夏といえば夏祭りや花火大会など浴衣を着て楽しむイベントが多くありますよね。
それに伴って浴衣を着る機会が増える方も多いのではないでしょうか。
シンプルな着付けも勿論趣があってよいのですが、せっかくなら普段とは少し違ったアレンジ着付けやヘアアレンジに挑戦してみるのはいかがでしょうか。
今回は、そんな浴衣に関する様々なアレンジコーデについてご紹介いたします。
浴衣の着付けアレンジコーデ(帯の結び方)
さて一口に浴衣のアレンジコーデと言っても、一体どこをアレンジするのが良いのか迷いますよね。
手軽に出来て、見た目を大きく変えるアレンジとしては帯の結び方を変えてみるというのが非常に効果的です。
浴衣の帯の結び方としては文庫結びなどがオーソドックスで広く知られていますが、他にも様々な結び方が存在します。
ここでは、アレンジに適した結び方をいくつかご紹介させていただきます。
帯の締め方1つで同じ浴衣を着ていても大きく印象が変わりますので、浴衣の着こなしの幅を広げることができますよ!
①ダブルリボン
1つ目の帯の結び方はダブルリボンです。
ダブルリボンは、以下の写真のようなリボン結びを2つ施した結び方になります。
本日は自我強めの浴衣でした ダブルリボンの帯結びを習得した‼️ pic.twitter.com/UfhNZNXa5m
— みお (@yummyzl) August 3, 2019
リボン結びを2つ作るというシンプルな結び方ではありますが、2つのリボンが並ぶことでノーマルなリボン結びよりもより可愛らしい印象を与えることができます。
結び方の難易度としてはそこまで高くなく、初心者の方でも気軽にチャレンジできる結び方になっていますので、ぜひ挑戦してみてください!
②しだれ桜
2つ目の帯の結び方はしだれ桜になります。
しだれ桜は角出し結びのアレンジの1つで、浴衣以外にも紬の着物や小紋にも似合うおしゃれな結び方になります。
また羽の部分の大きさを変えることで、可愛らしい印象からスマートな印象まで幅広く浴衣を楽しめることも特徴になります。
またしだれ桜は帯の巻き方によって関東風と関西風に分かれており、右から左に巻くのが関東風で、左から右に巻くのが関西風となっており、地域による違いを楽しめるのもポイントとなっています。
③たまてばこ
3つ目の結び方はたまてばこになります。
こちらも先ほど挙げたしだれ桜と同じ角出し結びのアレンジの一種となっており、たなてばこという名前がつく通り四角く膨らんだ見た目が特徴的な結び方となっております。
結び方の難易度としては少し高めにはなりますが、その分他の人とあまり被ることもないので、少し珍しいアレンジをしたい方におすすめの結び方になっています。
浴衣に合う小物アレンジ
ここからは、浴衣にプラスアイテムとしてアレンジを加えられる小物をご紹介していきます。
アイテムを1つ足すだけで大きく印象を変えることができるので、浴衣アレンジの入門としてもオススメです!
帽子
帽子は浴衣に合うおすすめのアレンジの1つになります。
帽子と浴衣と聞くとあまり想像がつかない方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの2つとても相性が良く、見た目の良さだけでなく紫外線の防止もできる機能性の良さからオススメのアレンジになっています。
帽子と言っても種類は様々なので、浴衣に合う帽子の特徴をいくつかご紹介いたします。
①レトロな雰囲気のブルトン
ブルトンは浴衣によく合う帽子になります。
コンパクトなつばの物や後ろの部分のブリムが短くなっている物、着ている浴衣の色にもよりますが、帽子の色はベージュ色を選んであげるとよりレトロ感があって良いかと思います。
②後ろ姿が可愛いベレー帽
ベレー帽も浴衣とよくマッチする帽子になります。
ベレー帽と聞くと芸術家やヨーロッパのファッションをイメージする方もいるかもしれませんが、意外なことに和服との相性も良く、上手く組み合わせることで和と洋両方を楽しむことができますよ!
普通のベレー帽でも良いのですが、特にリボンがついているベレー帽を使うと帽子自体の見た目にワンポイントを加えられる事は勿論、後ろから見たときに浴衣のリボンと結びを合わせることも出来るので、細かいところまでアレンジを楽しむことができます。
レース足袋
レース足袋は、透け感のある涼しげな総レースの足袋でこちらも浴衣と大変相性の良いアイテムになります。
浴衣を着る際に素足に下駄を履くという方も多いかもしれませんが、夏とはいえ夜になってくると素足でずっと過ごすのが少し肌寒い日もあるかと思いますので、ファッションの面だけでなく体温調節の面でもオススメのアイテムになっています。
また浴衣にレースという組み合わせは、近年流行している和と洋を組み合わせた大正ロマンファッションになりますので、流れに乗ったおしゃれを楽しむことができますね!
