夏バテで水を飲み過ぎたらどうなる?

夏でも体が冷える、疲れやすい人はいませんか?

夏はこまめに水分を補給しましょうと言われております。

夏バテで水を飲み過ぎたり、冷房の効いた部屋で必要以上に水分を摂取すると、体内の塩分濃度が薄まり水毒になる可能性があります。

夏だからといって必要以上に水分を取り過ぎる人は要注意です。

水毒になると、代謝や血行が悪くなり体温が下がります。

理想的な平熱は36.5~37℃ですが、水毒になっている人は平熱が35℃台という人が少なくありません。

体温が1℃下がれば、免疫力は約30%もダウンしてしまいます。

今回はそんな怖い水毒の話をまじえながら、夏バテで水を飲み過ぎたらどうなる?をご紹介していきたいと思います。

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夏バテで水を飲み過ぎたらどうなる?:水毒について

水毒とは

水毒とは中国医学・漢方医学などにおいて、体液の偏在が起こった状態、つまり、体内を循環している水がうまく流れずに止まっている、もしくは、ある場所に留まってしまっている状態(水の滞り、水気、宿水)を言います。

簡単に言うと、体に存在する余分な水分すべてを指します。

水毒はエネルギーや血行の巡りが悪くなったことを引き金に、リンパ液や汗、体液が体中の留まってはいけない場所に溜まってしまい、結果様々な病気や不調を引き起こします。

例えば、朝起きて顔のむくみがあったり、動くとお腹が水でチャポチャポと音が鳴る場合は水毒の可能性があります。

また、頭が重い、疲れやすい、手足の冷え、息切れ、立ち眩み、めまい、耳鳴り、おりもの、目やになども水毒が影響していると言われる症状です。

対策

身体の代謝の改善を目指すことで水毒から抜け出しましょう。

水は一気に大量に飲まずに、こまめにとります。

しっかりと入浴をとり、適度な運動も必要です。

運動は体内の余分な水分を排出するために20分程度のウォーキングで汗をかきましょう。

入浴もゆっくりと半身浴するだけでも汗はかけます。

入浴も運動も長時間せずに適度に休憩を取り入れて行いましょう。

また食事も重要です。

東洋医学では季節野菜を摂取することを良しとしています。

きゅうり、スイカなどの夏野菜には体内の水分調節を助けるカリウムが豊富に含まれているので、その利尿作用により体内の余分な水分を排出してくれます。

夏バテで水を飲み過ぎたらどうなる?:スポーツドリンクについて

水を飲み過ぎたら体に良くないことは分かったけど、だったらスポーツドリンクだったらどうなの?

答えから言うと水の代わりにスポーツドリンクを飲むのはあまりお勧めすることは出来ません。

普段の生活でスポーツドリンクを多量に摂取すると塩分や糖分の取りすぎになります。

特にスポーツドリンクに含まれる糖分により、ペットボトル症候群などの糖尿病にかかる恐れもあります。

やはり、スポーツドリンクは運動による発汗や疲労回復に使うことが良さそうですね。

夏バテで水を飲み過ぎたらどうなる?:塩分補給について

夏は汗をたくさんかくので、少し塩辛いものが美味しく感じる人も多いと思います。

昨今では熱中症対策として塩分摂取を目的とした清涼飲料水や塩飴などの商品がコンビニ・ドラッグストアーで販売されています。

ところがこういった塩分補給の取りすぎに危惧する見方もあります。

夏は汗をかくので水分補給は必要ですが、汗に含まれる塩分は多くはないので、少々の汗であれば塩分補給の必要性はそこまでないという考えです。

熱中症対策として積極的に塩分補給をすることで、血圧が上がってしまう人も多いようです。

夏バテで水を飲み過ぎたらどうなる?:まとめ

なんでも「取り過ぎ」はよくないですね。

夏に水分をとることは大切ですし、スポーツドリンクや塩分補給も状況に合わせて摂取することが大切なのは言うまでもありません。

夏バテで大切なことは、きちんとした食事をとり、適度な運動と入浴、水分を一気に取らずこまめにとり、空調の効いた部屋で体調を整えることが一番ですね。

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