『地縛少年花子くん』に登場する七峰桜(ななみねさくら)は、常に冷静でミステリアスな美少女です。
この記事では、現時点でわかっていることの少ない七峰桜についての情報をまとめ、その正体を考察します。
この記事を読むとわかること
- 七峰桜は100年以上囚われた怪異
- カミサマ説や先代花子さん説の根拠
- つかさとの契約
学園に100年以上囚われた怪異
表向きは3年生の生徒だが・・
七峰桜は、かもめ学園の高等部3年生として登場しますが、実は100年以上前から学園に存在する怪異であることが明らかになっています。
100年以上閉じ込められていた
七峰桜は長い年月を学園内で過ごし、外に出ることができないようです。
その原因はまだ明かされていませんが、彼女自身が「外の世界に出たい」という願いを持ち続けていることから、意志に反して囚われていることがわかります。
このことが彼女のすべての行動の動機に深く結びついており、物語の中核を担う要素のひとつと思われます。
桜の正体は「カミサマ」?
名前に隠された意味と予知能力
七峰桜という名前には、神秘的な意味が隠されていると考えられます。
「七峰」は山の頂を連想させ、「桜」は古くから神の宿る木とされてきました。
そのため、彼女は七不思議の頂点に立つ「カミサマ」という可能性があるのです。
さらに彼女は、未来を予知したり、心を読んだりする能力があります。
その力の異質さから、一般の怪異ではなく特別な地位にある存在であると考えられます。
七不思議を任命する力
七峰桜は、死神である「六番」を任命したことが作中で明かされています。
通常、七不思議は特別な力を持つ者か、七不思議自身でなければ任命できません。
それを可能にしているということは、桜が異例の存在である証とも言えるでしょう。
彼女の特殊な力と立場は、一般の怪異では説明がつかない部分が多く、やはり神格があるのでは・・・と考えられます。
桜の正体は「先代の花子さん」?
名字に「七」がつくから七番
七峰桜には、「先代の花子さんだったのではないか」という説もあります。
彼女の名字にある「七」という数字は、かつて七番の「花子さん」だった名残かもしれません。
掟を破り地獄に落ちた「もと花子さん」か
作中では、初代と二代目の花子さんたちは、任務を果たせず地獄に落ちたとされています。
もし桜がその一人であれば、彼女がつかさと契約した理由にも納得がいきます。
契約によって現世に戻り、かつての失敗を清算しようとしているのかもしれません。
つかさと契約した動機
「学園の外に出たい」
七峰桜はつかさと契約を結んでいます。その目的は「学園の外に出たい」という願いを叶えるためです。
つかさの持つ能力であれば、封じられた怪異でも何らかの方法で外に出るチャンスが生まれると考えたのでしょう。
桜が「カミサマ」であれば、そのような願いは自分で叶えることができるはず。カミサマ説に疑問が生じます。
本当は協力したくない
桜の言動からは、完全につかさの思想に同調していない様子が見受けられます。
ときに迷い、距離を感じさせる描写もあり、やむを得ず手を組んでいるのではという印象もあります。
この葛藤こそが、七峰桜というキャラクターをより深く魅力的にしているポイントです。
七不思議の依代を壊す理由
依代を壊すと何が起きる?
桜は、七不思議を支える存在である「依代」を破壊しようとしています。
依代が失われると七不思議自体が消滅する可能性があるため、学園全体のバランスに大きな影響を及ぼします。
それを代償にしてでも、桜は外の世界に出ることを望んでいるのです。
花子くんと桜の目的が一致
興味深いのは、花子くんも依代を壊そうとしている点です。
花子くんの目的は「ヤシロを助けること」ですが、目指す方向が桜と重なっていることになります。
このことが今後どのような展開をもたらすのでしょうか。
この記事のまとめ
- 七峰桜は100年以上学園に囚われた怪異
- 桜の正体は、カミサマや先代花子であるという説が有力
- つかさとの契約は、学園の外に出るための手段
- 七不思議の依代を壊そうとしている
- 花子くんと目的が一致している可能性がある
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