昔生贄として捧げられた少女スミレです。その昔、ふたりは幼なじみだったようです。

スミレの同意により、薄暮自身でその依代を消すという衝撃的な展開が描かれました。

トイレの花子さん

願いを叶える代償に「大切なもの」を要求

「旧校舎のトイレに出る」という定番の怪談の主。

しかし、その正体は人間だった頃の後悔と贖罪を背負った複雑な存在です。

人間のヤシロと契約し、学園の秩序を守ろうとしています。

依代の有力候補は弟の司

花子くんの双子の弟「司」が依代とされる説が有力です。

「つかさが消えるってことだよ」という花子発言が、この説を強く裏付けています。

依代を壊す理由とは?

本来、依代を壊すのは噂の暴走を止め、怪異を無力化するためです。

しかしこれは、司たち放送室組の策略でもあり、真の目的は七不思議の崩壊を誘うことにあるようです。

全ての依代が壊された時、物語は新たな展開へ

七不思議が全て依代を失えば、花子くんや寧々の「願い」に変化が起こる可能性もあります。

依代という「心の鍵」を壊すたびに、登場人物たちの過去が明かされ、物語の本質が見えてきます。

この記事のまとめ

  • 七不思議は、それぞれ異なる背景や「依代」がある
  • 依代には怪異の記憶や執着が宿る
  • 依代を通じて怪異たちの人間らしさが描かれる
  • 三番ミツバにはまだ依代が存在していない
  • 七番花子くんの依代は司説が有力
  • 花子くんが依代を壊すのは噂の暴走を防ぐため
  • 依代の破壊は司たちの策略の一環でもある

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