七夕の意味や由来!100均ショップで揃う七夕飾りを紹介!

七夕は日本の伝統的な行事で、天の川によって離ればれになっている織姫と彦星が年に一度再会するという伝説があります。

笹に様々な飾り物を付け、天の川を見上げて織姫と彦星の再開に思いを馳せる古き良き日本の風習ですが、七夕の発祥地を知っている方は案外少ないのではないでしょうか?

また、笹を買いにホームセンターなどに行ったら販売していなかったり、売り切れてしまったという経験をした方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は七夕の由来や歴史から安価で簡単に調達でき、次の七夕にも使える100均ショップで販売されている笹や七夕飾りの種類、販売されている材料などで作れる飾りについて解説していきます!

七夕の由来

古くから日本で親しまれてきた七夕という風習、実は中国発祥の行事で元々「乞巧奠(きっこうでん)」と呼ばれていました。

乞巧奠では織姫が機織りの達人であることにあやかり、技芸の上達を願う祭りとして広く知られていました。

日本に七夕が伝わってきたのは奈良時代で、宮中や貴族の家の庭で果物など供え物をし織姫と彦星の再開に思いを馳せ、梶の葉に和歌を書いていたとされています。

また、七夕と書いて「たなばた」と読むのに疑問を抱いた事がある方も多いのではないでしょうか?

実はこの読み方は、七夕が伝来する過程で日本古来より行われていた棚機津女(たなばたつめ)という神に捧げる布を織る風習と結びついたからとされています。

 

笹が売っていない理由

笹は採取してから枯れるまでがとても速く、一日程度で葉が丸まり枯れ始めてしまいます。

切り口を水に付ければ長持ちするのでは?と疑問に思われる方もいるでしょう。

ですが、笹は水を吸い上げるのがとても弱い植物で、切り口を水につける程度ではみずみずしさを維持できず枯れてしまうのです。

そのため、ホームセンターや花屋など笹を売っていそうな店でも、足がはやい笹を当日に売り切れる程度の少量しか販売しないかそもそも入荷しないということになるのです。

 

100均で売っている七夕飾り

100均ショップで購入できる七夕飾りはさまざまな種類があり、毎年5月頃から少しずつ販売されはじめます。

一言に七夕飾りと言ってもその種類は意外に多く、それぞれの飾りには意味が込められています。

100均ショップで見つけられる七夕飾りの意味をいくつか紹介します。

  • 短冊

願いごとを書きます。
色によって意味が変わるのであわせて紹介します。

    • 青:思いやりの心
    • 赤:両親や祖先への感謝
    • 黄:人を信じ、大切に思う気持ち
    • 白:義務や規則を守る
    • 黒(紫):学業の向上

30cm前後の造花笹で、店舗によっては複数の笹を刺して大きな七夕飾りにするためのパーツも売られています。

  • 折り鶴

鶴は長寿や長命を象徴し、夫婦円満を願って使われることもあります。

  • 巾着

昔の財布である巾着を模した飾りで、金運上昇を願います。

  • 屑籠(くずかご)

物を粗末にせず整理整頓や倹約の意味があります。

  • 紙衣・神衣(かみこ)

紙で作った着物で、裁縫の上達や着るものに困らないように願います。

  • 投網

漁師が使う網を模した飾りで、大漁や豊作、網を引き寄せるように幸せをたぐり寄せることを願います。

  • 吹き流し

織姫の織り糸を象徴し、裁縫や習い事の上達を願います。

  • 輪飾り

輪それぞれを星に見立ててそれが繋がることで天の川を表現しています。
短冊の色と同じ五色を使うと魔除けの効果もあるそうです。

  • 菱飾り(ひしかざり)

輪飾りと同じくそれぞれを星に見立てて天の川を表現しています。

まとめ

今回は100均ショップで売っている七夕飾りについてまとめてきましたがいかがでしたでしょうか?

最近の100均ショップの品揃えは凄まじく、「こんなものまで売っているの!?」と驚くこともしばしばあります。

また、七夕飾りに限った話ではありませんが、こういった季節ものは売り切れやすいため早めに入手しておくのが良いでしょう。

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