「お中元をネットで贈る」ときのおすすめ商品や気をつける点は?

お世話になっている方へ感謝の気持ちを込めて贈るお中元。百貨店やスーパーの店頭だけでなく、ネット通販を利用する方も増えています。この記事では、「どんなメリットがあるの?」「おすすめの商品は?」「ネットで送るなんて失礼?」「気をつけたいマナーや注意点は?」といった疑問にお答えします。

お中元をネットで贈る人が増加

昨年、1万人を対象にお中元を購入した場所(複数回答)を調査したところ、10年前と比較して百貨店の店頭は29%から18%、総合スーパーの店頭も20%から18%に減少していました。一方、ネット通販サイトは11%から17%、百貨店の通販も8%から13%に増加したことがわかりました。

ネット通販などを利用するメリット

お中元を店頭でなくネットで贈ることは、以下のようなメリットがあります。送り手の手間や負担を軽減するだけでなく、より先方の好みに合う商品を豊富なアイテムから選べるというメリットもあります。

・お店へ行く時間がなくても自宅で選べる

・お中元特設コーナーの混雑を回避できる

・画面を見て家族と相談しながら選べる

・予算別、カテゴリー別など選びやすい

・品数が多く、好みに合うものや特別感のあるものを選びやすい

・缶や瓶の詰め合わせなど重いものも楽に贈れる

・送付先リストなど、贈り先の一括管理ができる

・遠方の方にも簡単に贈れる。

・ポイントや割引、送料無料や早期特典が豊富

お中元をネットで贈るとき、おすすめの商品は?

郵便局のネットショップによると、「もらって嬉しい人気お中元ランキング」(2022年度実績)は、以下のような結果となりました。

1位:ジュース

2位:フルーツ

3位:洋菓子

4位:お茶

5位:海鮮(うなぎの蒲焼きなど)

お中元は上司や取引先、両親や義両親など、目上やご年配の方に贈ることが多くなります。先方の年齢や家族構成、好みや生活スタイルなどに思いをはせて、心を込めて選びたいですね。

ご家庭へ贈る場合は配偶者や子ども、祖父母など家族みんなで楽しめるものが喜ばれます。共働き家庭や年配の方には、好きな時に好きな量をいただける小分け商品もおすすめです。

晩酌を楽しむ方には好みのお酒やおつまみもいいですね。甘いものが大好きな方には焼き菓子やアイスギフト、高級和菓子なども喜ばれそうです。

近年は、身体を気遣うヘルシー系のギフトを贈りたいという声も増えています。

お中元をネットで贈るのは失礼?

お中元をネットで送ることは、マナーとして問題ないのでしょうか。

本来、お中元とは先方へ直接うかがってあいさつし、手渡しで感謝の思いを伝えるものです。大切なのはあいさつや感謝の気持ちです。

お世話になっている方を思いながら選ぶお中元は、店頭で選んでもネット上で選んでも、感謝の気持ちに変わりはありません。

お中元をネットで送るときの注意点

ネット注文でお中元を贈ることは失礼になりませんが、以下のような点に気をつけて贈りましょう。

賞味期限の長いものを選ぶ

たくさんのお中元を贈られる方の場合、贈り物が重複する可能性もあります。賞味期限が短いと先方に負担を与えてしまいます。

価格の分かるものが同梱されないか確認

ギフト商品以外を注文する場合は、価格の分かる購入明細書などが同梱されないか、ショップに確認しましょう。

宛名や住所を確認

ネット注文は、ちょっとした操作間違いが起こるリスクが高くなります。「先方の名前や住所に変換間違いがないか」「一度の注文で複数の宛先に贈る場合、贈り先と品物を取り違えていないか」注文内容確認画面で確認しましょう。ショップによっては、注文受付完了メールやマイページで注文内容を確認できるものもあります。

生ものは先方が受け取れる日時を確認

フルーツなど生ものを贈る場合は、先方が必ず受け取れる日時を確認して指定しましょう。旅行のため受け取れずに再配達で受け取ったら傷んでいた、などということがないようにしたいものです。

お中元が届く前に手紙も送る

お中元を直接お渡しできず配送する際は、手紙を送ると感謝の気持ちがより伝わりやすくなります。手紙は、品物より少し前に届くように投函します。

NTT西日本が男女400人に行った調査では、「お中元・お歳暮をメッセージ付きでもらったら嬉しいですか」という質問に、63%が「嬉しい」、18%が「とても嬉しい」と回答していました。

まとめ

お中元をネットで贈ることは、百貨店などの店頭まで行く必要がなく、さまざまな品物を一覧で見られるなど、多くのメリットがあります。宛先やお届け日など事前に確認すべき点に気をつけて、心を込めて贈りたいですね。

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