餅つきの由来ってなぁに?簡単にみんなに分かりやすく解説!

日本ではお正月になると、【餅つき】をしますよね!

そして、そのお餅をみんなでついたり、食べたり、楽しい行事という印象ではないでしょうか。

しかし、その餅つきって、どうして行われるようになったのか、理由を知っていますか?

幼稚園や保育園、子供会などでも「餅つき大会」が各地で行われることも多いですよね。

あなたはもし、子どもから「どうしてお餅つきをするの?」と質問されたらどう答えますか?

きっと返答に困るのではないでしょうか?

でも安心してください!ほとんどの人が、れっきとした理由は知らなかったりしますから(笑)

この記事では、「なぜ日本で餅つきをするようになったのか」を、みなさんに理解してもらえるように簡単に説明したいと思います。

餅つきの由来ってなぁに?


なぜ、年末になると、餅つきをするのでしょうか?

それは、お正月に向けて、鏡餅とお雑煮やおしるこに入れて食べる餅をつくるためなのです。

また、お正月とはそもそも、【年神様】という神様を迎え入れるという行事であり、その年神様を迎え入れるところが【鏡餅】なのです!また、神様へのお供物でもあるとのこと。

そして、神様を迎え入れるための食べ物が【おせち料理】ということです。

つまり、簡単に説明すると、年末に餅つきをする理由は、「年神様を迎え入れる鏡餅(家)をつくるため」なのです。

また、その鏡餅を【鏡開き】して、神様から分けていただいたお餅をたべることで、「神様からパワーをもらえる」という風に考えられてきたとのことです。

餅つきに杵と臼を使うのはなぜ?

お正月に食べるお餅は、なぜ、臼と杵でつくのか知っていますか?こちらも簡単に説明しましょう!

臼と杵を使うためには、数人で協力しながらお餅をつかないといけませんよね?

臼と杵を使う理由は「お正月の前に「ヨイショ!ヨイショ!」とみんなで力を合わせて一生懸命にペッタン!ペッタン!とお餅をつく姿を見て、神様(年神様)がよろこんでくれるから」なのだそうですよ。

お正月にお迎えする神様(年神様)のために、臼と杵で餅つきをしていたのですね!

餅つきっていつするの?

12月も年末に近づいてくるころ、各地で餅つきが行われますよね。

では、正式には何日にやるのが正しいのでしょうか?

答えは、「特に決まった日にちはない」ということです。

しかし、29日に限っては、「9」が「苦」と捉えられて縁起が悪く、29日は「苦持ち」とされるため、避ける習わしがあります。

そのため、一般的には28日か30日に行われることが多いようですね!

また、昔はお正月のほかにも、【一族繁栄】や【子孫繁栄】を願う意味が由来にある餅つきは、結婚式や家の新築祝いの時にも、行われていたということです。

餅つきでつくる鏡餅の由来


【鏡餅】という名前は一体、どこからきたのでしょうか?

その呼び名は、文字通り「鏡」に由来しているということ。

昔、神器のひとつとされていた鏡は、まるい形をしていたのだそうですよ。

また、鏡が太陽の光を反射して輝くことから、【太陽の神様】(天照大神)だと見立てられていたのだとか。

そして、鏡には神様が宿ると考えられているため、伊勢神宮など日本の多くの神社では、御神体として鏡を祀られています。

また、鏡餅の原料となるお米には、その一粒一粒に神様が宿っていると信じられてきたのだそうです。

そのため、「お茶碗に残っている米粒は、一粒残さず食べなさい」と言われてきたといいます。

鏡餅は、神様が宿るとされるお米を固めて作ったものですから、お米よりもさらに神様の力が強い、「神聖な食べ物」だとされてきたということなのです。

とても簡単にまとめると、【鏡餅は神様が宿っている特別なお餅】だということですね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

餅つきの由来を簡単に説明すると、「神様を迎えるための鏡餅をつくるため」または「お正月に迎え入れる神様へのお供物をつくるため」といったところでしょうか?

どちらにしても、昔からとても縁起のよい食べ物であることが分かりましたね!

餅つきの由来を知った後には、お餅を神聖なものとして食べることができるのではないでしょうか?

 

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