春のハイキングにあると便利な持ち物25選!

寒さが和らぐと新緑が色づく季節になり、野山の動植物が活発に活動を始めます。

この時期は、自然と触れあうためのハイキングを計画する方もおられるでしょう。

楽しいハイキングにするためには、しっかりと事前の準備を行うことが大切です。

今回は、春のハイキングを快適にする便利なグッズをご紹介いたします。

ぜひ参考にしてみて下さいね!

春のハイキングに便利な持ち物:装備・必需品

自然環境の中で過ごすためには、普段とは異なる条件を想定した装備を整えていくことが大切です。

ここでは、ハイキングで役に立つ装備や必需品についてご紹介していきますね。

ハイキングシューズ

ハイキングコースは舗装された道ばかりとは限らず、木の根がむき出しの凸凹になっていたり、岩が湿っていて滑りやすい箇所があったりするため、普通のスニーカーでは疲労が溜まりやすかったり、事故や怪我のリスクが高くなってしまいます。

ハイキングシューズはスニーカーと違って、グリップ力・防水性・クッション性・耐久性などに優れており、滑りにくく安全で、長時間の歩行でも疲れにくくなっています。

足首までサポートがついたハイカットタイプのハイキングシューズであれば、坂道が続いても疲れにくく、捻挫を効果的に防げるメリットなどがありますが、重量が重くなる傾向があり、平坦な道だと逆に疲れやすい欠点もあります。

ローカットタイプはその逆で、平坦な道を長時間歩くのに適していますが、山道では歩行が安定しづらかったり、靴の中に小石が入りやすいデメリットなどがあります。

また、双方の良い点を取り入れたミドルカットタイプのハイキングシューズもありますので、ハイキング初心者や迷った場合は、ミドルカットタイプを選んでおくと良いでしょう。

化繊のウェア

ハイキングや登山の服装で大切なのは、いかに乾いた状態を維持するかということです。

発汗や突然の雨などで衣服が濡れたままの状態になると、外気によって体温が急激に奪われることになり、低体温症の危険が高まります。

これを防ぐためには、素材に乾きにくい綿ではなく、ポリエステルなどの化学繊維を使ったウェアを選んだ上で、

・ベースレイヤー(肌着):吸汗性・速乾性・伸縮性があるウェア
・ミドルレイヤー(中間着):シャツ・パーカー・薄手のフリース・ダウンなど
・アウター:雨風を防ぐレインウェアやウィンドシェル

