やっておきたい熱中症対策!帽子や日傘の選び方について解説!

最近では、日本国内でも最高気温が40℃を越える地域が出てきていますね。

特に長時間屋外で活動される方などは、熱中症対策の必要性を強く感じるのではないでしょうか?

屋外の熱中症対策でまずやっておきたいのが直射日光対策。

そこで今回は、強い日差しを防ぐための帽子や日傘の機能性や選び方について解説していきます。

また、合わせて使うと便利な熱中症対策グッズについてもご紹介いたします。

ぜひ参考にしてみて下さいね。

熱中症に有効な帽子や日傘:帽子の効果と選び方

帽子は、国や地域を問わず世界中で使われていますが、その目的の一つは頭部を直射日光から守ることです。

人体は熱に弱く、深部体温(脳や臓器など体の内部の温度)が41℃を越えるとさまざまな機能障害を引き起こし、熱中症の症状が出てきます。

帽子をかぶって直射日光を防ぐことで、頭部の温度が上がるのを防げるほか、日陰効果によって体感温度を下げることができます。

ただ、帽子の材質や用途によっては、そういった効果を十分に発揮できないばかりか、逆効果になってしまうこともありますので、暑さ対策に適した帽子を選ぶことが大切です。

ここでは、熱中症対策に効果的な帽子の選び方をご紹介していきますね。

つばが広いものを選ぶ

熱中症を防ぐには、まず直射日光を遮ることが大切です。

特に、首筋にある頸動脈は脳に血流を送るための通り道であり、高温になると危険なため、この部分を日差しから守れるものを選ぶようにしましょう。

帽子には大きく分けてハットとキャップの2種類の形状があり、ハットの方がキャップよりもつば(ブリム)の面積が大きいため、より日差しを防ぐ効果が期待できます。

ハットの例を上げるなら、

・中折れ帽
・山高帽
・カンカン帽
・テンガロンハット
・麦わら帽子

などがあり、キャップは

・野球帽
・ベレー帽
・ニットキャップ
・ワッチキャップ
・キャスケット
・ハンチング

などがあります。

つばの面積が広い麦わら帽子などは、熱中症対策にとても効果的と言えます。

素材の通気性が良いものを選ぶ

熱中症対策には、頭部の温度が上がりにくい素材を選ぶことも重要です。

帽子の中の温度が上がらないためには、素材が通気性の良いものである必要があります。

例えば、わらなどの天然草を編んで作り、適度な隙間が空いた麦わら帽子は通気性に優れています。

最近だと、速乾性も兼ね備えたメッシュ素材の帽子などもあります。

明るい色のものを選ぶ

明るい色は光を反射して温まりにくく、暗い色は光を吸収して温まりやすいことはご存知の方も多いでしょう。

帽子の色も同じで、日光を吸収して熱くなってしまわないように、なるべく明るい色を選ぶのがおすすめです。

熱中症に有効な帽子や日傘:日傘の効果と選び方

日傘はつば付きの帽子よりもさらに遮光面積が広く、熱中症対策にはとても効果的です。

また、傘生地にUVカット(紫外線遮蔽)効果を付与した日傘もあり、肌へのダメージが気になる女性は使っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、日傘を使う時は手に持つ必要があるため、片手が塞がってしまう点や、長傘の場合は使わない時でも持ち運びが大変な点がデメリットと言えます。

