年末の風物詩である紅白歌合戦。
多くの方はテレビで一度は見たことがあるのではないでしょうか。
そんな国民に馴染みの深い紅白歌合戦ですが、一度は生で観覧してみたいと思いませんか?
その年に人気があった多くのアーティストの歌を、生で聴くことが出来るというのは貴重な機会になります。
今回はそんな紅白歌合戦の観覧に申し込む方法や倍率、観覧中のルールなどについてご紹介したいと思います。
紅白観覧の申し込み方法は?
紅白歌合戦の観覧の募集は毎年webでの申し込みで行われています。
NHKの公式ホームページにて、イベント観覧募集の項目があり、そこから紅白歌合戦を選ぶことで応募フォームへと進むことができます。
応募フォームでは、氏名や生年月日、住所、電話番号などの基本情報を入力したうえでの応募となります。
スマホでもPCでも申し込むことができますよ。
なお応募の前提として、NHK受信料の支払いを行っていることが条件となっているので、受信料を支払っていない家庭では応募ができないので注意が必要です。
また応募後の変更や、入場整理券の譲渡などは一切できないので、申し込みの際は慎重に進めていきましょう。
年齢制限や人数について
観覧応募の年齢制限としては、1歳以上であれば申し込みが可能となっています。
しかし、18歳未満の方が申し込みをする際は以下の3つの注意点があります。
・保護者の承諾を得る。
・申込時に「保護者の氏名、電話番号」と「保護者の承諾の有無」を必ず入力すること。
・18歳未満の人が観覧する場合は18歳以上の同伴者が必須。
これらの3点になります。
申し込みの人数としては1世帯あたり2名までとなっており、複数回の応募はできないので注意しましょう。
紅白観覧の倍率について
ここからは紅白歌合戦の観覧における倍率について見ていきましょう。
2024年度の倍率予想
紅白歌合戦の観覧には毎年多くの応募が殺到しますが、2024年度の倍率はどのくらいになるのか予想していきたいと思います。
まずは過去3年間の当選倍率を見ていきましょう。
2023年 応募総数164,229 当選件数1,259 倍率約130倍 当選率0.77%
2022年 応募総数178,989 当選件数1,275 倍率約140倍 当選率0.71%
2021年 応募総数121,425 当選件数1,242 倍率約98倍 当選率1.02%
コロナ禍の影響もあり2021年度は倍率が下がり当選率も上がっていたのですが、近年応募総数は増加している傾向にあります。
過去の水準から2024年度の倍率は130~150倍ほどになるかと思われます。
こういった応募総数の多い抽選などは、前年に倍率が減っているとどうしても翌年は上がりやすくなってしまいます。
これは去年の倍率を見て、今年は当選しやすくなっているかもと応募を決める方も多いからです。
なので恐らく去年の倍率を下回る可能性は低いのではないかと予想して、下限が130倍、上限は前年の反動を見積もって150倍ほどの間で収まるのではないかといったところになります。
ハガキ時代はもっと倍率が高かった
倍率の高さに驚いた方もいるかと思いますが、実は数年前まではもっと倍率が高かったです。
2017年度~2019年のデータは以下の通りになります。
2019年 応募総数1,230,994通 当選数1,227 倍率1003倍 当選率0.1%
2018年 応募総数1,085,171通 当選数1,331 倍率815倍 当選率0.12%
2017年 応募総数932,319通 当選数1,223 倍率762倍 当選率0.13%
となっていました。
2019年にはなんと倍率が1003倍となっており、現在とは桁が1つ異なるほどの倍率となっていました。
2018年、2017年も応募総数は100万通前後となっており、今よりもかなり熾烈な争いであったことが読み取れます。
なぜこんなにも現在と倍率が異なるのかについては、当時の応募方法が関係しています。
2020年までの応募方法は、インターネットでの応募に加えて郵便ハガキによる申し込みが可能となっていました。
紅白歌合戦は老若男女問わず人気の番組ですが、視聴者層としては50歳以上の年齢層に特に人気があることが分かっています。
2021年度よりweb応募のみに限定されたことによって、高齢者の応募が激減した事が近年の倍率が減っている理由の1つとして挙げられます。
また、郵便ハガキによる応募の際は1人で何通出しても良かったので、1世帯で複数回の応募を行っていた方が多かったという理由もあるようです。
これらのことを踏まえると、現在も130倍という高倍率ではありますが、ハガキ時代に比べるとかなり当選しやすくなっていると言えますね。
皆さんにご報告があります。
紅白歌合戦の観覧抽選当選したぞぉぉぉぉ!!!