の3つをレイヤリング(重ね着)するのが効果的と言われています。

雨具としても優れているレインウェアは、上下に分かれているタイプのもので、透湿性があってムレを防げるアウトドア用のものがおすすめです。

帽子

帽子を被ると、頭を紫外線や怪我から守ることができ、また熱中症予防にもなります。

つばが広いハットタイプの方が、首筋を直射日光から守る効果が期待できますが、キャップタイプでも日焼け対策になります。

また、撥水加工がされた帽子であれば、小雨から頭を守ることもできるのでおすすめです。

サングラス

標高が1000m高くなると、紫外線の強さは約10%増加すると言われています。

紫外線は白内障の原因にもなりますので、標高が高い場所に行く時や長時間外で活動する際は、紫外線カット効果のあるサングラスも準備していきましょう。

日焼け止め

皮膚がんの原因にもなる紫外線から肌を守るために、長時間日光を浴びる前には、必ず日焼け止めを塗っておきましょう。

汗で日焼け止めが落ちてしまわないように、ウォータープルーフ仕様のものがおすすめです。

また、日焼け止めを過信せずに、肌はなるべく露出させない服装を心がけることも大切です。

虫除けスプレー

動植物の多い自然の中では、虫刺されに遭うこともあるので、虫除けスプレーも必要でしょう。

一般的な虫除けスプレーの効果は3~6時間で、汗によって流れてしまうこともあるため、小さいサイズのスプレーを携帯しておくと安心です。

リュックサック

ハイキング用のカバンは、背負った時に両手が使えるリュックサックが基本です。

容量が大きく、軽くて疲れにくいアウトドア向けのものを選びましょう。

日帰りのハイキングであれば、20L前後の容量のものが一般的です。

急な雨にも対応できるように、防水機能のあるリュックを選ぶか、ザックカバーを用意しておくと安心です。

荷物は軽いものを下に、重いものを上に収納すると負荷が軽くなりますよ。

また、バッグが肩から垂れ下がらないようにショルダーベルトの調節も行いましょう。

折りたたみ座布団・レジャーシート

砂や濡れた地面などに座って休憩を取りたい時に、折りたたみ座布団やレジャーシートがあれば非常に役立ちます。

折りたたみ座布団は地面からの冷えが伝わりにくいのも利点です。

また、レジャーシートは防寒具としても使えるので、緊急時などに便利です。

ゴミ袋

ハイキングで出たゴミは放置すると野生動物にも影響が出てしまうため、必ず持ち帰りましょう。

大きさの異なる、何種類かのゴミ袋を持っておくと便利です。

ウェットティッシュ

野外で食事をとる際に、手を洗える場所がないことも多いですので、ウェットティッシュは必ず携帯するようにしましょう。

他にも、怪我をしてしまった時に傷口を清潔にする用途などにも使えます。

ティッシュ・トイレットペーパー

山などでは特に、トイレはあっても紙がないケースが多く、ティッシュやトイレットペーパーは必需品です。

日帰りであれば、芯を抜いて平たく潰したトイレットペーパーを1つ持っておくと良いでしょう。

タオル

水滴や汚れを拭き取ったり、汗をかいた時にも便利なタオル。

帽子の下に挟んだり、首に掛ければ日焼けや熱中症対策にもなります。

アウトドア用品店などには『パックタオル』と呼ばれる、速乾性に優れたタオルが売られており、温泉などでも重宝するでしょう。

健康保険証

外出先では不慮の事故など、どんな事が起きるか分かりません。

もし病院を利用することになれば健康保険証が必要になりますので、財布と一緒に必ず携帯するようにしましょう。

春のハイキングに便利な持ち物:あると役立つ便利グッズ

サコッシュ

サコッシュは、体の前にかける小さめのカバンです。

財布や地図、ペットボトルなど、頻繁に使うものをここに入れておくことで、ストレスなくハイキングを楽しめるでしょう。

ペットボトルホルダー・クリップ

リュックサックにペットボトルを入れる余裕がない時は、ショルダーベルトなどから吊り下げられるペットボトルホルダーが便利です。

また、パンツのベルトなどに固定できるペットボトルクリップもおすすめ。

広口ボトル

長時間歩くハイキングでは発汗によって多くの水分が体内から失われます。

途中で飲み物を買える場所があれば良いですが、そうでない場合は容量が多め(lL程度)のボトル容器に飲料水を準備していくと安心です。

ステンレスボトル

保温力の高いステンレスボトルがあれば、外出先でお湯を沸かさずとも温かいインスタントラーメンやスープが作れます。

山専用に設計されたステンレスボトルなどもありますので、人気のあるメーカーの中から軽くて使いやすいものを選ぶと良いでしょう。

地図・コンパス

ハイキングコースによっては携帯電話の電波が届かず、地図アプリなどのサービスが使えないこともあります。

電子機器が使えない時のために、紙の地図とコンパスだけでも現在位置を把握できるようにしておきましょう。

行動食

行動食とは、歩きながら栄養補給ができる、バー、ゼリー、飴、キャラメル、グミ、ミックスナッツ、菓子パン、おにぎりなどの携帯食を指します。

これらを準備しておくことで、エネルギー消費で不足しがちな糖分などを素早く補給することができます。

もしもの時の食料としても有用なので、準備しておくと良いでしょう。

モバイルバッテリー

写真を撮ったり地図を見たりと、ハイキングではスマートフォンを使う機会が多くなります。

電池残量が少なくなっても慌てないように、小さくて軽量なモバイルバッテリーを準備していきましょう。

懐中電灯・ヘッドライト

樹木の多いハイキングコースでは、日没とともに辺りが急激に暗くなります。

足元や周囲が見えないと怪我や遭難のリスクが高くなりますので、照明器具も一つは持っておくようにしましょう。

懐中電灯でも良いですが、両手が自由に使えるヘッドライトの方が利便性は高いでしょう。

救急セット

転倒して擦りむく、トゲが刺さる、虫に刺されるなど、簡単な怪我なら、救急セットがあれば対処できることが多いです。

消毒液、絆創膏、トゲ抜き、ハサミ、ホイッスルなど、様々な状況に対処できるコンパクトな救急セットを一つ準備しておくと安心です。

軍手

軍手を装着していれば、トゲの多い箇所に触れたり、転んで地面に手をついた際などの怪我を防ぐことができます。

また、動植物を手に取って観察したい時にも便利でしょう。

ただし、軍手の素材は綿なので、水に濡れると乾きにくい点には注意が必要です。

防寒具として軍手を使うことはおすすめできません。

フリント式ライター

ガスバーナーがうまく点かない時などに、ライターが1本あると重宝します。

電子式ライターは、標高が高い地域で使えなくなることがありますので、フリント(火打石)式のライターがおすすめです。

十徳ナイフ

開かない袋の口や絡まった糸などを切りたい時に、ナイフが役に立つことがあります。

十徳ナイフには、LEDライトがついていたり、ピンセットやルーペがついていたりと様々な機能がありますので、ハイキングに適したものを持っておくと、いざという時に便利でしょう。

春のハイキングに便利な持ち物:まとめ

いかがだったでしょうか。

ハイキングで役立つグッズの中には、ついつい持っていくのを忘れてしまい、外出先で困るものもあったりします。

ぜひ出発前にしっかりチェックして、安全なハイキングを楽しんで下さいね。

今回は、春のハイキングを快適にする便利なグッズをご紹介させていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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