ここでは、そんな日傘を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介いたします。

遮光率が高いものを選ぶ

日傘の生地は商品によってさまざまな違いがあり、得られる効果も異なります。

熱中症対策でまず注目したいのは「遮光率」という、直射日光をどれだけ防げるかの指標です。

真夏の暑さが厳しくなってきている近年では、サンバリア100というブランドの完全遮光(遮光率100%)の日傘が人気になりました。

裏地が黒いものを選ぶ

日傘を選ぶ際にもう一つ注意したいのが、地面からの照り返しを軽減できるかどうかです。

先述の通り、明るい色は光を反射しますので、もし傘の裏側が白い生地だと、照り返しの光が反射して、傘を差している人に集中してしまう事になります。

これを防ぐためには、内側の生地が暗い色である必要があるのです。

一般的には、生地の表側が白、裏側が黒になっている日傘が、暑さ対策に最も適していると言えるでしょう。

折りたたみ式を選ぶ

外に出かける際に傘を持っていくのは、かさばるので不便なことが多いですよね。

また、傘自体にも重量があるため、持っている手が疲れやすいなどのデメリットもあります。

この点に注目するのであれば、鞄などに収納でき、比較的軽量な折りたたみの日傘はとても便利です。

最近では、男性用の折りたたみ日傘が人気を集めているようです。

ただ、折りたたみ傘は構造が複雑なため、使った後に収納するのが不便な点や、長傘に比べて耐久性が落ちる点には注意が必要です。

また、長傘に比べると生地の面積が小さめのことが多いので、遮光性能の面でも劣る点に注意しましょう。

晴雨兼用のものを選ぶ

日傘には、雨天時も使えるように耐水加工がされた商品もあります。

晴雨兼用の折り畳み傘を携帯しておけば、いざという時の役にも立つのでおすすめですよ。

遮光率や紫外線遮蔽率、耐水性など多くの面で機能性を追及した優れた商品も出てきているので、日傘を購入する時にはぜひ検討してみて下さいね。

熱中症に有効な帽子や日傘:合わせて使いたいグッズ

帽子や日傘は直射日光は防げても、体温を下げたり、体から奪われた水分などを補給したりすることはできません。

そこで、合わせて別の熱中症対策グッズを使うと、より効果的です。

ここでは、持っておくと便利な熱中症対策グッズをご紹介していきますね。

経口補水液

熱中症は体から水分や塩分が奪われることでも起きやすくなります。

経口補水液は、発汗によって奪われた水分や塩分を素早く補給できるように成分調整された飲料です。

スポーツドリンクでもこれらは補給することができますが、糖分が多めになっているため、飲みすぎによる糖分の過剰摂取に注意が必要です。

冷却タオル

熱中症対策用の冷却タオルは、水が蒸発する際の気化熱で体を冷やすことができます。

水道水で濡らすだけなので、何度も繰り返し使え、丸洗いも可能なのでお手入れが簡単です。

普段使い以外にもアウトドアやスポーツ、屋外作業など様々なシーンに適しています。

ネッククーラー

ネッククーラーは、首元を冷やすのに便利なグッズです。

首の付け根には太い血管が通っているので、そこを冷やすことで体全体を効率よく冷やすことができます。

ネッククーラーには電動式、保冷剤式、冷却タオルのように気化熱で冷やすタイプなどがあります。

電動式は冷却プレートを搭載しており、スイッチを入れると数秒で冷却が開始されます。

保冷剤式は冷凍庫で固めた保冷剤を使うタイプで、心地よい使用感とデザイン性が高いことからプレゼント用にも人気です。

気化熱で冷やすタイプは外出時でも水があれば繰り返し使えるため、防災グッズとしても人気があります。

冷却スプレー

体を素早く冷やしたい時に便利なのが冷却スプレーです。

肌に直接使えるタイプや、衣服の上からでも使用できるタイプがあり、外出中でも素早く使えて便利です。

また、メントールなどの成分が配合されたものもあり、デオドランド効果で汗やにおいを抑えつつ冷感を持続できる商品もあります。

熱中症に有効な帽子や日傘:まとめ

いかがだったでしょうか。

現在では、真夏の帽子や日傘は必需品と言っても良いグッズです。

日差しが気になる時間帯は積極的に使うようにして下さいね。

また、汗をかきやすい日は水分や塩分の補給にも注意しましょう。

今回は、帽子や日傘の選び方や、合わせて使える熱中症対策グッズについてご紹介させていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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