夏バテの症状で眠いときの対策と予防って?

みなさんは日中に眠たくなったらどうしますか?

コーヒーを飲んだり、少し動き回ったりして眠気を覚ます方も多いかと思います。

しかし、その眠いのは ”夏バテ” からきているかも知れません。

日中に眠いというのは夏バテの症状の一つです。

夏バテは、暑さによって体内の水分や塩分が失われ、疲れやだるさ、食欲不振、頭痛、めまい、吐き気など様々な症状が現れます。

人間は食べ物が無くても水があれば4週間以上生きることが出来ますが、水が無ければ数日で生命維持が難しくなります。

眠気を感じる場合は水分が足りない可能性があるので、こまめな水分補給を忘れずに行うことが大切です。

また、運動や規則正しい生活を送り、質の高い睡眠を得るようにすることも重要です。

今回は夏バテの症状で眠いときの対策についてご紹介していきたいと思います。

夏バテの症状で眠いときの対策と予防って?:身体水分量とは

人間の体は成人男性で約60%、成人女性で55%を水分で占めていると言われています。

主に臓器、組織の水分含有量は80%もあり、かなり多いですね。

このように人間の体はほとんどが水分で出来ていますが、発汗や下痢で体の水分の多くが失われてしまうと、体温調節機能が低下し、夏バテ症状が現れます。

夏バテ予防にこまめな水分補給が欠かせないのは当然ですが、ただ水分を摂取してもそのまま内臓の中に貯めておくことはできません。

そこで筋肉が注目されます。

筋肉は水分が一番多く含まれており、水分を貯蔵するタンクの役割を果たしております。

つまり、筋肉量が多い人ほど多くの水分を体に貯めておくことが出来ることから、夏バテによる脱水症状になりにくいとも言えます。

以上から、普段から筋肉をつくる材料となるタンパク質をしっかりと摂取し、適度な運動をすることで、筋肉量が増えて身体水分量もアップして夏バテを予防することができます。

夏バテの症状で眠いときの対策と予防って?:夏バテ対策の運動

運動の意義

タンパク質を摂取しても運動をしないと筋肉はなかなか作られません。

自分は体力がないと感じている人こそ、夏バテ予防として軽い運動を生活の中に取り入れることをオススメします。

軽い運動を習慣にすることで夏バテに負けない体力や筋肉をつけておくことができます。

毎日の運動習慣はエネルギーを消費することで食欲が増進するため、タンパク質摂取量も増え体力アップにもつながり、軽い疲労感により睡眠も取りやすくなるメリットもあります。

オススメの運動

まずは、筋肉量と体力を上げる目的でスクワットがオススメです。

回数は個人差がありますので無理しない程度で週3回のペースから始めてみましょう。

足を肩幅より少し広めに開き、つま先を外に45度広げ、太ももが地面に平行になるまで腰を落とす「ワイドスクワット」は、筋肉作りと体幹を鍛える運動としては効果が高いです。

また、手軽に安全に行える運動の一つにウォーキングなどの有酸素運動があります。

こちらは筋肉を鍛えると言うよりも、有酸素運動により体力を鍛える効果が高いです。

無理に早足をする必要はなく、人と会話ができて軽く汗が出る程度のスピードでも大丈夫です。

普段の生活で無理なく運動を続けてみることで、少しずつ筋肉と体力が増えていくと嬉しいですね。

夏バテの症状で眠いときの対策と予防って?:ベストな睡眠

夏バテに効果のある睡眠方法については、エアコンを使って室温を28℃以下に保つことが大切です。

睡眠中の体温調節は体の自律性の調節が主体となります。

しかし過度の暑さの環境になると、この調整だけでは体温維持が不十分となります。

部屋の温度を快適にすることで睡眠環境を整えましょう。

また、就寝前にぬるめのお風呂に入ることで体温を下げることも効果的です。

38℃前後のぬるめのお湯は副交感神経を優位にする働きがあります。

その結果、体はリラックスモードとなり、スムーズな入眠につながりやすくなります。

さらに、お部屋の湿度にも注目してみましょう。

エアコンを除湿モードにすると湿気の不快感は減りますが、空気の乾燥により鼻などの粘膜が乾燥して安眠を妨げる原因にもなります。

お部屋の湿度は50~60%に保つことを心がけてみてください。

夏バテの症状で眠いときの対策と予防って?:まとめ

夏バテ対策は水分摂取から始まり、不足しやすいタンパク質などの栄養素の摂取、運動、睡眠など、普段の生活でも大切なことばかりでしたね。

また、ここでは取り上げませんでしたが、夏でも冷え性の方には足つぼマッサージなども効果的です。

ただ、どんなことでもやり過ぎは体に良くありません。

ご自身の体の調子を見ながら、夏バテ対策に取り組んで楽しい夏を迎えましょう。

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