花見の場所取りで前泊して早めに確保すると迷惑防止条例違反や不法占有にあたる可能性があるのを知っていますか?
春の一大イベントといえば、やはり花見ですよね?
でも、毎年のように花見の季節に問題になっているのは「場所取り」のマナー違反です。
良い場所を確保するために、花見の開催場所の近くに前泊をして、常識外な時間に「場所取り」をしたり、中にはシートを敷いて何日も占有するという人もいるそうです。
あなたが知っていても、知らなくても、常識外な場所取りは「迷惑防止条例」にあたる可能性があるので注意する必要があるということを今回の記事のテーマにさせて頂きます。
花見の場所取りの為に前泊して早めに確保するのは条例違反?:過去に場所取りで逮捕された事例も
お花見の場所取りは、地域によって厳密にルールが決められていることが多いです。
ルールを守らないと罰則を受けることもあります。
例えば、場所取りを代行の業者に依頼したり、自分がお金を貰って引き受けると「迷惑防止条例違反」になります。
迷惑防止条例違反になると、罰金や罰則を課せられます。
そして、お花見の場所取りで、罰則を何度も受けて、再三の警告を受けても従わなかった人が、逮捕された人もいます。
しっかりと違法性があると認識しておきましょう。
図書館側で場所取り禁止の看板横に場所取りしているダメな連中がいてがっかり。犬の散歩してるお兄さんが意図的にブルーシートの上を歩いていたけど・・まあ良いか。 #五稜郭 #花見 pic.twitter.com/SUF6stqNYr
— s.ogawa (@dounan_TW) April 27, 2019
花見の場所取りの為に前泊して早めに確保するのは条例違反?:場所取りで違法になる行為は何?
お花見の開催場所は、公共施設や公園で行うことが一般的です。
そして、公共施設ということは国の所有物ですよね?
このような場所で、ルールを破るのは良くないという認識は誰でもあると思います。
とは言っても、花見の前に場所取りをするのは、もちろん決められているルールを守れば大丈夫ですが、ルールが決まってない場所でも、常識の範囲であれば問題にならないという「暗黙のルール」があるのも実情です。
どのようなことをするとダメなのか?どういう法律で違反になるのか?なども詳しくご紹介させて頂きます。
悪質な場所取り
過去に、お花見をする予定の一週間ほど前から、何枚も大きなブルシートを敷いてガムテープで固定していた、とある企業が、テレビのニュースで批判されたり、SNSでも炎上して話題になりました。
お花見の何日も前から早めに場所を確保することや、使う予定の無い範囲まで大幅に場所をとる行為は不法占有という法律違反になります。
カラースプレーを使って場所取りをする
カラースプレーで線を引いたり、企業名や個人名を書くのは器物破損になります。
時間が経てば自然に消える物でも、許容されません。
許可されていない場所での場所取り
お花見の開催場所は、花見をして良い場所が事前に決まっています。
なので、許可されていない場所で場所取りをしてしまうと、こちらも不法占有になります。
不法占有は、許可されていない場所を占領することなので、賠償金を取られることがあります。
芝公園の桜はまだ2分咲き?くらいで全然。公園自体も人がいない。。
毎年この時期は企業のお花見で一面ブルーシートに覆われてるので寂しい雰囲気…
後半2枚は数年前私が場所取りした時のお花見の様子。これが本来の芝公園の姿…🍺 pic.twitter.com/jZha6JqwQJ
— みーた (@chaaaaaas) March 23, 2020
花見の場所取りの為に前泊して早めに確保するのは条例違反?:もし明らかに悪質な場所取りを目撃して個人が勝手にブルーシートを撤去しても良いの?
先ほどの例のような、ブルーシートを何枚も敷いているような、明らかな悪質な場所取りを目撃しても、個人の判断でブルシートを撤去することは許されません。
相手に逆上されてトラブルに繋がったり、不法行為として相手に訴えられる可能性もあります。
不法行為は、故意に相手の権利を侵害することです。
悪質な場所取りと感じたら、先ずは管理している場所に電話をして相談してみましょう。
うわー、こりゃ酷いや!桜よりブルーシートが咲いているっ!!!雨でも花見客がいたくらいだから、今日は隅田川すごそうだー。 pic.twitter.com/MuGwrvAL6J
— 8746 (@life8746) April 2, 2017
花見の場所取りの為に前泊して早めに確保するのは条例違反?:場所取りで注意したいこと
開催場所の場所取りのルールをしっかり確認する
当たり前ですが、常識外な範囲でブルーシートを敷いて場所を確保したり、花見をする何日間も前に場所取りをするのは絶対にやめましょう!
でも、開催場所の近くのホテルに前泊をして、当日の朝の早い時間に、場所を確保行う人も多いと思いますが、場所取りの時間が決まっている場合や、敷いても良いシートの大きさも決まっていることが多いです。
トラブルを避けるためにも、開催場所のルールをしっかり確認して従いましょう。
絶対に桜の木を傷つけたり、折ったりしない
桜の木に集合のマークとして色付きの紐を引っかけたりする人もいますが、悪気が無くても「枝が折れてしまう」可能性があります。
桜は所有者は、実は全部決まっているので、桜の木を折ったり傷つけると、他の人の所有している物を傷をつける行為なので、器物破損にあたるのは当然で、公共の場所の桜の木や花を傷づけるのは、迷惑防止条例で罰則にもあたり、10万円以下の罰金を支払うことになります。
日本の桜の木の「ソメイヨシノ」はとても繊細なので、枝が折れたり、傷がつくと弱ってしまって、綺麗な状態の維持が難しくなります。
いつまでも、お花見という文化を続けたいなら、桜の木を傷つける可能性がある行為は絶対に避けましょう。
お花見の場所取りする企業はせめて、せめてブルーシートはやめてほしい、、風情もなんもないわ、、😅😅 pic.twitter.com/Ij026CKoSA
— Simeji Mushroom (@mxaxaxm) April 12, 2016
花見の場所取りを前泊して確保するのは条例違反?:まとめ
今回は、花見の場所取りで前泊して早めに確保すると迷惑防止条例違反や不法占有にあたる可能性があるかもしれない?という記事を書かせて頂きました。
厳密にルールが決まっている場合は従うのは当然ですが、決まってないことでも常識的に大丈夫かな?と考えることも大切だと思います。
お花見の最中に、大きな声で騒いだり、お酒を飲みすぎて他人に迷惑をかける行為も避けましょう。
お互いに、常識やマナーを守る意識をもって、お花見という日本の素敵な文化を繋げて行きましょう。
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