サンタが連れているトナカイは、どうして赤い鼻をしているの?

クリスマスになると、いたるところでサンタクロースとトナカイのイラストや飾り付けを見かけますよね!

あなたはどうして、サンタと赤い鼻をしたトナカイが一緒にいるのかを知っていますか?

また、どうして、その1頭のトナカイの鼻は赤いのでしょうか?

それには、ステキなエピソードが隠されているのですよ!

この記事を読んで、ぜひエピソードを知ってみてはいかがでしょうか?

きっとホッコリすることでしょう。

サンタのソリを引くトナカイ

クリスマスソングにもあるように、サンタはトナカイと一緒にやってきますね!

そして、サンタクロースは、もともとは8頭のトナカイ達によってソリを引いてもらっていました。

また、この8頭のトナカイ達にはきちんと名前があるのをご存知でしょうか?

前から順番に、ダッシャー( Dasher)・ダンサー( Dancer)・プランサー(  Prance)・ヴィクセン( Vixen)・コメット(Comet )・キューピッド( Cupid)・ドンダー( Donder )・ブリッツェン(Blitzen

どの子もステキな名前が付いていますね!

しかし、この中には、今回の主役である【赤い鼻をしたトナカイ】は含まれていないのです。

それはいったい、どういうことなのでしょうか?

サンタのソリをひくために1頭追加

前述したように、サンタクロースは初め、8頭のトナカイと共に活動していました。

しかし、ある年のクリスマスの日、突然暗い霧が立ち込めてきたのだとか!

そうなると、視界が悪くて、出入り口である煙突も探すことはできない…とサンタは物凄く困ったのだそうです。

出発の間際になってアクシデントが起こったことで、急遽もう1頭のトナカイを迎え入れることにしたのだそうです。

そして、新しい仲間こそが、赤い鼻をしたルドルフという名前のトナカイだったということです。

しかしなぜ、ルドルフだったのか?

それは、ルドルフのコンプレックスでもあった赤い鼻が、ピカピカとライトのように光っていたからなんです!

サンタはそれを見て、「この子なら、赤い鼻で暗い夜道を照らしてくれる!」と思ったからなのでした。

サンタと赤い鼻をしたトナカイの出会い

クリスマスに子ども達へプレゼントを届けるために、先頭をきって走るトナカイのルドルフとサンタは、どのようにして出会ったのでしょうか?

サンタは、もともと8頭のトナカイ達にソリを引いてもらっていました。

しかし、その年のクリスマスの日は霧で視界が悪かったために、鼻が赤く光るルドルフを迎え入れたのでしたね!

なぜ、ルドルフがサンタの目にとまるところにいたのか…

それは、先にいた8頭の先輩達は、すでに【トナカイの英雄】として世界中を飛び回って活躍していたため。

その【英雄のトナカイ】をひと目見よう!と集まっていたギャラリートナカイのうちの1頭が、ルドルフだったということです。

また、ほかのトナカイ達と違って赤い鼻をもって生まれたルドルフは、いつも赤鼻を理由にいじめられていたというのです。

そのため、サンタがルドルフへ近づいてきた時も、「また、赤い鼻を笑われる!」と泣き出してしまったのだとか…

しかし、サンタはこう言ったのです!「暗い夜道は、君のピカピカ光る赤い鼻が役に立つんだよ!ぜひ、先頭を走ってくれないか?」と。

これをキッカケに、この年のクリスマスから、ルドルフは先頭をきってソリを引くようになったということです。

コンプレックスであった赤い鼻が役に立ったことで、ルドルフもトナカイ界の英雄となったのですね!

サンタとルドルフの物語のきっかけ 

サンタと赤い鼻のルドルフのストーリーを創作したのは、当時アメリカのシカゴに住んでいた、ロバート・メイだそうです。

ロバート・メイが自身の娘のために、即興で作った物語なのだとか。

妻のエヴリン・娘のバーバラと3人暮らしだったロバート一家ですが、バーバラが2歳になった頃、エヴリンは病によって倒れてしまったのです。

ロバートは妻を看病しながら仕事をする毎日でしたが、収入は治療費や薬代に消えて貧乏だったのだそうです。

そんなある日、4歳になった娘バーバラは、次第に弱くなっていく母の姿を見てロバートに尋ねました。

「なぜ、わたしのママはみんなのママとちがうの?」

【みんなとはちがう】このことをマイナスにとらわせたくなかったロバートは、娘になんと答えればよいのか悩みました…

そこで!バーバラを喜ばせたい一心で【真っ赤なお鼻のルドルフ】という物語を即興で語ったのだそうです。

ルドルフも生まれつき赤い鼻のせいで【みんなとちがう】ために悲しい過去がありました。

しかし!「その【みんなとちがう】赤い鼻がサンタから必要とされ、世界で活躍できるようになった」というハッピーなエンディングを娘に聞かせたかったのだそうですよ。

じつは父親であるロバート自身が、幼少期に虚弱体質で小さく、家も貧乏だったために、進学もできず、周りから「みんなとちがう」ことを理由にいじめられていたのだとか…

この作品は、娘バーバラが「みんなとちがう」といって悲しんでいる姿を見て、インスピレーションをうけたのがきっかけだといわれています。

まとめ

いかがでしたか?

サンタクロースが9頭のトナカイとやってくるようになった理由が分かりましたね!

また、赤い鼻をしたトナカイ、ルドルフとサンタとのステキな出会いや、その話の源点となったストーリーも感慨深いものだったのではないでしょうか?

今年のクリスマスは大切な人に、この物語を話してあげてみてはいかがでしょうか?

 

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