扇子、うちわ
扇子やうちわも浴衣に合うアレンジファッションとして取り入れることができます。
扇子とうちわはどちらも扇いで涼しさを感じるものですが、浴衣のファッションとして取り入れる際は、着用場面によって使い分けることができます。
具体的な使い分けとしては、花火大会やお祭りといったカジュアルな場面ではうちわと浴衣の組み合わせがよく映えます。
反対に絞りといったよそゆきの浴衣では、センスと浴衣の相性が良いです。
与える印象としてはうちわは可愛らしく小粋なイメージ、扇子は上品で大人っぽいイメージを作ることができます。
またうちわや扇子は浴衣のどの部分にさすかにも違いがあります。
うちわは持ち手を下にして背中側にさすのに対して、扇子は持ち手を下にして左胸前にさすのが一般的とされています。
カジュアルな場面とフォーマルな場面で使い分けながら、ファッションとしてうちわや扇子を取り入れてみてはいかがでしょうか。
浴衣に合うヘアアレンジ
続いてはヘアアレンジに関してです。
浴衣を着るうえで髪型も非常に大切なファッションの一部になっています。
ここでは浴衣に合うおすすめのヘアアレンジをいくつかご紹介させていただきます。
①お団子
お団子は浴衣によく似合うヘアアレンジの1つになります。
アップスタイルであるお団子は首やうなじをきれいに見せることができ浴衣のスタイルと相性がよいことや、髪を上げることで涼しい印象を作れるので夏の熱い季節でも涼感のあるヘアアレンジを表現できてオススメです。
②ハーフアップ
ハーフアップベースのアレンジも浴衣と相性が良いです。
今年の夏祭りはどのヘアスタイルにする?
ボブでもできるハーフアップスタイルも人気です🌟
ロングだからできるハーフアップもかわいいですよ🤍#atelierharuka #アトリエはるか #浴衣 #浴衣レンタル #浴衣着付け #浴衣ヘアhttps://t.co/TcqCWr8lHU pic.twitter.com/zSXxEANKPq— 【公式】アトリエはるか ヘアメイク専門店 (@atelier_haruka) June 22, 2023
髪の長さがセミロングやロングの場合は、三つ編みハーフアップにすることで大人っぽさと可愛さの両方を演出することができます。
ハーフアップもお団子同様で髪型の分類としてはアップスタイルになるので、顔周りや首元がスッキリして見え、涼しげなイメージの浴衣とよくマッチしますよ。
③くるりんぱ
くるりんぱは、毛束を2つに分けて結んだ後に、真ん中を分けてくるっと一回転させるだけで完成するので気軽に行えるヘアアレンジになります。
くるりんぱをした後にもう一度くるりんぱを重ねることで、アシンメトリーアレンジに持っていくこともできます。
先ほどの2つと違ってダウンスタイルになりますが、ショートやボブだけでなく長さのある髪でも対応できるので、人を選ばず簡単に髪を作ることができオススメのアレンジとなっています。
浴衣に合うインナー選びは?
これまでは浴衣を着るうえでのアレンジについてお話ししてきましたが、ここではインナー選びについて見ていきましょう。
インナーは外から見えることがないので、ファッション的には何を選んでもあまり関係がないように思われる方もいるかもしれませんが、着崩れを防いでくれる役割を持っており、きれいに浴衣を着るためにインナー選びは非常に重要です。
またインナーに吸水性が低いものを選んでしまうと浴衣に熱がこもってしまい熱中症などの健康リスク被害にも繋がるので、機能面の部分でもインナー選びは大切だと言えます。
では実際に浴衣にはどのようなインナーが合うのか見ていきましょう。
肌襦袢(はだじゅばん)
肌襦袢は、和装用の肌着のことで襟回りが大きく開いた作りになっており、衣紋を抜いた際に肌着が見える心配もありません。
ワンピースタイプのものや、着物と同様に肌襦袢と裾よけがセットになっているものなどがあり、吸水性に優れていて速乾性の高い商品も多く展開されているので、浴衣を快適に着こなすことができます。
洋服用のインナーで代用
浴衣は1年にそう頻繁に着るものでもないので、出来るだけ出費を抑えたいという方は洋服用のインナーで代用するのも1つの選択肢だと思います。
ロングスリップやワンピースタイプのキャミソール、キャミソールにシンプルなペチコートなどなら、浴衣のインナーとして代用することもできます。
ただし、和服専用のインナーである肌襦袢と比べると以下のように注意しなければならない点がいくつかあります。
①襟元がしっかりと開いてるものを選ぶ
着物特有の着付け方によって、うなじの部分から背中にかけて広く開いたインナーでなければ襟元からインナーが見えてしまうので、襟元の広さは注意しておきましょう。
②透けにくい色を選ぶ
インナーの色によっては浴衣の下から透けてしまう心配もあります。自身の肌よりも少し濃いめの色を選んであげると透けにくくなるため、ベージュやオフホワイトをはじめ、テラコッタやモカなどといった濃いめのナチュラルカラーを選ぶのもよいでしょう。
③さらっとした生地のものを選ぶ
生地に関してはさらっとした生地のものを選ぶのがおすすめです。
浴衣を着るとどうしても洋服に比べて歩きにくくなってしまうので、さらっとした生地の肌着のほうが足運びの邪魔になることなく、ストレスを感じづらいと思います。かさばってしまうことが無いように、レースなどの装飾ができるだけシンプルなものを選ぶのもポイントになっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は【浴衣の着付けアレンジコーデを紹介!おすすめのインナーは?】ということで、浴衣を着る際のアレンジやおすすめの肌着についてご紹介いたしました。
アレンジコーデでは、帯の結び方や小物、ヘアアレンジの部分に分けて、浴衣と相性の良いアレンジ方法を解説いたしました。
またおすすめのインナーでは、和服専用肌着の肌襦袢や洋服のインナーでの代用法と注意点について記載いたしましたので、ぜひ浴衣でのコーディネートやアレンジに迷った際は参考にしてみてください。
今回の記事は以上となります。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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