\( ‘ω’)/ウオオオオオアアアーーーッ!!!!!! pic.twitter.com/qd1rHs1TuT— おじびーふ (@Aussie_OG_) December 8, 2019
観覧中のルールについて【注意編】
さてここからは、観覧のルールなどについて解説していきます。
まずは注意編として紅白の観覧においてマナー上もしくはルール上で守るべきことについて見ていきましょう。
途中の入退場は可能?
まずは観覧の途中での入退場が可能かどうかについてです。
紅白歌合戦では入場は終演まで可能となっています。
つまり開場や開演に間に合わなくても、入ることができます。
また観覧途中での途中退場も可能となっています。
ただし、退場した後の再入場に関しては禁止となっているので注意が必要です。
途中で退場することはできますが、一度退場してしまうと再び会場内に入ることは出来ないということになります。
うちわやペンライトの使用
うちわやペンライトについては、原則使用することが可能となっています。
ただし使用を行ううえでは、下記のような注意点を守って使用しなければなりません。
・他のお客様の迷惑にならないように使用する。
・演出上の都合で断られる場合がある。
・ネームボードや横断幕のような「大型の応援グッズ」を使用しての観覧は禁止。
また、うちわやペンライトの使用については、公演当日の開演前にも詳細がお知らせされるので、チェックするようにしましょう。
今年も日向坂の紅白出場を信じて申し込んだ結果、まさか当たってしまったのでNHKにいます。
来年は必ず返り咲くことを信じて、4期生が舞台に立つことを信じて、魂(ペンライト)を連れてきました。
とりあえず純粋に紅白を楽しみたいと思います。#NHK紅白 #紅白歌合戦#日向坂46#おひさま pic.twitter.com/ZRwwfTegVv— きんきんきんちゃん (@OhisamaSenyou) December 31, 2023
ちなみに2021年度の紅白では会場でペンライトが配布され、それを使用した観覧が可能となっていました。
飲食物の持ち込みについて
紅白歌合戦の観覧において、客席への飲食物の持ち込みは不可となっています。
一方でロビーやホール内などでは飲み物の持ち込みだけは可能となっています。
ロビーの待合室にはソファーがあるので、そこで喉を潤してから入場するのがおすすめです。
しかし、ホールやロビーでは軽食の販売はもちろん、飲料の販売も行っていないのでロビーへ飲料を持ち込む際は予め購入したものを持参しましょう。
また、紅白歌合戦は開場が午後6時、開演:午後7時~終演:午後11時45分となっており、長時間の観覧となるので食事は事前に会場の外などで済ませてから入場するようにしましょう。
観覧中のルールについて【禁止行為編】
ここでは観覧中における禁止行為について見ていきましょう。
先ほどの注意編と近いものはありますが、禁止行為編では法律上の問題などから絶対に守らなければならないルールについてご紹介いたします。
撮影や録音
紅白歌合戦の会場では撮影や録音等の行為は禁止されています。
開演前の前説でも場内での撮影や録音は禁止行為にあたるというアナウンスもされており、著作権や肖像権保護の観点からも絶対に行わないようにしましょう。
また、これは観覧が当選した際の入場整理券の注意事項にも記載がされていますが、入場時に手荷物検査がありカメラやビデオカメラ等の撮影、録音、録画機器などの持参が確認され、もし確認された場合は退出まで受付にて預かられる事になっています。
チケットの転売
近年コンサートなどのイベントのチケットが、インターネット上で転売される行為が全国的にも問題となっていますが、紅白歌合戦の観覧でも例外ではありません。
2019年にはチケット不正転売禁止法が施行され、SNSやネットでの高額転売は個人であっても罰則が定められるようになりました。
紅白運営ではチケットの売買を防止・抑制するために、2016年度より申込者の本人確認を導入しており、入場時に全ての来場者に本人確認書類の提示を求めることで対策を行っています。
また過去には紅白観覧の偽造入場券を発行した男性が逮捕されるといった事件もあり、犯罪に巻き込まれるリスクもあることから正規の抽選以外でチケットを得ることはやめましょう。
まとめ
まとめになります。
今回は【紅白の観覧に応募する方法!2024年度の倍率は?】ということで、紅白歌合戦の観覧に応募する方法や倍率、観覧におけるルールなどを解説いたしました。
応募方法は公式サイトからのweb応募のみとなっています。
2024年度の予想倍率としては、130~150倍程度に落ち着くのではないかと考えられます。
観覧におけるルールについては、飲食物などのマナー上の規則や撮影や録音、チケットの転売といった法律上の規則を守って観覧を行うようにしましょう。
今回の記事は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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