大晦日の補導を詳しく解説!中学生や未成年の深夜の外出は要注意!

今年もあっという間に年末ですね。

学生のみなさんや未成年の方は、大晦日をどう過ごそうかお友達と話しているのはないでしょうか。

大晦日から深夜にかけて、友達同士で初詣に行く!なんて話もよく聞きます♪

せっかくの大晦日なので楽しんでもらいたい気持ちは山々ですが、注意してほしいのが大晦日の補導です!

そこで今回は、大晦日の補導について詳しく解説していきます。

ぜひ、ご覧ください。

 

大晦日の補導は多い?

多くの自治体では青少年保護育成条例により、午後11時から翌朝4時までの間、18歳未満の青少年の外出を制限しています。この時間帯に外出していると、警察に補導される可能性があります。

 

初詣などの伝統的な行事に参加する場合は、補導の対象外となることが多いようです。

しかし、初詣の帰りにカラオケやファミレスに立ち寄る、騒いで周囲に迷惑をかけるなどの行為は、補導の対象となる可能性があります。

ただ、保護者同伴であっても、特別な事情がない限り深夜の外出は控えるよう求められている自治体もあります。例えば、神奈川県では青少年保護育成条例により、保護者同伴でも深夜の外出が制限されています。

 

少年補導職員はどこにいるの?
警察本部(少年サポートセンター)や警察署(一部の署を除く)の生活安全課少年係にいます。

具体的には、対象の少年に対して注意・助言・警告する、保護者や学校に連絡する、身柄を保護するといった活動全般です。

大きく分けて街頭補導と継続補導の2種類がありますが、一般に補導というと街頭補導を指します。

 

街頭補導(がいとうほどう)

警察や地域の青少年育成団体などが、公共の場(街頭、公園、繁華街など)で活動している青少年に対し、問題行動や危険行為を防止するために声をかけ、指導や注意を行う活動のことです。特に未成年者が深夜や特定の場所で不適切な行動を取る場合に実施されます。

主な目的

・青少年の保護と育成
・問題行動や犯罪に巻き込まれないようにするため、早期に介入して指導を行います。

・非行防止
喫煙、飲酒、万引き、暴力などの非行を防ぎます

・青少年の安全確保
危険な場所や行動から未成年者を守り、適切な行動を促します

主な対象

・未成年者(18歳未満)
・深夜徘徊、飲酒、喫煙、不審な集団行動などの行為をしている場合

実施方法

・声かけ
警察官や補導員が「なぜここにいるのか」「どこに向かう予定なのか」などを確認します。

・指導
必要に応じてその場で指導を行い、自宅に帰るよう促します。

・保護
保護者に連絡し、迎えに来てもらう場合もあります。

・地域との連携
学校や保護者とも協力し、問題の再発防止を図ります。

・注意すべき点
初詣や祭りなどの伝統的な行事への参加は、社会通念上許容される場合もありますが、行事後の長時間の徘徊や騒ぎは補導の対象となる可能性があります。

 

継続補導(けいぞくほどう)

警察や青少年育成機関が、すでに問題行動や非行が見られた青少年に対して、一定期間継続して指導やサポートを行う活動のことを指します。通常の「街頭補導」が一時的な対応であるのに対し、継続補導は長期的な視点で青少年の更生や支援を目的としています。

主な目的

・非行の再発防止
補導された青少年が再び問題行動を起こさないようにするため。

・生活習慣や態度の改善
青少年が適切な生活態度や習慣を身につけるよう支援します。

・社会復帰の支援
問題行動の背景を理解し、学校生活や家庭環境の改善をサポートします。

主な対象

・過去に補導を受けたことがある青少年
・問題行動が繰り返し見られる場合
・学校や地域から非行傾向が報告された場合

具体的な内容

・個別面談
・本人と継続的に面談し、生活状況や気持ちを確認します。

・家庭訪問
家庭環境や保護者の協力状況を確認し、必要に応じてアドバイスを行います。

・学校との連携
学校や教師と情報を共有し、生活態度や学業成績の向上を目指します。

・地域活動への参加促進
ボランティア活動や部活動などの社会参加を通じて、規律や協調性を育みます。

・福祉機関や専門機関との連携
必要に応じて、福祉機関、カウンセラー、医療機関などと連携して支援を行います。

特徴

青少年本人だけでなく、家庭や学校など周囲の環境にも働きかけることが重要です。
短期的な解決を目指すのではなく、長期的な視点で非行の根本原因を解消することを目指します。
青少年に自らの問題に気づかせ、自立を促すことを重視します。

注意点

指導が過度に厳しくなったり、プライバシーを侵害することがないよう、慎重に対応する必要があります。
青少年本人や保護者が協力的でない場合、効果的な支援が難しくなることがあります。

 

中学生の深夜の補導について

【第16条】深夜外出の制限等 1 保護者は青少年を深夜(午後11時から翌日の午前4時までの時間)に外出させないように 努めなければならない。
補導されるとどうなる?

中学生が補導されると、氏名や学校名、外出理由などの聞き取りが行われ、保護者への連絡が行われます

ただし、塾の帰りなど正当な理由がある場合には、声かけだけで保護者への連絡が行われない場合もあります。 保護者への連絡が取れない場合には、学校へ連絡が行われる可能性もあります。

 

大晦日の未成年の補導について

【第16条】深夜外出の制限等 1 保護者は青少年を深夜(午後11時から翌日の午前4時までの時間)に外出させないように 努めなければならない。

また、カラオケを利用する場合は、カラオケ防犯協会の自主規制に準じ、18歳以上であっても高校生の場合は22時以降はご利用いただけません。

 

どういう所で補導されることが多いの?

実はもっとも多いのが路上や公園です。 人目につきやすい場所で堂々と煙草を吸うなど、少年達は悪いという認識のないまま公然と問題行動を起こしている場合が多いのです。

補導対象の具体例は飲酒や喫煙,薬物乱用,粗暴行為,金品持ち出し,暴走行為,家出…等,計17個発表されています。

 

まとめ

さて、大晦日の補導を詳しく解説!中学生や未成年の深夜の外出は要注意!はいかがだったでしょうか。

大晦日を楽しみたい気持ちはとてもよくわかりますが、中学生のみなさんや未成年の方はこれから大切な進路を決めていく時期でもあります。

深夜に遊ぶのはもう少し先、大人になってからでも遅くないですね♪

初詣は補導の対象外になりますが、そのあとにファミレスなどに寄ったら対象になります。

安全に大晦日の夜を楽しんでくださいね♪

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