初心者におすすめ!関東で人気のハイキングコース3選!

10月に入って夏の暑さが和らいでくると、秋の行楽シーズンが訪れますね。

山林の多い日本には、都心からでも日帰りで美しい自然の景色を見に行けるハイキングスポットが沢山あります。

体力にはあまり自信がないけれど、山や自然の景色を楽しみたいという方は、ぜひ低山ハイキングに出かけてみてはいかがでしょうか?

今回は、関東で人気のある初心者におすすめのハイキングコースをご紹介したいと思います。

ぜひ参考にしてみて下さいね!

初心者におすすめの関東ハイキングスポット:高尾山

八王子市にある高尾山は、都心から簡単にアクセスできて観光も楽しむことができる、東京都内で最も人気のあるハイキングスポットです。

山頂まで舗装されたコース『1号路』があり、小さい子どもや体力に自信がない方でも登れる高尾山は、一年を通して観光客や登山客で賑わっています。

さらに、麓から山腹(1号路の途中)まではケーブルカーやリフトが続いており、体への負荷を軽減しながら山歩きを楽しむことができるでしょう。

見どころ・おすすめの歩き方

ハイキングシューズを持っているなら、自然豊かな『6号路』を使って麓から頂上まで登り(約80分)、帰りは1号路を下りながら観光スポットを見て回るのがおすすめです。

6号路は舗装されていませんが、平均的な体力と登山靴があれば比較的楽に登れる緩やかな坂道になっているので、ハイキング初心者にはうってつけのコースです。

周辺には背の高い樹木が生い茂っており、道沿いに川が流れているため、夏場はひんやりとした空気の中、涼しげな川のせせらぎを聞きながら歩くことができます。

山頂付近に到着したら、ぜひ絶景を楽しみながら高尾山名物の『とろろ蕎麦』を食べていきましょう。

さらに、春は桜、夏はビアガーデン、秋は紅葉を楽しむこともでき、冬の晴れた日には富士山を拝むことができるかもしれません。

1号路を下山する際は、1200年以上の歴史があり、天狗像やパワースポットで有名な『高尾山薬王院』、一夜にして根がタコのようにねじれたという伝承のある『たこ杉』、約70頭の可愛らしいニホンザルが迎えてくれる『さる園』などに寄りながら、焼きたての天狗グルメや団子で空腹を満たしつつ、ケーブルカー駅まで下りてきましょう。

帰る前に、高尾山口駅のそばにある温泉に寄り、疲れた体を癒していくのもおすすめです。

都心からのアクセス

<京王線>

・新宿駅から京王高尾線・特急または準特急で高尾山口駅まで約46分

<JR>

・新宿駅からJR中央線・特別快速で高尾山駅まで約44分、京王高尾線に乗り換えて高山口駅まで約3分

<ケーブルカー>

・清滝駅から高尾山駅まで約6分
・始発:8:00、終発:17:15~18:00(通常時)

初心者におすすめの関東ハイキングスポット:御岳山

東京都青梅市には、古くから霊峰として崇められてきた御岳(みたけ)山があります。

御岳山は、初心者でもケーブルカーやリフトを利用しながら登ることができ、神秘的な雰囲気の神社や、苔むす岩と清流で有名なロックガーデンなど、数々の名所を楽しめる観光スポットです。

また、都心からでも電車とバスですぐ行ける場所にあるので、運動不足解消や気分転換にもうってつけのハイキングスポットと言えるでしょう。

見どころ・おすすめの歩き方

ケーブルカーの御岳山駅を降りて『御岳平』の景色を楽しんだら、すぐ近くにあるレンゲショウマや、山頂付近の商店街近くにある樹齢1000年の『神代ケヤキ』を見ていきましょう。

それから、『御岳ビジターセンター』に寄り、紙地図をもらってから山頂を目指します。

しばらく舗装された道を進んでいくと、約30分程度で山頂の『武蔵御嶽(むさしみたけ)神社』に到着します。

パワースポットにもなっている神社を一通り見学し、山頂からの景色を満喫したら、山歩きしながら名所巡りをします。

山頂から比較的近い『七代(ななよ)の滝』『天狗岩』『ロックガーデン』『綾広の滝』『お浜の桂』『天狗の腰掛け杉』を順番に回るのがおすすめです。

渓流にあるロックガーデンや滝の自然は非常に美しく、またとても涼しいので、暑い夏の時期に涼を求めて多くの観光客が訪れます。

一通り見終わったら、山頂に戻る道の途中に分岐があるので、『長尾平展望台』に寄って休憩をとりましょう。

絶景が見える展望台のベンチで摂る食事は格別です。

また、山頂周辺は市街地になっており、お食事処もたくさんあるので、そちらで名物の蕎麦などを食べるのも良いでしょう。

帰りは登ってきた道を折り返して御岳山駅に戻っても良いですが、余力があれば『日の出山往復コース』を通り、御岳山の隣にある日の出山と、その先にある温泉を目指してみましょう。

