2025年の節分はいつ?節分の日が前後する理由も解説!

豆をまいたり恵方巻きを食べて、無病息災や商売繁盛を願う「節分の日」。

節分と言えば2月3日と思いがちですが、2025年の節分の日は2月2日です。

実は、2021年の節分も2月2日でしたし、2029年の節分も2月2日です。

どうしてこんなことが起きるのか不思議ですよね。

今回は、節分の日がずれる理由について解説していきます。

参考になれば幸いです!

2025年の節分はいつ?:節分と立春の関係

節分は言葉からも分かる通り、「季節の分かれ目」という意味合いを持ちます。

つまり、本来の節分は1年に4回あるのですが、春と冬の分かれ目だけは昔から特に重要視されてきたため、節分の日として広く認知されるようになったのです。

そして、節分の翌日には必ず「季節の始まりの日」があり、それぞれ

・立春(りっしゅん)
・立夏(りっか)
・立秋(りっしゅう)
・立冬(りっとう)

と呼ばれています。

節分の日が2月2日にずれたということは、立春の日が2月3日にずれたということです。

季節の節目は他にも、よく知られるもので春分や秋分、夏至や冬至など24個あり、これらは『二十四節気(にじゅうしせっき)』と呼ばれ、同じように日付が前後することがあります。

ちなみに、立春は冬至と春分のちょうど中間にあたります。

2025年の節分はいつ?:日付が変わる理由

2021年にも節分が2月2日になったと前述しましたが、これは1897年(明治30年)以来124年ぶりのことでした。

また、1984年は2月4日が節分の日でした。

このようなことが起こるのには、地球の公転周期と暦とのわずかなずれの蓄積が関係しています。

地球の正確な公転周期は365.2422日で、小数点以下の時間(0.2422日 = 5時間48分46秒)のずれを暦上で修正するために「閏(うるう)年」があることはご存知の方も多いでしょう。

しかし、閏年によっても修正しきれない誤差があり、これが二十四節気を判定するための太陽の角度(黄経と言います)に影響します。

例えば、立春になるのは黄経が315度になった瞬間ですが、2021年に黄経が315度となったのは2月3日23時58分でした。

そのため、2月4日ではなく2月3日が立春ということになり、その前日の2月2日が節分の日とされたのです。

このような理由から、節分の日は2月2日~2月4日の間を行ったり来たりしています。

2021年以降はしばらく、閏年の翌年の節分が2月2日になります。

2025年の節分はいつ?:日付が変わる影響

節分の日が変わることによる影響はそれほど大きくないでしょう。

節分のイベントを予定している方が、開催日を意識するくらいでしょうか。

スーパーなどで恵方巻きなどを購入する方は、お店に行く日付を間違えないようにして下さいね。

ちなみに、2025年の吉方は「西南西」です。

2025年の節分はいつ?:まとめ

いかがでしたでしょうか。

節分は冬の寒さが峠を越す日でもあります。

春が始まる日が1日早まったと考えれば、少し得をした気分になれるかもしれませんね。

今回は、節分の日がずれる理由について解説させていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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