『正反対な君と僕』最終回となる原作65話は、これまで鈴木の視点で描かれてきた物語を、谷の視点から振り返る形で描いています。
人とのコミュニケーションに興味を持たなかった谷が、鈴木との会話を通して少しずつ変化していく過程が見えてきます。
この記事を読むとわかること
- 最終回では、谷の視点から恋の始まりを振り返る
- 遠距離恋愛を選んだ二人の未来
- 卒業後も仲間たちとの絆は続く
谷が鈴木を意識したとき
『正反対な君と僕』最終回では、これまで語られてこなかった谷が鈴木を意識するようになった頃の心境が、谷の視点から丁寧に描かれています。
他人に興味が薄かった谷
谷はもともと、周囲の人間にあまり関心を持たないタイプでした。
クラスで誰かが騒いでいても、会話の内容を積極的に聞こうとはせず、必要以上に人と関わろうとしませんでした。
他人と距離を置いて生活していましたが、決して周囲を嫌っていたわけではなく、指摘することは堂々と伝えていました。
経験したことのないコミュニケーション
谷の価値観を変えるきっかけになったのが、鈴木の「意味も目的もない会話」でした。
鈴木は特別な理由がなくても、日常の小さな出来事やその場の思いつきで谷に話しかけます。
それは谷にとって、それまで経験したことのないコミュニケーションの形でした。
見える色の数が増えた
鈴木と会話を重ねるうちに、谷の中に少しずつ変化が生まれていきます。
ただの雑談だと思っていた会話が、いつの間にか自分にとって「見える色の数が少しだけ増えたような」特別な時間になっていることに気づきます。
「一緒に帰ろ?」と声をかけられたときなのか、それよりも前からなのか、谷自身にもわかりませんが、谷の心も傾き初めていたのです。
谷の視点で描かれる会話の意味
鈴木とのやり取りを通して、谷はこれまで気にも留めなかったコミュニケーションの大切さに気づいていきます。
意味も目的もない雑談
谷にとって、クラスメイト同士の他愛のない会話は、あまり重要なものではありませんでした。
必要なことを伝えるための会話なら理解できますが、意味も目的もなくただ雑談をする理由が、谷にはよく分からなかったようです。
しかし、鈴木はそんな谷に対して、唐突に話しかけることを続けます。
ただ話すだけの時間
鈴木との会話は、特に目的があるわけではありません。
しかしそのやり取りの中で谷は、「誰かとただ話すだけの時間」というコミュニケーションも存在することを知ります。
会話は必ずしも意味や結果を求めるものではなく、ただ一緒に時間を共有する行為でもあったのです。
旅立ちの日、駅のホームで・・・
卒業後、それぞれの進路に進むことになった二人は別々の場所で大学生活を送ることになります。
「ずっと好きだから」
住み慣れた街を離れる日、電車を待つホームで鈴木との出会いを振り返っていた谷は、不意に鈴木を抱きしめます。
そして、「ずっと好きだから」と伝えます。
普段感情をあまり表に出さない谷にしてはめずらしく、まっすぐな行動でした。
これまでも、これからも
それは、これまで積み重ねてきた時間や会話、そしてお互いの関係を象徴する言葉でした。
谷は普段、自分の感情を積極的に表現するタイプではありません。しかしこのときは、鈴木への想いをはっきりと行動で示しました。
二人の関係が一時的なものではなく、しっかりとした信頼の上に成り立っていることが伝わります。
二人が選んだ新たな道
卒業という分岐点に立った二人は、安易に同じ進路を選ばず、それぞれの道へ進んで行きます。
お互いの夢を尊重
鈴木と谷は、それぞれ違う大学へ進学することを選びました。
恋人同士だからといって進路を合わせるのではなく、自分のやりたいことを優先したのです。
鈴木は、もし谷が自分に合わせて進路を変えてしまったら、いつか後悔するのではないかと考えました。そして、お互いの夢を尊重する道を選びます。
離れても続く信頼関係
遠距離恋愛になっても、二人の関係は続いていきます。
花火や鍋など、離れていてもつながりを保ちながら、心地よい関係を育てていくのです。
物理的な距離ではなく、お互いを信じる気持ちこそが二人の関係を支えています。
仲間たちと再会
最終回では、鈴木と谷だけでなく仲間たちとの関係性も描かれています。
卒業1年後と思われる春、仲間たちは再び集まり、お花見を楽しんでいます。西さんがいないのは、写真を撮っているからかな?
髪型や髪色が変わっても、高校時代と変わらないあたたかい空気が流れていました。
この記事のまとめ
- 谷の視点で描かれる、鈴木への恋の始まり!
- 意味のない会話が谷の価値観を変えた
- 駅のホームで見送る鈴木と旅立つ谷
- 二人が選んだ遠距離恋愛という結末
- 卒業後、お花見で再会する仲間たち



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