日の出山は御岳山よりも標高が低いため、上り坂は少なく、1時間ほどで山頂に到着します。

日の出山山頂の景色を楽しんだら、案内板の表示に従って『つるつる温泉』を目指して下山しましょう(約90分)。

下山途中にもいくつか良い景色が見れるポイントがあり楽しめます。

車道(都道184号)とぶつかったら、北に向かって少し坂を登るとつるつる温泉に到着します。

中で食事もできますので、心身ともにリフレッシュした状態で帰ることができるでしょう。

営業の有無は事前に公式サイトでチェックしておいて下さいね。

帰りはすぐ近くのバス停から、JR武蔵五日市駅行きのバスが出ています。

都心からのアクセス

<JR>

・新宿駅からJR中央線・青梅特快で御嶽駅まで約90分、西東京バスに乗り換えてケーブル下バス停まで約10分

<ケーブルカー>

・滝本駅から御岳山駅まで約6分
・始発:7:30、終発:18:30

初心者におすすめの関東ハイキングスポット:三頭山

三頭(みとう)山は、東京と山梨の県境にある、西峰・中央峰・東峰の3つの頂からなる、奥多摩三山の最高峰を誇る山です。

この三頭山の中腹にある『檜原(ひのはら)都民の森』というハイキング施設には、初心者~中級者向けのバラエティに富んだ6種類のコースが整備されています。

豊かなブナ林の景色を満喫しながら、子どもからお年寄りまで山歩きを楽しむことができます。

見どころ・おすすめの歩き方

バス停から都民の森に入ってすぐのトンネルを抜けると『森林館』が見えてきます。

森林館にはトイレや休憩室のほか、レストランも併設されていますので、最初に立ち寄って準備すると良いでしょう。

初心者が楽しめるコースの定番は『ブナの路コース』です。

都民の森を出発し、『鞘口峠』、『見晴し小屋』、『三頭山東峰』、『三頭山中央峰』、『三頭山西峰』、『ムシカリ峠』、『三頭大滝』、『けやきの路』を周回して戻ってくる最短コースで、所要時間は約4時間です。

晴れた日に登ると、三頭山の山頂からは美しい富士山や東京都最高峰の雲取山が一望できるでしょう。

下山途中には、落差約35mの『三頭大滝』も見ることができます。

また、三頭山の周辺には奥多摩など、ハイキングや登山の名所が沢山あり、都民の森のコースとつながっている道もあります。

体力に自信がついてきたら、ぜひ日を改めて他のコースも巡ってみましょう。

都民の森から車・バスで約6分の所には『数馬の湯』というアルカリ性温泉があり、露天風呂やジャグジー、サウナなどの入浴施設を楽しむことができます。

ここには、ご当地の野菜や手作りジャムなどのお土産も売られていますので、帰り際にぜひ寄ってみて下さいね。

都心からのアクセス

<JR>

・新宿駅からJR五日市線で武蔵五日市駅まで約100分、西東京バス「数馬・都民の森行き」に乗り換えて数馬バス停で降車、無料連絡バスに乗り換えて都民の森バス停まで約75分

<帰り・温泉>

・都民の森バス停から無料連絡バス「数馬行き」で温泉センターバス停まで約11分、降車して徒歩で数馬の湯まで約7分

初心者におすすめの関東ハイキングスポット:ハイキングでの注意点

これまでハイキングや登山をしたことがない方は、どんなことに気を付けたら良いのか、また何を用意すれば良いかなど、疑問点が沢山あることと思います。

ここでは、ハイキングの準備や当日に注意したいポイントを中心に解説していきますね。

無理なく歩けるコースを選ぶ

全くの初心者であれば、自分がどれだけの距離を歩けるかの目安がない方も多いと思います。

そこで、最初は日帰りで行ける場所を選び、往復3~4時間以内で、しっかりと整備された道のあるハイキングコースを選んでみましょう。

人気のあるコースは人の行き来が多いので、道が整備されていることが多いですし、休憩所などの設備も比較的整っていて安心です。

天気や気温を意識する

ハイキングや山登りで忘れてはならないのが当日の天気です。

基本的に晴れの日以外は、ハイキングには適していないと考えておいた方が良いでしょう。

雨天は歩くこと自体が危険になりますし、曇天でも綺麗な景色が見えないことが多く、「せっかく歩いたのに…」と残念な気持ちになってしまいやすいです。

また、標高が高い地域だと天候が変わりやすく、雲が多い天気だと雨に降られるリスクも高くなります。

なるべく目的地の天気のコンディションが良い日を狙うようにしたいですね。

ハイキングコースは標高が高い場所にあることが多く、普段生活している所に比べて気温が低くなることにも注意が必要です。

いざという時のための雨対策や防寒対策はしっかり行いましょう。

時間を意識する

当たり前のことですが、ハイキングコースや登山道は日が落ちると真っ暗になってしまいますので、それまでに確実に下山できるスケジュールを組むことが非常に大切になります。

日帰りで登山やハイキングに行く時は、なるべく朝早くに出発することを心がけると良いでしょう。

登山コース自体の所要時間だけでなく、自宅から登山口までの移動時間や休憩時間、交通機関の乗り継ぎにかかる時間なども考え、事前にしっかりとシミュレーションを行っておいて下さいね。

休憩時間に多少の余裕を持たせておくと、当日の調整がしやすくなりますよ。

また、速い交通機関が利用できるのであれば、多少お金をかけてでも、移動時間を短縮できる方を選ぶのが正しい選択と言えます。

初心者におすすめの関東ハイキングスポット:まとめ

いかがだったでしょうか。

関東周辺でハイキングをするなら、初心者の方でも短時間で登ることができ、美しい景色だけでなく観光も楽しめる低山ハイキングがおすすめです。

都心部からのアクセスも良い場所が多いので、休日の1DAYハイクで気分をリフレッシュするのも良いですね。

ハイキングをする際は、靴・リュック・帽子などの装備品や、緊急時の対処法など、事前にしっかり準備を整えておきましょう。

当日は気象情報を細かくチェックし、暑さ・寒さ対策、水分補給なども欠かさず行って下さいね。

今回は、関東で人気のある初心者におすすめのハイキングコースをご紹介させていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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